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今日は、降ったりやんだりの生憎の天気になっています。
ただ、気温はそれほど低くはありません。
朝、早いうちこそ暖房入れていましたが、今は消していますから。
とは言え、先程から少し風が出て来ました。
天気予報では “春の嵐” なんて言っていましたが、
それほどでもありません。尤も地域によって差があるのかも知れませんね。
そうそう昨夜のお月様は、“朧月” でした。
単に曇り空・・というだけの事だったのでしょうが、
“春の風情があるわね・・” ~ なんて、神妙に眺めたものです。
神々しいまでに白く冴え渡る冬の月とは、明らかに違ったものでしたから。
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さて、こちらの写真。本当に久し振り漆器の登場です。
つい先日、探し物をしていましたら出て来ました。ラッキー!
でも何だか最近、こんな事ばかりですね。
しかしながら、どちらで求めた物やら、はたまた頂き物なのか・・すっかり忘れています。
その 「忘却の彼方」 に忘れ去られていたこの漆器。
箱には 「溜色小皿~たち吉」、箱の中にも 「たち吉」 の栞。
従って、合成物ではないと思うのですが・・。
量感、質感共にあり、周りの色をも写し込んで、キラキラ輝いています。
ところで、この 「溜色」。
いかにも日本的な 「溜色」 という色ですが、どんな色かご存知ですか?
「溜」 と言いますと・・私は、つい 「溜池」 や、「はき溜め」 を連想してしまいますけれど。
でも、それは私の浅はかさで、「溜塗り」 という漆(うるし)塗りの技法もありますものね。
実は、小豆(あずき)色の事です。ここでも日本語の奥深さを思います。
ただ、「溜(ため)色」 の漢字も語感も、私にはもう一つですので、
今日のタイトルは 「飴(あめ)色」 とさせて頂きました。
そうそう、こじつけかも知れませんが、前述の 「忘却の彼方」。
こんなフレーズを思い出してしまいました。
関係ありませんが、「魔法の言葉」 っていいですね。
“『遥か彼方』 という言葉は、
今なおナンにとって 魔法の言葉 であった・・・・・
風吹く丘を越えて微かに聞こえて来る音楽のように。”
【「炉辺荘のアン」 第37章】
宝石やガラスの輝きもきれいだと思いますが、漆器の光沢はあたたかみがあっていいですね。
ありがとうございます。勉強になりました。
赤色の上に、漆の飴色が重なって上品な小豆色になるのですね。
溜塗り、きれいに仕上げるのが(今の僕にとっては)難しいです。
先日、あるお店で「漆器」を見たのですが、ウレタン塗装なのに注意書きに「かぶれることがあります」と書いてありました???
(確かにリラさんの言われていたとおりですね!)
ウレタン塗装でかぶれるとは・・・聞いたことがありません。なんだか意図的なものを感じ、気持ちが悪くなりました・・・
ここまで、あちこちのお店で漆器を見てみましたが、たとえば普通サイズのお椀の場合、国内で作った場合ならば1万円以上出さないとちゃんとしたお椀が手に入りにくいです。がんばって7千円台といったところでしょうか・・・ただその場合コストを削るために手を抜かざるをえないのでそれがどうしても作品に表れてしまいます。
(お金の話になってしまってごめんなさい・・・)
続けてコメント、有り難う~! きたあかりさん~☆
「溜色」、日本ならではの色名ですよね~!
ただ私だけが思うのかも知れませんが、
「瑠璃色」 の対極にあるような気がしてなりません~。
仰る通り、漆器もキラキラ・・。
それに、硝子や陶器のように冷たくありませんものね~。
それなのに、熱伝導も柔らかですし・・。
温もりのある器ですね~!
今晩は~! Miya さん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
先でも触れましたが、溜色って、日本的ですよね~!
それに花の色などと違って、咄嗟に想像も出来ませんし・・。
>ウレタン塗装なのに注意書きに
「かぶれることがあります」と書いてありました???
ホント、変ですね~。
かぶれるとしましたら・・薬品でかしら・・?
だとしたら、もっと怖いですよね~!
価格とコスト・・大変ですよね~!
でも、お安くするために手を抜くって、嫌ですよね~!
Miya さんのお気持ち分かります~。
私も小物類のペイント作品、お店に置いた事があります。
例えば、珈琲フィルターペーパー入れ程度で、
¥3800位だったでしょうか。
お店の方には、「大変でしょうから簡単な薔薇でいいですから・・」なんて、
言われるのですが、そんな薔薇なんて描きたくありませんものね~。
コストなんて考えましたら、やっていられません~。(笑)
まして漆器なんて、比べ物にならないほど大変な作業ですし、
お値段、少々お高くても当然・・という気がしますけれど。
世間一般の認知度もありますし、少々お高くても、
Miya さんは、こだわりの作品を作って下さいね~!
業界が決めた基準だから仕方ないのでしょうが・・・
DIYショップに行くと「合成漆」という名前の商品もあります。これを使って「漆器」を作ることも可能なのかもしれません・・・
今では、ちゃんと漆を使った「漆器」を知らない人が多いのでは、と思います。
とにかく地道に活動していきたいです。
「かぶれることがあります」という一見ネガティブな表示をすることで、かえって漆を使う「漆器」のようなイメージを出すつもりなのかな・・・と感じました。
作業の効率化で少しでも価格を抑えたいなぁとは思いますが・・・
ただ、早く仕上げたいと工程を省こうとしたりすると、とたんに結果として表れてしまうのが漆の怖いところです・・・
なんとか工夫して少しでも手に入れやすい価格の商品も出したいなぁとは思っています。
こんにちは~! Miya さん~☆
再度、温かいコメント、有り難う~!
昨夜コメント、頂いていたのですね~!
気付かなくて、ごめんなさい~!
>DIYショップに行くと 「合成漆」 という名前の商品もあります。
私も気付いていました~。
年末に外壁の塗装工事をした際に聞いてみましたら・・。
「合成漆」 は、フローリングの床や、ウッドデッキなどに、
使用するなんて仰っていらっしゃいましたけれど。
それで納得しましたけれど、器の事は頭の中にはありませんでした~。
考えてみれば、家の塗装専門の方ですものね~。
その答えは当然と言えば、当然ですけれど・・。(笑)
今はデフレの時代ですので、価格設定、大変ですね~!
でも、Miya さんのように誠実できちんとした作品は、
皆さん、納得してお使いになるのではないかしら・・?
私も1度、使ってみたいのですけれど・・なかなかです。