この画像、何だかわかりますか? 過去に出したクイズに比べたら全然難しくないですね。
数年ぶりに見たコブナナフシ(コブナナフシ科、4Cmくらい)のオスです。この時はチョッと触らして貰い、揃えていた触覚や前脚を曲げて貰ったので分かりやすいでしょ? 良く「何々にとまってる事が多い」何て書いてありますが、オイラが過去に見たこの種は全て違う場所ですから、あんまり当てにならない気がします。
このナナフシは両性生殖ですが、中には単為生殖(メスだけで増える)のナナフシもいます。そして卵のバラ撒き方の一つに鳥などに食べられてバラ撒く、と言うのもあるんだと言う事を東京農工大学の研究者が発表しています。ナナフシに限らず他の昆虫や植物なども、他の生き物を使ってわが子をバラ撒くと言う手法は良く使われます。「子孫を残す為には我が命も投げ出す」と言う必死さ?執念?何億何千万という長い年月の中でたまたまそうなった? 自然界の生き物って本当に凄いですね。
内地にいる頃は奥多摩に遊びに行った時に初めてナナフシを見て、未だに覚えているくらい感動したものですが、石垣に来てからはナナフシ自体は家の庭にもいるくらい珍しくありません。ただコブナナフシは数年に一回くらいしか出会いません。探してる訳でもないし、体が小さい種なのでなかなか目に付かないだけかも知れませんが、それでも数は少ない種だと思います。今度会うのは何年後?
ツダナナフシ(絶滅危惧種)には未だに出会えていません! 台湾では捕獲禁止です!