美しい夜だった。 満月は丁度、鬱蒼とした森の上に昇り、 月光はポプラ越しに私の前の庭に射していた。 夕映えが微かに残った銀青色の空が見えた。 この時の庭は実に美しかった。 薔薇の季節で、 家の薔薇は満開だったからである。 【「アンをめぐる人々」 7.】 |
ここ何日か続いた気持ちの良い小春日和は、一昨日で終了。
昨日は、ごく弱い雨が降ったりやんだり。
今日は雨こそ降らないものの、雲の多い天気に。
ただ、気温は相変わらず暖かです。
今晩辺りから寒くなるとの事ですが、まだその気配はありません。
尤も風が出て来ましたから、その兆候はあるのかも知れませんね。
ところで、スーパー満月。
昨日は生憎のお天気で見る事が出来ませんでしたが、
今宵はどうでしょう。
運が良ければ、
十六夜(いざよい)の月を見る事が出来るかも知れません。
さて、アン では
ありませんが、
月夜と言えば、やはり
薔薇が合いますね。
今日の白薔薇は、
前回、遥か頭上に咲き、
咲いているのさえ
失念していたものです。
その事が、どれだけ
悔やまれた事でしょう。
今回はそんな私の
心を汲んでくれたのか?
目前に降臨。
そう、本当に
天空から天女が
舞い降りてくれたかの
ような気がしたものです。
気品ある美しさは格別。
~なんて、毎年のように
同じ事を言っていますね。
何度でも言いましょう。
この時期の薔薇は、虫の被害もなく、
シミ一つありません。プラス、芳香も際立って。
早速、切り取ってお部屋に。
3輪もあれば、もう十分です。薔薇の香りに包まれ、幸せ気分。
さすが香りの女王、面目躍如と言った所ですね。