【香りのフリージア】
【満開の趣きの花 ~ シャガ】
春の降りた野の上に青白い春の星が輝き、 沼地には猫柳が芽を吹いていた。 樹木の小枝でさえ、 俄かに透明な冷たい性質を失い、 柔らかく物憂くなったかのように見えた。 初めて駒鳥が来た時は大騒ぎだった。 窪地は再び元気の良い 自由な喜びに溢れた場所となった。 【「炉辺荘のアン」 第14章】 |
昨日は晴れていても、いきなり雨が降り出すような
何とも忙(せわ)しない一日でしたが、
今日は、やっとお天気が安定して来ました。
気温の方も朝方こそ、ヒンヤリしていましたが、
日中は春本番を思わす気候に。春風が心地良いです。
今年は木香薔薇の枝が四方八方に伸び、嬉しい悲鳴。
勿論、肝心の花芽も負けてはいません。
苗を植えて3年でしょうか・・。
ここまでやっと・・という思いで一杯です。
こうなって来ると、アーチフェンスが欲しくなりますね。
【「鬼田平子(オニタビラコ)】
さて、庭の花。
この所、雨ばかりで、
じっくり腰を
落ち着ける事が
出来ません。
いつもの花に加え、
いつの間にか黄色の
フリージアが満開に。
赤は、やっと開花
したばかりですが、
心地良い香りは、
既に全開です。
香る花って、
いいですね。
一方、裏庭の、
かそけき野の花。
大好きな菫が
咲けば、鬼田平子
(オニタビラコ)も。
いつも思うのですが、
こんなに繊細な花なのに、
何と勇ましい名前なのでしょう。
不思議です。
尤も、こんな時代ですから調べればすぐに分かります。
「鬼」 は、全体の草姿が大型である事を意味しているとか。
「田平子(タビラコ)」 は、葉が放射状に伸び、
田に平らに張り付くように這(は)う事から
名付けられたと言います。
「オニタ・ビラコ」 ではなく、
「オニ・タビラコ」 なのですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます