もう4月も終わろうとする雨の日の翌日、チェックしてみるとヤエヤマアオガエルの卵塊が付いていました。鳴いているのは結構暖かくなっても聞こえて来ますが、泡々がまだあるなんて。キチンとチェックして記録を付けるようになったのがここ1~2年なので今まで気付かなかっただけなのかも知れないけど、冬のカエルのはずだし図鑑とかにも3月くらいまでと書いてあるのに(笑)。
シロアゴガエルの卵塊じゃないの?と思うでしょうが、ここは山中で泡々も一つではなく場所も2か所で確認してます。
この子も最初は抱接(オスがメスに抱きついてる様子)していたんですが、オイラのせいで離れちゃったんです。と言うのも昼の明るい時間に抱接しているアオを撮れるチャンスなんて滅多にないと思い近づいたら、メスが嫌がって水の中に潜ってしまいました(抱接している状態では主導権はメスにあります)。カエルと言えどそんなに長くは息を止めておけないので「苦しくなったらまた出てくるだろう」と思い一回りしてまた戻る事に。やはり顔を出していたんですが、近づくとまた水の中へ。キリがないと思い、そのまま苦しくなって出てくるのを狙っていたらオイラが気になるんでしょうね、メスは自分の鼻だけ出して、それ以上出てきません。オスの方が小さいし頭の位置がメスより下。当然オスは何時までたっても息が出来ないので、良い加減苦しくなって離れちゃったんです、ごめんよ~。
自然界ではどの生き物も、オスがメスに出会えて子孫を残せるチャンスというのは非常に稀で、そのチャンスをオイラは奪ってしまいました。本当にも申し訳ない。