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ミゾカクシ

2013年01月07日 | 何でも

今回はミゾカクシ(溝隠、キキョウ科)です。 別名あぜむしろ(畦筵)は畦に筵を敷いたかの様にびっしりと生えるのでそう言われるそうです。

この画像だとたいした事ないけど前回のナンゴクデンジソウの画像を見てもらうと、デンジソウの下にミゾカクシの葉が芝生のように沢山生えてるのが分かります。 花も本当はもう時期じゃないので少ないですが、石垣だから咲いてたって感じです。 暖かい地方に生えるタチミゾカクシと言うのがあるんですが、画像を探しても出て来なかったので違いが分かりません。 東南アジアまで分布と書いてあったのでもしかしたらタチミゾカクシかも知れませんね。 他に沖縄県に生える仲間には、マルバハタケムシロと言うのがあります。 沖縄や久米島の畦だけでなく海岸にも生えるそうですが、ほぼ絶滅に近いそうです。 そして与那国にしかないマルバミゾカクシも絶滅寸前の種で、非常に貴重です。 

これらの種はランのように盗掘する人もいない訳ではないですが、それよりも農薬とか埋め立てとか環境の変化が原因で絶滅する事が多いようです。 石垣島にも実は「ブネラ湿原」、というのが唯一あったんですが、これも埋め立てや田んぼに変わって失われてしまいました。 今だったら湿原の重要性が非常に高いという事が浸透して来てるので守られたかもしれませんが、後の祭りです。 これからは今回調査した休耕田や本当に小さい規模ですが僅かに残っている湿地を大事に大事にしていくしかないでしょう。 ただ無農薬の田んぼならかなりの植物(他の生き物も)が帰ってくるので、お米農家の皆さん、よろしくお願いします。

コメント
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