(略)レイチェル・リンド夫人は自分の始末は勿論の事、 その上に、他人の世話まで焼くだけの 腕前を持っていた。 主婦としての手腕はたいしたもので、 裁縫の集いの中心ではあるし、 日曜学校の経営から外国伝道婦人後援会の重鎮と いった具合でありながら、 しかもなお何時間でも台所の窓下に座って、 木綿の刺子の布団を刺す余力があった。 「16枚も作ったんだとさ」 とアヴォンリーの主婦たちは 声を潜めて話し合うのだった。 【「赤毛のアン」第1章】 |
こちらは今日も大層、
暖かい朝を迎えました。
空も晴れ渡っています。
お天気は下り坂との事ですが、
今の処、その気配はありません。
そんなうららかな今日、
先日の小鳥、ジョウビタキが
訪れてくれました。
今日は、たまたまカメラを
持っていましたから、ラッキーと
ばかりに構えたのですが・・。
ピンとを合わせている間に、
またもや逃げられる始末です。
折角絵になる場所に
止まってくれましたのに残念です。
(こちらの写真は、小鳥が逃げて
行ってしまった後の薔薇の木です。
心なしか淋しそう・・)
さて、今日の写真。
マリラ もそうですが、リンド夫人 も
例に洩れず至って働き者のようです。
勿論、外に出て働くというのではありませんが、
当時は現在と違って電気やガスもない、
厳しい生活環境ですものね。
それでも暇さえあれば、
キルトや編物に精を出しているのですから頭が下がります。そんなこんなで・・
今日は私も 「アヴォンリー時間」 の中にいます。
時計の針は、ゆっくり、ゆっくり・・。
リンド家の台所の窓からは街道を一目で見渡す事が出来るそうですが、
私もリンド夫人よろしく、今日は道路側の窓辺に。
お裁縫道具入れも、ブリキ缶に色を塗った素朴な物がいいですね。
(木製、ブリキ缶、私の手描きです)
そう言えば先日の 【古いトランク】 からは、
キルトの本と共に沢山の布地も出て来ました。
何だか、ワクワク。でも時間が・・。
そうそう、今私はアガサ・クリスティーも読んでいるのですが、
次の件(くだり)には思わず苦笑。
久し振りに針を手にした私と同じですから。
お裁縫入れ、とても素敵ですね~
ご婦人たちが裁縫をしている姿がリラさんのお写真から目に浮かびます。
リラさんの美しいお写真やお話に癒されます。
いつもありがとうございます。
こんにちは~! きたあかりさん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~。
昨日は、道路を見渡せる窓辺に座ってしばし、リンド夫人・・です。(笑)
リンド夫人も最初のイメージから今では愛すべき人間に変わっていますし・・。
それにしても先日、古いトランクを開けてから・・
浦島太郎ならぬ・・アンの時代に戻ってしまったかのよう・・?
と言っても、煙は出て来なかったのですけれど。(笑)
>ご婦人たちが裁縫をしている姿がリラさんのお写真から目に浮かびます。
そんな風に言って頂いて嬉しいです。
先日のセラフィーヌもそうですが、アンのような生き方、
肩の力が抜けて凄く楽なのです~。今、本当にそのように思います。