はい、3回目になりました、今回も見て頂きありがとうございます。では始めましょう。
今回は、オモロカンアオイ(ウマノスズクサ科、絶滅危惧種)特集です。石垣島固有種で葉の模様が格好良いですよね。カンアオイの仲間は地域によって種類が分かれていて物凄く固有種が多いです。西表と石垣はすぐ近くでかつて繋がっていた時代もあるのに、それぞれ違うカンアオイがあります。西表島のコミダケカンアオイと呼び名が違うだけで同じだと言う意見もありますが、DNA解析をしてみないと何とも言えません。他にも不思議な事があって、例えば何が花粉の媒介者か分かっていません。花が地面ギリギリで咲いているのがヒントかな?他の種類ではキノコバエやアリが媒介している事が分かっているので、オモロカンアオイもアリが有力な気がします。「あぁ、花の匂いを嗅いでおくんだった~!」、臭ければカゴメランとかキノコと同じでハエが有力になるからね。
正面からです。これが花?全然キレイに見えないけど、それは人の勝手な都合。この子にとって大事なのは媒介者にとって魅力的で入り安い形であれば良いんです。
こちらは2つ咲いていました、横から。
オモロカンアオイだけじゃ申し訳ないので山上からの眺めです、まだ頂上じゃないですよ。頂上に行く前に時間は12時過ぎ、いつも広場がある場所でお弁当の時間です。見えてる山は前勢岳とバンナ岳に右に出っぱってるのは観音崎でしょうか? 奥に見えるのは竹富島と、薄っすら見えてるのが黒島かな? 左側にほんのチョットだけ見えているのが市街地です。
では次回、いよいよ「天然記念物・アサヒナキマダラセセリ」を載せますね。
★於茂登岳とその周辺は全域「保護地区」に指定されているので、全ての動植物の捕獲・採取が出来ません。とって良いのは写真だけ! 詳しくは石垣市環境課か、文化財課まで。
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