雨上がりの今朝は、随分暖かい朝となりました。
昨日よりは、3 度ばかり気温の高い朝。
それに少々、霧に包まれた・・幻想的な朝となりました。
そう言えば、昨夜は暖房を消していた時間も、ありましたっけ・・。
【いつも一緒! 『赤毛のアン』の本】
ところで今日は、再び 『赤毛のアン』 に登場して来る、
「ロンバーディ」 の木の事を記そうと思います。
尤も、今ではそれは、「ロンバーディ・ポプラ」 と判明しているようです。
森の研究者でいらっしゃる、【工房Miya さん】 が、
原書と照らし合わせて述べられています。
村岡花子女史のお孫さんにより、改訂されたそうですね。
それはさておき・・私はどうしても女史の心情に? 行き着いてしまうのです。
思いを巡らせば、彼女が初めて1巻の 『赤毛のアン』 (全10巻)を、
翻訳したのは、1954年(昭和29年)。
彼女の最後の作品となった、『エミリーの求めるもの』 (全3巻)は、
1968年(昭和43年)。(彼女はこの原稿を新潮社に届けたその月にお亡くなりになられたとか)
この間に、約14年の歳月があります。
【先日の記事】、第7巻 『炉辺荘のアン』 では、
「ロンバーディ・ポプラ」、「ロンバーディ杉」、あるいは、「ロンバーディ」 と、
3通りの記述がある事は、既にお知らせした通りです。
ところが、彼女の最後の作品となった、『エミリーの求めるもの』 では、
面白い事に、全て 「ロンバーディ杉」 となっているのです。
“・・・その後ろには丈の高い樅と ロンバーディーの杉 が、
薄い薔薇色と消えて行く黄色の夕映えの空に向かって伸びていた。”
【「エミリーの求めるもの」 第14章2.】
“・・・小道の末の方の、ロンバーディー杉 は、
大きな金の蝋燭のようだった。・・・” 【「同」 第18章】
“― 月光に向かう黒い ロンバーディー杉 の妖精のような美しさ ―”
【「同」 第26章2.】
これは何を意味するのでしょう・・。しかも早い時期に出版の本の方には、
「ロンバーディー・ポプラ」 としてあるのが多いにも関わらずに・・です。
彼女の本の特徴でもあるのですが、彼女自身の手で 「あとがき」 がされています。
それには随分、校正がなされた事が窺えます。
どう考えても、彼女がこの矛盾に気付かない筈はないと思うのです。
何か、この 「ロンバーディー」 には、特別の拘りがあったのでしょうか・・?
彼女の気持ちを一度、お聞きしてみたかった気がします。
それにしても、彼女の 「あとがき」。
“東京大森にて”と、記されてあるそれに、どれだけ温かみを感じた事でしょう。
又ある時は、“東京大森の夫亡き淋しい家で” と、記されていた時もありました。
そうそう、彼女は 「正しく美しい日本語」 の表現を目指していらしたのだそうですね。
道理で、文章を読む度に心地良い気持ちになったものです。
いみじくも、彼女がアンの本で記していらしたように・・。
“すみれの言葉のように” 、“まるで音楽のように”、その文章は心に響いたものです。
今日は、寒いの少し
マシだったかな^^
昨日も、雨でしたよね~
やっぱり洗車すると、
雨が降ります~~(笑)
そうそう
またまた、ガラスの林檎で
紹介してもらって
ありがとです~~
おしゃれな額に
入れてもらって、
嬉しいです~。
ほんと、
いつも、ありがとう
ございます~^^
今晩は~! いつも温かいコメント、有り難う~!
今日は、少し寒さ和らぎましたね~。
洗車、やっぱり・・?
私も・・もしかして・・? なんて、思っていましたの~。(笑)
写真のお礼は・・私の方が言わなければなりませんのに。
こちらこそ、いつも有り難うございます!!
先日、友達にも羨ましがられましたのよ~。
何だか、KEN さんの写真コーナーが出来てしまいそうです~。(笑)
額と言うか、写真立てが好きで集めていて良かったです~。
額に入れると、本当に素敵ですもの。有り難う~!!
どういう経緯で杉となったのか興味があります。
原文では、第9章2だけ、Lombardy Poplarとなっていて、あとはすべてLombardyとなっています。第9章2のところも「杉」と訳されているのでしょうか・・・?
イタリアのロンバルディー地方や、プリンスエドワード島の樹木については細かい情報がないのでなんとも判断できませんが・・・でもいろいろと推理していくのは楽しいですね~
『エミリーの求めるもの』ではロンバーディ杉なのですね。おもしろいですね。
村岡花子さんは言葉をとても大切にされていらっしゃったのですね~なにか意味がおありなのでしょうね。
今晩は~! いつもコメント、有り難うございます~。
私は、彼女の最後の作品となったこの本には、
彼女の強い意志を感じた気がしたのですが・・。
原書で、わざわざ・・恐れ入ります。
第9章2は、「素晴らしいロンバーディーのポプラの列・・」 と、
なっています。ちゃんと 「ポプラ」 ですのね。
見落としておりました~。
でも、そのすぐ後では、「暗い杉の並木道・・」 なんてあります。
でも、こちらは関係ありませんわね~。
杉への拘りだったのか、はたまた単純なものだったのか・・
今では分かりませんが、興味を持つには十分でした~。
Miya さんには、色々と有り難うございました~。
そうそう、『世に棲む日々』 に記されていたのですが・・。
「萩の人々は、町家の者でさえ、声が小さく、低く、慎み深いのである」 と、
あります。本当ですの・・?
今晩は~! いつもコメント、有り難うございます~。
>村岡花子さんは言葉をとても大切にされていらっしゃったのですね~
そうみたいですね~。
私は、最初に彼女の本を手にする事が出来て・・
本当に感謝しています。本当に美しいですもの。