日曜日に、かねてから行きたい行きたいと思っていた明石~平久保縦走に連れて行って頂きました。 朝5時半に起き、弁当と水1.5リットルを持って家を6時20分に出発。 この時間、内地と違い石垣島はまだまだ真っ暗です。 なんせ東京と比べたって時差が1時間半くらいあるんだから、そりゃ真っ暗さ。 7時に待ち合わせして平久保に車を半分とめておき、もう半分の車に皆で乗り明石まで戻って7時50分ごろスタート。 総勢11人のパーティーで、久宇良岳、安良岳を抜け、安良クイチに出て平久保に下りてくるルートです。 だいたい7時間位かかると言う事で、昼飯と途中休憩時間をプラスして、16時には山から出れる算段です。 初めてのルートなので一生懸命覚えようと思ったんですが難し~い。 案内人のHさんがいないとまず分りません。 まず初めのアプローチからして良く分らないんです。
とにかく最初はドロドロとヒルの斜面を滑りながら登って行きます。 しばらくすると山中なのに牛が逃げない用のゲートを2つ越えないといけません。 もちろん開けたら閉める。 そうじゃないと牛さんがどっか行っちゃいます。 実は牛さん、4WDという事もありますが昔の石垣では山から木を切り出して運ぶとかは牛を良く使っていたそうです。 馬より断然登坂力があるそうで、山にも海岸にも出没する石垣の牛さんです。 お陰で山中にも海の中にもウンコがいっぱい(^_^;) そんな訳だから放牧場の人は平地だけでなく山の上までゲートや有刺鉄線で囲いを作らないといけないんですね。 大変だ~!
戦時中以降は牧場の人が何年かに一回、有刺鉄線を張ったりする以外は殆ど人が来ない所だからかなり荒れた山で、勿論ちゃんとした道はありません。 石垣には桴海於茂登岳という絶対お客様なんて連れて行けない山がありますが、その桴海の難所部分がほぼ全域って感じなのが今回の山歩きです。 もちろん鎌やノコギリ持参ですよ。 内地の人はエッ?と思うかも知れませんが、沖縄の山は基本的に道を開けながらの山歩きで、内地の山のように登山道がちゃんとあると思って来る人が多いんですが、来て見てビックリ!と言うのが何時ものパターンです。 それでも無謀な人がいて、オイラも2回くらい救助に行かされました。
ドロドロ・ヒル地帯からようやく尾根に出ると、今度はクバ・ヒルの森でした(ヒルは相変わらず)。 これは自然の物なのか、遥か昔に人が植えた物なのか? そんな事考えながら歩いていると、チョッと隙間の開いたところから太平洋側の海が見えました。 ようやく太陽が顔を出し始めたのか、ご覧のような美しい光のカーテンを見る事が出来たんです。
つづく