【風花舞う日に咲いた 「金の成る木」 の花】
東風が軒下を吹き回り灰色の海峡は咆哮した。 しかし、嵐の時でさえ、 グリーン・ゲイブルズには それ独特の楽しさがあった。 ストーブの前に座り、林檎やキャンディーを 頬張りながら、ちらちら天井に映る炉の火を 見守っているのは良い気持ちだった。 咽ぶような風の音を外に聞きながら摂る 夕食の何と陽気な事か! 【「アンの幸福」 第2年目6.】 |
今日も晴れ渡った空で明けました。
冴え渡る・・というのも
いいかも知れませんね。
澄んだ空気。
ただ、その寒かったこと!
今朝こそ、今年1番の寒さでしょう。
案の定、庭に置いている、
如露の水は凍っています。
そして、チラチラ・・と初風花も。
でも、あくまでもチラッ止まり。
本格的な雪はお預けです。
そうそう、
その時撮ったのが右下の写真。
薄らと雪化粧しています。
インウォールクラータも
今日ばかりは寒さに
震えているようです。
そんな風花の舞った今日。
それにしても何と良い
タイミングなのでしょう、
まるで雪の精が舞い降りたような
「金の成る木」 の花が咲きました。
純白と淡いピンクの
小さな小さな花。
肉厚の葉っぱからは想像も
出来ないほどの可憐で清楚な花です。
花言葉も 「不老長寿」 、「一攫千金」。
新春らしい縁起の良い言葉ですね。
ところで昨夜は思いがけなく風がピューピュー。
普段は、ほとんど風が吹きませんので、たまに吹きますと何だか珍しくて。
ちょっとした 『アンの世界』 ではありませんか。
これって、立派な 「想像の余地」。
ついつい楽しんでしまいました。
冬の風は 「凩(こがらし)」 が一般的ですが、
「虎落笛」というのもありますね。
竹垣などに寒風が当たって笛のように鳴る風の事を言いますが、
何とも趣きのある言葉です。
それにしても昨夜は風が吹き 「風冷え」、
今日はそれゆえの 「底冷え」 になったのだとか。
日本語って、本当に言葉が豊富ですね。
このような素敵な言葉、大切にしたいです。
最後に。余談になりますが、「凩(こがらし)」 の文字。
これは国字です。所謂(いわゆる)、日本独自の字の事。
例えば、「峠(とうげ)」、「榊(さかき)」、「辻(つじ)」等など・・。
面白いですね。
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