リフトアップ 石垣島 エコツアー OpenPlace2 

沖縄は石垣島から元報道カメラマンが送る、海・空・山、自然が大好きな方へ! ツアー参加は「リフトアップエコツアー」で検索!

春の夜の海・観察会

2019年03月15日 | 海が好き!

3月に入りそろそろ石垣島も春が近づいて来ましたが、まだまだ寒い日があります。この日も北風で物凄く寒かったんですが、夜の干潮時の観察会を行いました。

寒かったんでなかなか生き物に出会えないかなぁと思っていたんですが、これだけの人数の目があると結構な生き物を見つける事が出来ました。

夜の海で必ず出くわすのが、危険なウミケムシ(ウミケムシ科)です。見た目ゴカイと似ているんですが、こちらは触ると毛虫のように毒針が刺さるので要注意です!コンプラニンと言う毒素で、刺されると強烈な痛みと、痒みが1ヶ月程続きます。応急処置はまず粘着テープで毛を取り除き、流水やアルコールで洗い流しましょう。あとはステロイド系の軟膏を塗ったり飲んだりです。とにかく絶対に擦らないで、直ぐに病院に行って下さい。

ホウシュノタマガイ(タマガイ科)です。他の貝を食べる肉食の貝で、二枚貝などの蝶番の辺りに小さな穴が開いてるのが、このタマガイ科の仲間が襲って食べた跡です。干潮時の海岸に行くと「砂茶碗」と呼ばれる底の抜けたお茶碗を逆さにしたようなものがありますが、その砂茶碗を作っているのがこのタマガイ科の貝です。何の為に砂茶碗を作っているかと言うと、実は砂茶碗と言うのは何万個もの卵と粘液と砂で作った卵塊なんです。タマガイ科の中でも大きいツノガイの砂茶碗は本当に子どもの茶碗くらいある大きさです。貝自体は食用にもなります。

ところで、オイラが他の物を撮影中に「これシロウサギ?」と聞いて来た方がいたんですが、チラッと見ただけで「ホウシュノタマガイですよ」と答えてしまいました。すぐにシロウサギでなくウミウサギ(タカラガイの仲間、ウミウサギ科)と間違えてるんだろうなとは気付いたんですが、今考えてみると「白」と言ってたんだから貝自体は「リスガイ」だったんだろうな、と思います。ウソを言ってすみませんでした。

つづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする