【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋の 「美世界」

2015-11-12 16:46:58 | レトロ(素敵)な空間~散策













 薄暮 は―― 別名 「猫の明り」 とは
うまく言ったものだ ――
猫がその本性を現す唯一の事である。               
              【「エミリーはのぼる」 第40章】








   朝晩は、かなり冷え込むようになりましたが、
  日中は、小春日和が戻って来ました。

   日射したっぷりのこんな日は、
  帰り道の道草など十分、楽しめます。

   ただ秋の日は、釣瓶(つるべ)落とし。
  日増しに早くなる黄昏。そして束の間の薄暮。
  それは、この季節独特の 「猫の明り」 なのですね。

   暮れ泥(なず)む家並みに灯る、
  オレンジの柔らかい光が胸に沁(し)みます。






















   さて、普段見慣れた景色も、この季節は彩りに溢れ、
  尚且(なおか)つ風に吹かれ、サラサラと舞い落ちる
  落葉にもこの季節ならではの風情を感じます。

   こんな時、四季のある国で良かったと
  心から思います。

   一年中夏だったら・・反対に冬だったら・・。
  思うだけで愕然となります。

   尤も、それはそれで私などには気付かない、
  別の素晴らしい何かがあるのでしょうけれど。

   今日の写真は、桜などの紅葉です。
  生憎、紅葉(もみじ)には気付きませんでした。
  わが家のそれは、既にヒラヒラと舞っていますが。

   公孫樹(いちょう)は、まだもう少し。
  今、色付き始めている所です。落葉はありません。

   これから晩秋にかけては、
  いいよいよ極上ワインのように熟成されますね。
  楽しみです。


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