【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

貴人たちの月

2014-09-10 18:11:51 | 四季のスケッチ




【午前 6時頃の空】













「早起きの鳥は――
心の求めるものを捕まえる」
(中略)
「世は常に暁なれ」
彼女はこれを祈りのように口の中で言った。
日の出の前の魔法のような瞬間に、
全てのものは美しかった。      
              【「エミリーの求めるもの」 第14章】





   

   早朝の空が美しくて、
  今の私の秘かな愉しみの一つとなっています。
  それにしても昨夜のお月様の美しかったこと!

   最初は雲に覆われて見えませんでしたが、
  その後、見上げた満月は一面の鯖雲の中。

   規則正しく並んだその雲の隙間から、
  前日(仲秋の名月)の月より、
  より透明感のあるお月様が、ぽっかり。

   かと思えば、その雲から出たり入ったり。
  それは、まるで墨絵の世界。

   暫くして、もう一度見上げたお月様。
  今度は雲一つない空に煌々(こうこう)と輝いていました。
  しばしの天体ショーに見とれ・・。

   『アンの世界』 の住人は、皆お月様大好きですが、
  私は、それほどでもありません。

   でも、そんな私ですら、心奪われるほど、
  昨夜は幻想的な月夜でもありました。

   ところで昨日の 「平安の瑠璃 & 紫の君」 に続き、
  今日のほっそりした紫苑も、貴人を連想してなりません。

   それにしても 「貴人と月」 って、絵になりますね。
  昨日は記し忘れたのですが、月とはすれ違い? の
  朝顔は伸びに伸びて屋根の上まで。
  やはり月が観たいのかも知れません・・?


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