彼はバントリー夫人にお茶を手渡した。 「ホットケーキか、サンドイッチか、 それともこちらのお菓子になさいますか? (中略) 僕らもイギリス風の 午後のお茶 が すっかり好きになったという訳です」 「お茶も美味しいお茶ですわね」 バントリー夫人は、 香りの良いお茶をすすりながら、答えた。 【A・クリスティー 「鏡は横にひび割れて」】 |
昨日の秋晴れから一転してどんよりとした重い空になりました。
ただ、今にも泣き出しそうな空ながら、雨は降りません。
尤も私の知らない所で1粒、2粒・・涙はこぼれ落ちたかも知れません。
でも、すぐに泣きやんで。たまにはこんな日もありますね。
さて、今日はちょっと都心部まで出掛けて来ました。
秋の日は本当に釣瓶(つるべ)落としですね。
それでなくても曇天ですから、いつも以上に薄暗くて。
今日は道草もせず真っ直ぐに帰って来て、
一息入れたくなりました。早速、お茶を。
幸い先日、お土産に買って置いた山口の外郎が、
1箱残っていましたっけ。お茶請けはそれを開けると致しましょう。
となりますと・・およそ2週間振りですね。
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。
ところで先日は、 「午後のお茶は時代遅れ」 ?
~なんて記したものですが、( 『クリスティーの世界』 )
同じ世界でも今日は、どうして、どうして。
ケーキ、サンドイッチ、お菓子(クッキー)と盛り沢山です。
そうそう、イギリスの午後のお茶の際のサンドイッチには、
胡瓜(きゅうり)が絶対に欠かせないそうですね。
そして 「曇天に薔薇一輪」。
そもそもこの思わせ振りなタイトルは、何を隠そう湯呑茶碗の薔薇から。
大好きな 「香蘭社製」 です。
この器一つで、ほっこり出来るなんて安上がりですこと!
同じく香蘭社製のお皿(こちらは蕾の薔薇)に載っている外郎と共に。
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