「年を取り過ぎていますかしらね、シャーリーさん? 私はみっともない格好をしたくないけれど、 前からビーズの 肩マント を欲しくて たまらなかったのですよ。 あれこそ所謂洒落たものだと いつも考えていたのです。 それに今又流行っていますからね」 (中略) 「年を取り過ぎて自分の着たいものが 着られないなんていう法はないわ。 年を取り過ぎていなすったら、 それを着たいとはお思いにならないでしょうからね」 【「アンの幸福」 第2年目】 |
起床時は雲の多い空でしたが、今では青空に綿のような白い雲がポカン、ポカン。
午前中は、ひとしきり蝉が啼いていたものですが、今は嘘のようにピタッとやんでいます。
その代わりに今度は、アゲハ蝶や蜻蛉がひらひら舞っています。
蝶や蜻蛉って、暑くても平気なようですね。
さて、私は今日も昨日の映画の余韻に浸っています・・。
~なんて嘘。今日は少々、勝手が違っています。
昨日も記しましたが、あの素敵な・・ナンネルのレースの肩マント?
が目に焼き付いて離れません。
折しも 『アンの世界』 にビーズとレースの違いこそあれ、
同様の記述を見つけたものですからたまりません。それにしても・・。
そうですよね、「肩マント」。いくら何でも 「暖簾のような替え襟」・・はありませんね。
実は映画、いつも朝1番に観に行く事にしているのですが、
昨日に限って午後2時台という時間に出掛けたものですから初めの方、
不覚にも居眠りしてしまって。
モーツァルトの初期の音楽ですからハープシコード中心の優しい音色、
おまけに映画館の暗さと、程良い空調・・。
眠るのに、これだけ整っている空間はありませんものね。
そんなこんなで埋め合わせのためもあって、パンフレットとCDを求めたのですが・・。
先日の 『しあわせの雨傘』 のCD、その時買わなくて後悔しましたから。
特にパンフレットの方は、レースの肩マントの写真が載っているかと。
しかしながら期待したものはどこにもありません。
でも、目に焼き付いていますから良しとしましょう。
上記の引用文もそうですが、当時の女性って優雅ですね。
襟ぐりの大きく開いたドレスには、レースの肩マント・・今回ヒントを与えて貰いました。
それだけでも観に行った価値があるというものでしょう。
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