【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋色花簪(はなかんざし)

2014-11-01 19:00:58 | 四季のスケッチ
















その年の 11月
東風と霧の陰気な月であった。
時には砂州の向こうの灰色の海をよぎったり、
又は漂って来る冷たい霧の他
何もない日もあった。
身を震わせているポプラは
最後の葉を散らしてしまった。
庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、
アスパラガスの床だけは
今なお美しい金のジャングルのようだった。    
                  【「炉辺荘のアン」 第29章】








   こちらの11月は、ごく弱い雨で明けました。
  昨日同様、気温は高め。

   その後、雀の涙程度は降りましたが、
  陰気な重い空ながら、雨はほとんど降っていません。

   早いもので今日から11月。
  しかしながら、この11月という季節、
  頭では理解出来るものの、私自身の心は一致を見ません。

   と言いますか・・相当、遅れ気味。
  困ったものです。














   さて、もう何回目に
  なるでしょう。

   又々、「藜(アカザ)」
  の登場です。

   今日は前述の通り、
  生憎の空。

   そんな灰色の景色の
  中で艶めいていたのは
  何と藜の花。

   どちらかと言えば、
  見栄えのしない
  素朴な花ですのに。
  何とも意外です。

   先日もお伝えしましたが、
  藜は元々、真っ直ぐな木。

   しかし、花は重みで
  垂れ下って。

   それがまるで花簪の
  ように見えるではありませんか。

   勿論、背景のまさに今、紅葉しつつある、
  紅葉(モミジ)の赤の効果もあるかも知れません。

   それにしても野趣云々・・どころか、
  華やかな和の趣き、たっぷり。

   折しも、先日、イオンモール開店のイベントに、
  舞妓さんがいらしていました。その写真と共に。


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