




説明しきれない、美しい薔薇、 微妙な靄もや、銀色の月光、 紫水晶のような忘れられない黄昏時、 雨の進軍 、ラッパを吹くような風の響き、 紫の花や、星屑、 神秘と音楽と魔術の1ヶ月だった。 【「エミリーの求めるもの」 第13章】 |

昨日、今日と雨こそ降っていませんが、
湿度の高い鬱陶(うっとう)しい天気が続いています。
今年は6月が、わりとカラッとした過ごし易い気候でしたから、
ねっとり肌にまとわり付くような不快なこの感覚、久し振りです。
もう7月に入りましたから後、少しの辛抱と我慢しましょう。
こうなれば梅雨の終盤も何事もなきよう祈るばかりです。
そんな中、ひょっこり紅薔薇が咲きました。
先日の 「公爵夫人の薔薇」 ではありません・・。
そう、こちらはリラ版 「淑女の薔薇」 !
青や紫、白を見慣れた目には新鮮です。かなり古株の薔薇。
おまけに葉っぱなどは至る所、虫に喰われています。
しかしながら、花には何の問題もありません。
いいえ、それさえも趣き・・風情があるように感じます。
さすがに花の中の花、花の女王だけの事はありますね。
早速、切り取って花瓶に。まさに優雅さ、エンドレスです。


【出番を待つ薔薇】