お客様の希望で観音崎に行って来ました。 ここには灯台があって竹富島も良く見え、近くには唐人墓や観音堂もあり、石垣島に観光で来た時はおそらく多くの方が立ち寄る観光地です。 ですがオイラのお客様が見たいのは観光地としての観音崎じゃなく、ここの自然や文化を知りたい訳です。
まずここで目を引くのは↑の富崎層のチャートです。 人によって言う事が違いますが、「地質ニュース」に載ってた記事からすると、だいたい2億年~3億年位前の物で、太平洋の底に溜まった物が変成(1億5千万年~6千万年位前)を受けてこの地に押し出された地層です。 2億年前というと、巨大隕石がカナダ東部に落ちて大量絶滅があった頃ですよね。
次にこの海に向かって口を開けた洞穴↓ですが、 どのように出来たのか推測し辛いです。 一部は海蝕だったり、この部分は天井が崩落したのかな?と想像出来ますが、それだけではチョッと無理があります。 ただ戦時中の壕も同じ敷地内にあり、この洞穴も旧日本軍が利用しやすいように加工したという話もあるので、それがどの程度なのかってとこですね。
満潮時に海から上がって来て、「青の洞窟」と言って連れて来ちゃ駄目ですよ、怒られます。 他にも石垣にはそういうツアーがありますが、あれも青の洞窟と言うにはチョッと無理があります(笑)。
いずれにしても洞穴自体は昔からあり、イゾッツアー(魚岩屋)と呼ばれていて、オオダコが住んでたとか、鬼婆が住んでたとかで、色んな伝説があります。