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村むら探訪 新川村編

2009年04月20日 | 何でも

石垣市が開催する自然や文化系の「何々巡り」と言うのが時々あるのですが、それを纏めた本があり、その中に新川村編と言うのがあります。読んでみると面白そうなので、今回はそれを参考に幾つか回ってきました。手始めに近場の井戸、新生井戸(アラマリナー) に行って来ました。ここはウリカー(降り井戸)となっていて、水面まで直接降りて水を汲む井戸(泉)になっていたようです。上の方はコンクリートを敷かれていますが、その下は昔ながらの琉球石灰岩です。

昔々の事じゃった。長崎ドンが森に行くとなにやら先で光っているのが見える。恐る恐る近寄ってみると、そこには眩いばかりに光り輝く石があった。長崎ドンは「この石には何かしらの力があるに違いない」と思い日々お参りしておった。ある年のこと、他の村人の畑はみな凶作で作物が実らないのに、何故か長崎ドンの畑だけは豊かに実っていたのじゃった。 そこで村人は不思議に思い、長崎ドンに話を聞いてみると、光り輝く石の事を教えて貰い、「その石はきっと神様の力が宿っている!」と思い、杜を立ててその石に対して深~く信仰を持つようになったのじゃった。 

これが八重山の七大御嶽の一つ長崎御嶽の由来です。 その後、湧き出たのがこのアラマリナーで、長崎御嶽での祭事にはこの井戸の水を使ってたそうです。 今では街中のアスファルト化や土砂の蓄積により水は出ていません。さらに、この泉にちなんでこの近辺は新川村と言う名前になったと言われています。

昔のサンゴで作った香炉が使われています。そして今でもお参りに来る人がいるのか、まだ新しい線香の跡がありました。 

上記の話は多分本当の話しだっだんじゃないかと考えています。オイラが思うには、光り輝く石と言うのは隕石で放射性物質を含んでいたんではないか?そして長崎ドンの畑はその放射能の影響で凶作の年でも作物が豊かに実っていたんではないか?と思うのです。
とまぁ、こんな想像を膨らませて色々な事を考えていると、難しい話も楽しくなってくる、と言う訳です。皆さんもぜひ想像力豊かに日々の出来事を楽しんで見て下さい。


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