【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春の気立つ

2015-02-03 21:20:38 | 香る庭の花綴り














黒ずんだ森、物想いに耽る牧場、
かつては花咲いた肥沃な谷間などに、
一種の魔力のこもる静寂が目に見えぬ
マントのように掛かっていた。
大地は働いた後の骨休めの眠りを
じっと待っている老人を思わせた。                 
                 【「アンをめぐる人々」 6.】






   今日のタイトルとは、およそ不似合いな
  重く垂れ込めた空で明けました。

   今日は節分。恵方巻きなるものも頂きました。
  (その年の恵方に向かって巻き寿司を無言のまま
  丸かぶりすると幸せが訪れると言われている)

   因みに今年の恵方は西南西とか。
  とは言え、こんな行事がある事は、
  子供の頃に遡るまでもなく、最近まで露知らず。

   しかしながら、お寿司は好きですし、
  幸せになる事なら、乗っかりましょう。
  ささやかながら経済貢献? という訳です。










                                 【ローズゼラニウム】
   さて庭の匂い菫は、
  開花までもう少し
  待たねばなりません。

   それでも2月の
  声を聞きますと・・。

   菫の季節が
  近付いた気がして、
  心もはやります。

   それにパンジーや
  ヴィオラに至っては、
  一時に比べれば
  随分、増えました。

   「菫程な小さな
  人に生まれたし」

       ~夏目漱石

   (もし生まれ変わる
  のなら、今度は菫位の
  小さな人になりたい)

   明治時代の男性って、
  繊細な心を持って
  いたのですね。

   そう言えば、乃木大将などの
  軍人だって、相当な詩人でしたものね。
  世が世なら・・と言われていたものです。

   夏目漱石の親友、正岡子規に至っては、
  「花は我が世界にして草花は我が命なり」
               ~ 「吾幼児美感」 より

   と述べる程、草花をこよなく愛していたと言われています。

   ところで今年も庭に植えているローズゼラニウムが元気です。
  上が枯れても切り詰めれば春には再び芽が出るのですが、
  その場合とでは花芽の数が雲泥の差です。今年も楽しみです。  


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