キビ刈後の石垣島ではヒマワリがあっちこっちで咲いてます。 前にも書いたけど全体的に音頭をとって進めて行けばこれも観光資源としてアピール出来るのになぁ。
何の為にやってるのかと言うと、キビはとにかく栄養を食いまくるので畑を休ませるのと地力を上げる為に緑肥で土を作りたくてマメ科やヒマワリを植えます。 今の季節なら梅雨の雨で成長するので手間がいらず、夏のキビ植え前に生のまま土に混ぜ込むとそのまま肥料になって、さらに植物が出すアレロパシーで他の植物(雑草)が生えにくくなります。 特に豆科は根粒菌が付いてるので空気中の窒素を固定し窒素化合物を宿主に渡します。 だから畑に混ぜ込んだらより良い肥料になる訳です。 ここで詳しい人なら「菌根菌」と一緒?と思うでしょ。 菌根菌は菌類だからキノコとかの仲間で、こっちは土中のリン酸や窒素を吸収して宿主に渡します。 どっちも植物と切っても切れない中ですが、やり方は違うんですね。
だけどヒマワリって窒素が多すぎる畑に使うんじゃないの?って思うんですが、どう言う事なんでしょうね。 一応ヒマワリにも菌根菌が付いてるのでリン酸の固定にはなるのとサトウキビに菌根菌が付きやすくなる効果はあり、数値で見ると明らかにやらないより収穫量は上がります。 ヒマワリ畑は地域の人にも観光客にも評判が良いようで、そういうのもあるのかも知れませんね。 石垣でも年々増えてる気がします。
オイラ的には、裸地のままよりこうやって絶えず何かが生えてると、赤土流失防止になるって事の方が大事です!