【帯のクッション】
【今日のランチョンマット】
穏やかな、風のない、真珠のような 灰色がかった日だった事をアンは覚えていた。 周りは侘びしい茶色と紫の 11月 の景色で、 雲の裂け目から太陽が射し出ている所は、 高台や坂がそちこちに 日光の継ぎを当てていた。 【「炉辺荘のアン」 第29章】 |
時折、太陽は姿を見せるものの、
今日は、すぐにどんよりした空になっています。
日光を出し惜しみしているせいでしょうね、
昨日以上に寒く感じられます。
暖かいのはいいですが、
やはりある程度、冬は寒くなりませんと。
どこかで、ほっとしている私がいます。
それでも 『アンの世界』 に例えれば、
11月頃の季節なのでしょうね。
さて、テーブルセンターにランチョンマット、
クッションと大活躍役の帯。
今日の帯は、黒地に花柄。蘭でしょうか・・。
今日も、その帯を敷いたテーブルで、
珈琲を頂く事に致しましょう。
結構、華やかなテーブルになりました。
となれば、およそ10日振り、
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店ですね。
今日も和風で。
今日の帯なら、敢えて和に拘る事もありませんが、
丁度、手近に和のカップがありましたから。
生憎、どちらの焼物か分かりません。
京都で求めたものですが。
珈琲は、芳醇な味わいの 「ホンジェラス」。
お茶請けは、これも好物の 「かもめの玉子」 と、
好物ばかりを並べてみました。
そうそう、今日の珈琲カップ。
小さく見えますが、意外にも量は入ります。
それにこの形のお陰で、珈琲が冷めにくいのです。
冬には持って来いの器ですね。
時を重ねたもの(帯)、人の手になるもの(珈琲カップ)、
温もりと質感を感じて大好きな珈琲・・
心、安らぐひと時です。
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