海というか石垣島では海岸林に多い気がする、リュウキュウウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)です。 ウマノスズクサを知っている人はおそらく二つの理由のどちらかで知っていると思われます。 一つはジャコウアゲハ等の蝶のお子さんの食べ物。 もう一方の方は薬です。 昔から咳などの気管支系、解毒剤、炎症、腹痛等の薬になってきました。
ですがチョッと待ってください。 ジャコウアゲハはお子さんの頃に毒のある植物を食べるから毒蝶になる訳ですから・・・。 そう、現代になってウマノスズクサの仲間はアルカロイド系の毒がある事がわかったんですね。 だからウマノスズクサを摂取し続けると、軽ければ下痢に始まって血尿、腎障害や癌になります。 だから絶対に食べないで!
今でも健康食品やハーブに入っていたり、地方や国(ほんの数年前まで日本も)によっては薬効があると信じられているので、勧められた時は気を付けて下さいね。 この毒の成分い関しては医薬品にも利用できないそうです。 毒=薬じゃない場合もあるんですね。 それともオイラが知らないだけかな?
そしてタイトルの性転換ですが、これはちょっと大げさかもしれませんが、この花は匂いでコバエなどを誘い込み奥の部屋に閉じ込めてしまいますが、その時は雌花だそうです。 そのあと花が雄花になるとハエが出られる仕組みなんですがその時に花粉がコバエに付き、やっと出れたのにこのコバエ達はチョッと残念なお頭を持っているようで、また他のウマノスズクサの花に誘われて入り込み、それによって受粉させる、と言う仕組みだそうです。 雌花から雄花に変わるんですね。