リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

年を取るほどに運動の効果は抜群

2018年05月10日 | 日々の風の吹くまま
5月9日(水曜日)。曇りときどき晴れ。ゆうべは予報通りに暗くなった頃に雨が降り出して、
何となく荒れていたけど、今朝は爽やかな雨上がり。今日と明日はこんな天気で、週末はま
た夏の陽気になるらしい。ちょっとだけ早起きして、カレシは9時過ぎにジムの様子を偵察に
1階へ。ほどなくして戻って来たので混んでたのかと思ったら、「今1人出て行くところだった
から、すぐに来い」。オッケー。

心臓手術からの回復期だった頃は異変が起きたときのために付き添っていたのが、いつの
間にか「一緒に運動」になっているから笑っちゃうね。もう1人で大丈夫なはずなんだけど、
「誰もいないジムで機械を使って運動するのは危ないんだよ」。何でも大学時代にキャンパ
スのジムでベンチプレスをしていて、バーベルの一端をラックにかけ損ねたことがあって、そ
のときはたまたま傍にいた人がとっさにバーベルを受けてくれたおかげで打撲傷程度で大
怪我をせずに済んだとか。それで「安全そうなトレッドミルでも、突然止まった弾みで転んだ
り頭を打ったりしたら大事になるから、傍にいてほしい」というのがカレシの理由。(ほんとは
ひとりだと退屈するからじゃないのかなあ。)

急いで古いショーツに履き替えて、カレシと一緒にジムへ。誰もいないジムはひっそり。エク
ササイズバイクが2台並んでいて、カレシがリカンベントに乗ったので、ワタシはとなりの普
通のバイク。並んでペダルを漕ぎながら、しばしのおしゃべり。ワタシにとっては「そば杖エク
ササイズ」だけど、こういう「夫婦の時間」も悪くないね。カレシがトレッドミルに移ったら、ワタ
シはリカンベント。抵抗レベルをうんと高くして、重いペダルをぐいぐい。月水金のジムと火
木土のウォーキングで、足も体もぐんと軽くなったし、太ももの内側がタッチしなくなったし、
背筋もしゃっきりしたし、その上ストレス解消にもなって、いったい一石何鳥かな。

「ここにはシニアもたくさん住んでるのに、ジムでは誰にも会わないのはどうしてかなあ」とカ
レシ。どんな時間に来ても、私たちの年代の人に会うことはほとんどないね。ジムは若い人
のものだと思い込んでいるのかな。「もう年だからって運動しなくなるのか、運動しないから
早く老けるのか、そこが問題だな」って、うん、どっちなんだろうねえ。無理のない範囲で運
動していれば転倒や骨粗鬆症や認知症の予防になるし、何よりも若々しく見えるのにね。

コレステロールの薬が小さくなった!

2018年05月09日 | 日々の風の吹くまま
5月8日(火曜日)。晴れ。夜から雨にある予報だけど、本気なのかな。今日はまずカレシの
薬を取りにスーパーの薬局へ。配送を待っている薬が2点あって、午後2時まで全部揃うと
言うので、じゃ、午後にまとめて取りに来るね。でも、来たついでに店の中をぶらついて、あ
ら、スーパーにはめったに出ないギンダラの燻製。先月のワインディナーでリゾットに仕立
てて出て来たのがすごくおいしかったので、自分で作ってみたいと思っていたところ。冷凍
のを2パック買って、魚の売り場を見たら、おお、アヒマグロもある。すぐ近くのBuy-Low
Foodsとは同じ系列でも前から品揃えが違ってたけど。高級化を計ってるのかな、ここ。

帰ったら、カレシが英語教室から戻って来る前に残っているごぼうを処理しようと、鍋一杯に
しらたき入りのきんぴら、小鍋一杯に煮しめ。ごぼう大好きのワタシ、冷蔵庫に入れておい
ておやつ代わりにぽちぽちと食べるための作り置き。ランチの後は薬を取りに行くついでに
ウォーキング。最後は6番アベニューのモールまで行くので、7番ストリートを下ってカナー
ヴォンストリート、右折して8番ストリートに出てモールまで一直線。この8番ストリートは駅
の出口のあるカナーヴォンからロイヤルアベニューまでの短い区間が5パーセントくらいあ
りそうな急な坂で、上り詰めたところでロイヤルを渡る歩行者信号が赤になると(幹線道路
で赤の時間が長いので)うれしくなってしまう。

気温が20度以上あるので、モールに着いた頃には2人とも汗だく。いつもの5種類で90日
分が1万2千円。州のPharmacare(医薬品補助制度)では低価格のジェネリック品があれ
ばそっちを優先する決まりになっていて、高血圧や高脂血症は患者が多いから安いジェネ
リック品が何種類もある。そういえば、ファイザーがテレビでバイアグラのコマーシャルを流
していて、薬局のカウンターで並んでいたおじさんが「本物のバイアグラじゃなきゃね」と騒
いでいたけど、特許が切れて安いジェネリック品が続々と出たもので、かって一世を風靡し
た「本物」も高くて売れなくなったんだろうな。

用量が半分になった高脂血症の薬(アトルバスタチン)は錠剤の大きさも半分。これまでの
は飲むときによく喉につかえないもんだと思うくらいの大きさだったのが、半分の40mgに
なったらわりと普通の錠剤と言う感じになって、家に帰って見比べたカレシは「エライ違いだ」
とびっくりするやら、喜ぶやら。
   

英語がダメで母語もダメって

2018年05月08日 | 日々の風の吹くまま
5月7日(月曜日)。曇りのち晴れ。4月の請求処理も済んで、居心地が良くなった「普通の
日常」に復帰。まずは運動のウォームアップを兼ねて、カレシとスーパーの薬局へ。処方箋
を見ながら記録をチェックした薬剤師さんが「薬の量が減りましたね」。血圧の薬が1回1錠
半ずつから1錠ずつ、1回のコレステロール薬が80mgから40mg。どっちも家庭医のスラ
ニナ先生が肝臓に悪いから早めに減らそうねと言っていた薬で、まじめに運動をして来た
成果というところ。でも、3か月分だと全部で540錠になるので、「今日の4時以降か明日取
りに来てください」。

ジムでひと汗かいた後はのんびり。小町横町でも散策しようと更新リストを見ていたら、『伯
母の日本語』というトピックがあって、23歳で結婚して渡米した64歳の伯母の日本語がす
らすら出て来ないのが「不思議」。日本の生まれ育ちだから日本語が伯母の母語のはずな
のに、21年に数回しか日本に帰国しなかった伯母の日本語が危うくなっているのは「なぜ
でしょうか」。伯母さんはアメリカ暮らし40年と読めるから、「21年」は投稿主の年齢かな。

大学生の年だろうけど、日本語を母語とする日本人なら外国で何年暮らしても「日本語ペラ
ペラの日本人であるはず」と思い込んでいるようで、想像力ってものが全然なさそう。予想し
た通り、外国生活が長いと「日本語がすんなり出て来なくなる」と言うコメントが大半だった
けど、中に日本語がすぐに出て来なくなることはある(自分はそうならないように気をつけて
いる
)と言いながら「こちらにも日本語が拙い人はいっぱいいます。でも彼らは英語も下手く
そなんですよね。アメリカ人配偶者とどうやって会話してるのか、っていうレベルの下手さで
」という、すごい上から目線のコメント。

この人は続けて「日本語が流暢な人は英語も流暢で、社会的地位の高い職業や高学歴の
人に多い」。へえ。こっちには日本語は流暢なままで英語はいつまでもへたくそな高学歴の
人はたくさんいるけど、英語がへたなままで日本語も拙くなった人っているのかな。英語は
へたでも日本語は日本から持って来たままで話してるようだけどね。「私、日本人ですから」
と肘を張っている人に多いように見えるから、コメントの主もほんとはそうなのかもね。だっ
て、いくら日本語が母語でも、異国で異言語での生活に長年専念していたら、日本語はどう
しても二の次になるんじゃない?

衣替え/塩なし食品

2018年05月07日 | 日々の風の吹くまま
5月6日(日曜日)。晴れ。あっついなあ。お昼には22度って、夏の陽気じゃないの。仕事が
終わってせいせいした今日は、まず大きな植木鉢を移動させるためのムーバーの組み立て。
付いて来た部品は2種類のねじ合計3個、割りピン2本、小さい六角レンチだけで、説明書
は1枚の紙。カレシが説明を読んで「わからんなあ」と言っている間に、横目で図をながめな
がらちゃかちゃかと組み立てて、はいっ。最大で重さ75キロまでの鉢を動かせるので便利
そう。
     

ひと仕事したら、今度は「衣替え」。冬に着ている七分袖のTシャツを袖の短い夏のTシャツ
と入れ替えるだけなんだけど、いつもLLビーンのカタログから数枚まとめて買っているので、
引き出しひとつがいっぱい。ジッパーを開けなくても脱げてしまうジーンズやスカートも(太っ
たときのために)冬物と一緒に衣装ケースに保存。なんせ女性らしいふっくらしたヒップがな
いもので、ちょっとローウェストだとボタンもジッパーもそのままで着脱できて便利ではある
けど、ずり落ちるので履き心地が悪いったらない。(一番下の肋骨が骨盤のすぐ上にあるせ
いでウェストも女性らしくくびれてないから、納まりのいいスカートも少ないし・・・。)

衣替えが終わった後は遊びモード。ランチは玄米のビーフンを麺にしたフォー。最近キャン
ベルから薄めずにそのまま使うフォーのブロスのパックが出ていて、わりと低塩だし、鍋に
入れて薄いビーフステーキを削ぎ切りにしたのを加えるだけでスープができるから便利。他
にビーフ、チキン、野菜のも出ていて、「No salt added(塩無添加)」や減塩のバージョンが
ある。そういえば、最近はこの「塩無添加」の加工食品(と「砂糖無添加」のジュース類)が増
えている感じ。塩分(その他のナトリウム類)の摂り過ぎが高血圧の大きな要因だと騒がれ
るようになったので、塩無添加や減塩の食品が出回るようになったのかな。高血圧症と診
断される基準血圧を収縮期圧140から120に下げようとか言う話があるけど、それだとほ
とんどの成人が高血圧症になっちゃいそう。

まあ、食塩の添加量を減らして、食べる人が自分で塩を入れるのはいいことだと思うね。カ
レシも薄味に慣れたようで、大好きな漬物類もさっと塩を洗い落として食べているし、寝しな
のココアも砂糖を入れずに作れば自分で無精製糖を入れて飲むし、ある意味で自分で健康
管理をしているってことでもあるしね、うん。

風薫る5月の五月晴れ

2018年05月06日 | 日々の風の吹くまま
5月5日(土曜日)。晴れ。これ以上晴れられないくらいの晴れ。あ、五月晴れって言うんだ
ね。風薫る5月ね。窓を開ければ、あら、どこからかおいしそうな匂い。下の道路のベトナム
料理屋かな。週末はあちこちからバーベキューの匂いが漂って来て、バルコニーに立って
いるだけでおなかが空いてしまう。いろんな人たちが住んでいるもので、どこかのお国料理
のエキゾチックなスパイスの香りがしたり、どんなでっかいのを焼いているんだろうと思うよ
うな胡椒の効いたスモーキーなステーキの匂いだったり・・・。

仕事に託けてまた1週間掃除をサボったので、今日はていねいにダスターで埃を払って、
箒で念入りに掃いて、掃除機をかけて、モップかけ。窓を開ける季節になってので、まじめ
に掃除をしないとね。今日は半袖のTシャツなのに、気温が上がるとおでこに汗がじっとり。
ごみやリサイクル品を処理して、カレシが掃除で動いたついでだと言うのでそのままウォー
キング。景色を変えて、5番アヴェニューから(坂がきつい)4番ストリートをカナーヴォンスト
リートまで下って6番ストリートを上がって来る経路。だいたい45分くらい。ロイヤルから下
の部分は急傾斜になるけど、おしゃべりしながら上がって来て息切れしなくなったのは、運
動の効果が絶大ってことかな。

がっちり大きな仕事をした後は、いつもだとなかなかすんなりと遊びモードに入れないんだ
けど、よっぽど飽きあきしていたと見えて今回はあっさり切り替え。脚本の(もう何回目か知
らないけど)最後の最後の見直しをして、PDFで保存。これでPlaywright Centreに送る
準備は完了。さて、どんな反応が返って来るかな。もしも手応えが良かったら、次は興味を
持ってくれる劇団を探すわけだけど、「こんなの箸にも棒にもかからない」とか「使いものに
ならないので出直して来なさい」とか言われるかな。まあ、、『ハリーポッター』の作者もいく
つもの出版社にリジェクトされたそうだし、「ダメ出しレター」は駆け出し作家には付き物。ワ
タシはまだ孵卵器の卵の中でもぞもぞ蠢いているヒヨコなんだし・・・。

カレシはスカイプレッスンの合間を縫ってのガーデニング。鉢や如雨露を持ってバルコニー
とデッキの間を行ったり来たり。これからは少し早めに寝て7時くらいに起きたいねと、何か
野心的なことを言ってるけど、新しい処方箋で血圧を下げるβブロッカーの用量を減らして
もらったから、早起き、いいね。

春ボケだぁ~

2018年05月05日 | 日々の風の吹くまま
5月4日(金曜日)。曇りのち晴れ。もう週末。テレビのニュースを見ながら朝ご飯を食べて
いたら、ニューウェストでブルネットアヴェニュー沿いの線路を黒熊がうろついていて、朝の
ラッシュの最中に幹線道路が交通止めになって大渋滞しているというニュース。もっと東の
ブレイド駅の方かと思ったら、ひとつ手前のサッパートン駅の近くで、ロイヤルコロンビアン
病院とは目と鼻の先。いや、びっくり。だって、線路の向こうは工業地域だけど、駅がある側
は住宅や新しい高層マンションが立ち並んでいるんだもん。警察官が10人がかりで追い回
して、麻酔銃でしとめてずっと郊外の森に放したそうだけど、ニューウェストには山なんかな
いのにどうやってここまで来たんだろうな。冬眠から覚めたばかりで寝ぼけてたとか?

今日はねじり鉢巻で大仕事の仕上げ。作業用ファイルに翻訳しておいたので、納品ファイ
ルのしかるべき場所に訳文を次々とコピペするだけ。初めからこうすれば円滑に行ったの
に。コーディネーター君はまだ若い。最後に11個の納品ファイルと作業ファイルをひとまと
めに圧縮したら145MB。ああ、やれやれと、晩ご飯の買い物。今日は鶏の胸肉にしようと、
胸肉2枚入りのパックは2枚とも大きめなので、小さめのが1枚入っているバックを2個。食
べ頃の大きさだし、安くついて一石二鳥。他にいるものをあれこれ買ってレジに行ったら、何
かせかせかしたおばちゃんが来てレジかごを台にどんっ。

それをぐいっと押しのけてワタシの買い物を並べたんだけど、おばちゃんはデバイダーをワ
タシのものにぴったり押し付けて、さらに自分の買い物をデバイダーにぴったりくっつけてど
さどさ。レジのお兄ちゃんがおばちゃんのものをワタシのと間違えそうになったら「それ私の
よっ」。品物をあまりぴったりくっつけて並べたから、お兄ちゃんはデバイダーが見えなかっ
たの。何なの、このおばちゃん・・・。

帰って来て買った物をトートバッグから出していたら、あれぇ、買った覚えのない紅鮭の半身
の大きなパック。あはは、きっとおばちゃんちの晩ご飯だよ、これ。お兄ちゃん、やっぱり取
り違えちゃったんだ。レシートを見たらワタシが買ったことになっているので、道路向かいで
も返しに行くのはめんどうだし、使いかけのレモンがあるから、鶏肉は明日にして、今日の
晩ご飯は紅鮭で決まり。おばちゃんちのは何だったのかな。おばちゃん、ごちそうさまぁ。

付け焼刃で勉強して来た

2018年05月04日 | 日々の風の吹くまま
5月3日(木曜日)。晴れ。付け焼刃で舞台制作の勉強をさせてもらう日。カレシを英語教室
に送り出して、帰りの時間がわからないのでカレシのランチを小さいスロークッカーにセット
したら出かける準備完了。おとといから1月に巻き爪を化膿させて難儀した右足の親指がま
たまた巻き爪になって化膿して来たので、靴を履いて行くのはちょっと辛い。少し良くなって
来ているから、軽く包帯を巻いて医療テープで止めてサンダル履き。右足は外反母趾とか
捻挫で曲がった指とかいろいろあるので親指が巻き爪になりやすいのが悩み。

ちょっとだけ早めに行って、Developmentのイベント担当のミスティに来訪を知らせてもらっ
て、2階のオフィスでみんなに挨拶。ミーティングはArts Clubの創設者イヴォンヌ・ファーキ
ンスの肖像写真が飾られている部屋で、ワタシは長い会議テーブルの一番端っこに陣取っ
て、今日はa fly on the wall(壁に止まったハエ)、つまりは誰にも気づかれないでこっそり
盗み聞き。ま、ビルが紹介してくれたので本来なら部外者のワタシがいる理由がわかった
から「こっそり」じゃないけど、黙って座っていて、黙って聞いていて、勝手にお勉強。

出演者が演奏しながら演じるミュージカルだから、大きな楽器をどうするかとか、ドラムスは
どこの置くのかいいかとか、演出家のビルと、音楽監督のスティーブ、振り付け師のスコット、
サウンドデザイナーのエースが舞台のセットの図面やスコアや台本を見ながら、図面に鉛
筆でメモを書き込んでは消しゴムで消してまた書き込みながら、議論が延々と続く。ワタシ
は耳をかっぽじって聞きながら、セットの図面を盗み見しながら、頭の中でステージのイメー
ジを作っていたけど、いやはや芝居を制作するってのはのっけからタイヘンな作業なんだと
初めて知ったしだい。出演者の数が多いミュージカルは複雑も複雑。1時間半のミーティン
グで脚本を書くときに大いに役立つことを頭にぎっしり詰め込めてうれしい。

腹ぺこ熊状態で帰って来て、カレシに興奮冷めやらぬ報告をしながらカップラーメンで腹ご
しらえをして、カレシとウォーキング。6番ストリートを下ってロイヤルアヴェニューを渡ると急
に転げ落ちそうな傾斜。今日は距離を延ばして少し先のアグネスストリートまで下ったところ
で回れ右。ロイヤルまでは4、5パーセントはありそうなきっつい上り坂になるけど、2人とも
おしゃべりしながら息切れせずに歩き通せたのは付け焼刃じゃないよね。

いつまで経っても青春でいたいね

2018年05月03日 | 日々の風の吹くまま
5月2日(水曜日)。晴れ。月の第1水曜日の今日はマンション内の交流会の「コーヒークラ
ブ」。ワタシが幹事なので、9時半には1階のパーティルームに下りて行って、パーティ用の
コーヒー沸かしに25杯分をセット。ドリスが下りて来るまで、管理人のシェリーとおしゃべり。
今月の末で辞めるんだそうで、残念だなあと思うけど、管理会社でQCの仕事をすることに
なったそうなので、ステップアップってことでしかたがないな。でも、住人と管理人の関係を
離れてしまえば、後は純粋に友だちでいていいわけだから、ときどきは連絡取り合おうね。

今日のクラブはいつもの顔ぶれに、最近越して来たばかりの人、英語がまだ拙い人、カレ
シの英語教室の生徒さんも加わって満員盛況。我が家と同じフロアのエリザベスがドリスが
大好きなベイリーズ(それも塩キャラメル味)を持って来たので、朝っぱらからリキュール入
りのコーヒー。管理組合の副会長になったエリックが加わって、ドリスとエリザベスとワタシと
エリックで互いの話に茶々を入れ合って、そこにトリッシュも加わって、もう賑やかなこと。さ
らにはジムでの運動を終えたカレシが加わり、最後に低層棟のティムが加わって、ソファが
いっぱいになって会議室から椅子を持って来る騒ぎ。ティムは白血病にかかって骨髄移植
をしたそうで今は療養中。最近やっとエネルギーを感じるようになったとか。坊主頭をなでて
「早く髪が生えないかな」。うん、坊主頭ってかっこいい感じだけど。

後片付けをして部屋に戻ったらすぐにランチをして、さあ仕事。同じようなことを何度も同じ
ような表現で書いてあるので、あくびが出そうなくらいに退屈。同じことを言ってるんだからと、
同じ意味だけど違う表現にしてみたり。英語は表現の幅が広いからいいね。そのおかげか
割とすいすいと進んで、日曜日午後の期限に十分に間に合うところまで来た感じ。そう思っ
てから後はちょっと気を抜いてちんたら仕事。

暖かくなると冬の間はそれほど聞こえなかったバイクの轟音が響いて来る。道路向かいの
ティムホートンの外でバイクのおっちゃんたちが集まり、ときにはビンテージカーの元青年も
来て、コーヒーを飲み、(禁煙なのに)タバコをふかしながら(たぶん)若き日の「やんちゃ話」
に花を咲かせているらしい。毛脛が突き出したショーツの上はぽっこりしたビール腹。でも、
青春尽きやらずって感じで、みんな楽しそうだけど。

門前大学は雑学教育が強い

2018年05月02日 | 日々の風の吹くまま
5月1日(火曜日)。晴れときどき曇り。今日から5月。風薫る5月。カレシとウォーキングをし
ていると、あちこちの庭で咲き始めたライラックの何ともいえない香りがほんのり漂って来る
し、ニューウェストには咲くのが遅い八重桜が多いようで、クィーンズパーク地区は濃いピン
ク色と一段と濃くなった若葉の緑のコントラストが目立つ。白いツツジも咲いているし、アセ
ビの花もびっしりで、まさに百花繚乱の観。

Arts Clubの「名誉芸術監督」ビルから、シーズン最後のミュージカル『Once』の第1回の制
作会議が木曜日にあるから来ないかというメールが来て、うっはぁ、やったぁ。ビルの引退
記念パーティのオークションで競り落とした「ビル・ミラードとの一生に一度の体験」がいよい
よ始まるんだ。この後2回目の会議があって、21日にスタジオでの稽古開始(週6日!)、
来月8日に舞台での稽古に入って、上演開始は14日、オープニングは20日。その間演出
家ビルにくっついて、ブートキャンプ式に演劇の勉強させてもらえるんだから、ほんとに一生
に一度の体験。木曜日はビルと音楽監督、振付け師、サウンドデザイナーが集まって、舞
台での楽器やミュージシャンの配置を検討するんだそうで、「ちょっと退屈かもしれないよ」。
いやいや、そんなことないって。

だって、ワタシの学習スタイルは「門前の小僧方式」。勝手に見よう見まねで覚えたり、興味
を持って見ているうちにあっ、そっかと頭をポンと叩いたりするのが得意なもので、学校は
「門前大学」で専攻は「雑学」。今は大学院の雑学博士課程ってところかな。行き当たりばっ
たりのつまみ食い的な勉強法なので、系統的(マニュアル式)に教える学校教育ではえらい
苦労をしたけど、本物の学歴がなくても30年近く何でも屋の翻訳者として荒稼ぎできたんだ
から、それがワタシにぴったりの学習法だったんだろうな。でも、自分で学ぶために自分で
「答」を見つけなければならない勉強法なので、けっこう自己流になって周りから「自己中!」
と非難されがち。それでも学習するのはいくつになっても楽しいことに変わりはないけどね。

さて、ブートキャンプ勉強で忙しくなる前に書き上げた脚本をまとめてPlaywright Theatre
Centreに送って先輩たちに読んでもらいたいし、ずっと頭の中で転がしていてやっと具体
的な形が見えて来た次の脚本も書き始めたいから、つまんない仕事はさっさとやっつけてし
まって、「遊びモード」に切り替えないとね。

バイリンガルの縄張り争いで脳内修羅場

2018年05月01日 | 日々の風の吹くまま
4月29日(日曜日)。雨のち曇り。気温は平年以下。そのせいかやたらと静かな日曜日で、
仕事日和。日本はゴールデンウィーク入りして、仕事戦線も静か。あ、そっか、ゴールデン
ウィークだから今回は分納しなくてもいいんだ。今日は日曜日で昔の天皇誕生日だから、明
日の月曜日が振替え休日なのは分かるけど、土曜日の子供の日は振替えになるのかな。
木曜日と祝日に挟まった4日は休みだから、子供の日を月曜日に振り替えたら5連休にな
るけど、日本では祝日が土曜日だと月曜日は休みにならないのかな。損した気分になりそ
う。でも、振り替えしなくても4連休だし、30日が休みだから、2日だけ有休を取れば堂々の
9連休。そんなに休んだら、うず高い仕事の山が待ってるよ、きっと。

それではと、ワタシは鬼のいぬ間のひと仕事。

☆☆仕事に熱中して書きかけたままド忘れ☆☆

4月30日(月曜日)。曇り。4月も今日でおしまい。もう1年の3分の1が過ぎちゃった。うかう
かしていたら70代の10年なんかあっという間だな。それは困るよ、70代は「My decade
(ワタシの10年)」と決めたんだから。これから10年の間にやりたいことが山ほどあるんだ
から。昔、男の子が「時間よ、止まれぇ!」と叫ぶと時間が止まるテレビ番組があったっけ。
あの頃は「光陰牛歩の如し」って感じで、どうして時間は鈍いんだろうと思ったもんだけど、
今では光陰は光速。

ゆうべはすごく寝つきが良くて、カレシに起こされるまですやすや。仕事に熱中し過ぎて脳
みそがへたれていたのかと思ったけど、寝つきが悪いのはよくあることなので、頭の使い過
ぎでもなさそう。いつもベッドに入ってからごちゃごちゃといろんなことを考えることが多いの
で、寝付きが悪いのはそのせいかな。でもよく眠れたゆうべは「ワタシの10年」についてあ
あだこうだとしゃべっているうちに寝入ったんだけど、そう、ワタシは口は閉じていても頭の
中ではいっつもぺちゃくちゃ。それも「独り言」というよりは「誰か」に話をしている感じ。セサ
ミストリートのスナッフルアパガスみたいな、心理学で言う「イマジナリーフレンド」がいるの
かな。

でも、私の頭の中の「誰か」はいつも黙ってワタシの話を聞いていてくれるだけみたいだか
ら、ちょっと違うような気もする。この「誰か」にはいつも英語で話しているんだけど、返事を
してくれたら誰なのかわかるかもしれないのにね。ワタシの母語は日本語だけど、今は日本
語脳が主役になるのは仕事(英日訳)やメール、ブログくらい。でも、英語キーボードだから
n-i-h-o-n-g-oと「スペル」で考えながら入力しなければならないので、英語脳からの信号が
割り込んで来る感じになるし、(日英翻訳のときは日本語原稿を「見て」考えて英語で考えて
「書く」のでそうでもないけど)日本語と英語が縄張り争いをして「脳内修羅場」になるらしい。

つまり、日本語を(読んでいても)書いていないときは、英語脳が「読む・書く・話す・聞く」を
まとめて取り仕切ってくれて「脳内平和」になるということかな。怪しげな理論ではあるけど、
たしかに英語でやってる方が何かと楽だもの。ベッドの中では英語オンリーにすれば「脳内
火花」が鎮まって寝つきが良くなるんだったら、今夜はベッドに入ったら、仕事は忘れて芝居
の脚本2作目のせりふでも考えることにしよう。