【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

昼下がりの静寂

2006-08-26 14:26:05 | 旅気分・夢気分
   




   朝晩は、幾分しのぎやすくなりましたが、
  日中は、厳しい暑さが続いています。

   今頃が一番そのギャップが激しいようで、
  気持ち良い秋の季節に入るための、
  ほんの序章と言えなくもありません。

   “黄色い8月の午後” のことは、先日も触れましたが、
  冷房の効いた室内から見る、しかも土曜日の外の景色は、
  ギラギラした夏の太陽の輝きだけで、
  通りには、人っ子一人見当たりません。

   さすがの アン も・・。  

 


   「8月の昼下がりというものは、今では滅多に使わない、
  ラテン語の難しい詩を読むより、
  うっとりと夢想に耽る方がふさわしい。」
  

 


   ~なんて、言っています。
  でもおよそ空想力の乏しい凡人の私などは、
  ただぼんやりと、無為に時を過ごしているだけです。

   写真は、ちょっぴり “冬ソナ気分” にも浸れる、
  私のお気に入りの場所です。自転車だと7、8分で行けるでしょうか。

   きっと アン なら、
  気の効いた素敵な名前を考え付いたでしょうに、
  生憎、私には何も思い浮かびません。

   こうなればここでも、やはり拝借して、
  “恋人の小径” とでもしておきましょうか・・。

   某大学の農場で、今時珍しいアンティークな建物です。
  いつもは、結構車の通り抜けも頻繁なのですが、
  一瞬の静寂の時間帯でした。

   昼下がりどころか、もう夕方に近い時間だったのですが、
  勿論、今の季節ですから、まだまだ日は高いです。
  この先を少し入って行くと・・・。




   
  “収穫を終えた丘の斜面には、
  青々とした霞がたなびいている。
  そよ風は、妖精の囁きのように、
  ポプラの梢を鳴らして吹き過ぎ、
  真っ赤に咲くひなげしをゆらゆら踊らせる。

   ケシの赤い花は、さくらんぼうの果樹園の隅に
  植えられた若い樅の深緑の茂みに美しく映えている・・。”


   


   『アンの世界』 のこうした描写に、
  この辺りでは一番近い所かな!? ~なんて思っています。

   尤も、ひなげしもケシの花もなく、さくらんぼうや樅の代わりに
  ピンクと白の夾竹桃が咲いているだけなのですが・・。