【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

色が好き手触りが好き形が好き!

2016-11-18 19:23:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













                 


そのうちに小春日和 の日光の魔術に浸った
一週間が続き、寒さが身に沁みる夕べには
母は炉格子ろごうしの焚き付けにマッチをり、
スーザンは夕食に馬鈴薯を添えた。
そのような晩には大きな暖炉が
一家の中心となり、夕食後その周りに集まる
時が一日のうちで最も楽しい時であった。                     
                     【「炉辺荘のアン」 第39章】







   起床時こそ少々、冷えましたが、
  日中は今日も小春日和となりました。
  この所、本当に穏やかな晴天が続いています。

   そして今年も又、絢爛たる落葉の季節がやって来ました。
  紅、朱、褪(あ)せた赤、黄、青朽ち葉・・。

   小さな庭の一隅に、風もないのにはらはらと
  舞い落ちて来る、柿紅葉や紅葉(もみじ)の葉。

   毎年の事ながら、生活の中に沁み込んで来る、
  深まる秋の風情・・といったところです。













【よろん焼】




     さて、長閑(のどか)な小春日和の昼下がり。
    舞い落ちる落葉を窓越しに眺めながら、
    お茶でも頂きましょうか・・。

     となれば・・。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

   今日は、色鮮やかな落葉とは対極にある、
  南国の深い海を思わせる藍の器。「よろん焼」 です。

   その名の通り、鹿児島県与論島の焼き物です。
  あの深い藍は、ガラスと陶器の融合の結果なのだとか。

   この焼き物の詳しい説明は省きますが、
  兎にも角にも、藍の色に魅せられました。

   今日の珈琲は、マンデリン。
  酸味がほとんどなく、コクがあり味わい深い珈琲。
  今日のカップに、ピッタリな気がしています。