輝かしい、緑がかった夕焼けが まだ西の空を染めていたが、 月が上り始め、その光を受けて 水は大きな銀の夢のように横たわっていた。 思い出は若い二人の上に甘い、 得も言われぬ魔力を織り成した。 「随分、おとなしいね、アン」 とうとうギルバートが口を切った。 「あたし、沈黙を破ったら、 この素晴らしい美しさが消えてなくなりは しないかと思って、ものを言う事も、 身動きする事も出来ないのよ」 【「アンの愛情」 第1章】 |
快晴の空が続きます。
あの18号の台風以来ですから、もう一週間以上続いているのですね。
お天気、この時期、珍しい程安定しています。
ただ今日は少々、風が強くなっています。
これも南の海上にある台風の影響でしょうね。(20号)
そうそう、昨夜の 「寝待月(ねまちづき)」。
お月様も19日となりますと、さすがに欠けて来ました。
そして20日の月は 「更待月(ふけまちづき)」。
名前の通り、夜も更けて出て来るそうです。
満ちる月ではなく、欠けて行く月への人々の思い。
格別なものだったのでしょうね。今も昔も。
今日の 『アンの世界』 の光景は、
丁度、【一週間前】 位のものなのでしょうね。
薄紫に染まった空が美しくて私も思わず写真に撮りましたから。
【出番を待つ次の薔薇も・・】
さて、ご覧の通り、庭の薔薇が今、再び花を咲かせています。
初夏の薔薇は瑞々しさに満ち溢れていましたが、
この季節の薔薇は、洗練されて匂うような美しさ。
尤も本当に香り高いのですが。
もし薔薇に香りがなかったら、
薔薇はこれほど愛されてきたかしら・・と思うほど。
香りも美しさも、より濃密になり、
一段と成熟して登場している気さえします。
先日は開きかけの蕾の薔薇でしたが、今日は満開のものを。
それでも白薔薇の持つ特性でしょうか・・。
気品のある笑顔。ある種の恥じらいと愁いを含んだような。
そして白の持つ深さと味わいに、より近付いている気がします。
16、17どころではなく20とか??!
ビックリです・・・
それは欠けて行く月だったのもビックリです
なるほど、そうですね・・・
うーーーーーーん・・・・・・
最近、感じている思いは欠けて行く月のソレなのかなぁ・・・とか思ったりしました。
変換しながら、 駆けて行く月 がまず先に出てましたが
駆けて行くは、印象が明るくていいですなぁ・・・そうだったらいいですよね・・・いくつになっても・・・
十五夜のみならず、16,17のみならず
更にあったのもまたまたビックリでございます(笑)
ありがとうございます
こちらにもコメント、有り難うございます。
>最近、感じている思いは欠けて行く月のソレなのかなぁ・・・とか思ったりしました。
そうですね~。満ちて行く月に名前はありませんものね。
ともすれば人間は、失って行く時に物の哀れを感じますから。
詩人になるのも、そんな時かも知れません。