「樹木医さんの研修ツアー」シリーズも今回で最後です。最終日も雨が降ったり止んだりで、そんな中での山歩きでしたが全然平気。皆さんの強靭な足腰はものともしません。最後は去年と同じ場所なんですが、今回初めて石垣島に来るメンバーもいると言う事で是非その人達に見て頂きたいからと言う事でまずはリュウキュウマツ(マツ科)の巨木です。
日本中の巨木を見て回っていると言う皆さんお墨付きで今現在、沖縄県で一番デカいリュウキュウマツです。
全然わからないと思いますが、枝の間に芽生えた他の植物が出ています。絞め殺しの木の仲間じゃなければ良いけど、と心配です。みんなで色々話し合っているとそのうち「近いうちにAさん(オイラの事)が取ってくれるでしょう!(笑)」と言われました。「えっ!?」と思いましたが確かに近いうちに何とかしないといけませんから、Mさんや文化財課と相談して、多分オイラが行くんでしょうが(>_<)、取る事を検討します。
そして石灰岩混じりで雨が降ると直ぐに川になってしまう谷に入って行かないと見られないのがウドノキ(オシロイバナ科、絶滅危惧種、別名オオクサボク)です。山菜で有名な「ウドの木」とは違いますよ。人と一緒に撮影するのを忘れてしまい大きさが分かり辛いですね。石垣島でも限られた場所でしか見る事が出来ません。これもおそらく太古の昔の海岸線近くのマングローブ林に生える植物だったんじゃないでしょうか? 周りにはカショウクズマメやタカナタマメなど海流散布で増える植物が多数見られます。
シリーズ5回も続けてしまいお付き合いありがとうございました。樹木医の皆さん、ありがとうございました。またお会い出来るのを楽しみにしています!
どうです、面白いでしょ?植物だけでも島の成り立ちや歴史など色んな事が分かってきます。遥か昔この場所はどんなだったんだろう?どうやってここにやって来たんだろう?鬱蒼とした森の中で思いは何千年、何万年とタイプトリップします。そろそろレジャー感覚のツアーは卒業して、亜熱帯・石垣島の本当の自然を堪能してみませんか?もっと面白い石垣島が待ってますよ! 宣伝か?!(笑)
#リュウキュウマツ #ウドノキ #オオクサボク #亜熱帯・石垣島