だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

モノクロームな世界へようこそ!

2007-06-14 21:43:24 | 映画
近未来を映像化する時、“レトロフューチャー”という描き方があります。直訳すると“懐古的未来”とでも言いましょうか。映画の中にも、そんな世界がたくさんあります。私が何より好みなのが、「ブレードランナー」(82)。リドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演作。

他にもフリッツ・ラング監督の「メトロポリス」(26)、デイビッド・リンチ監督の「デューン/砂の惑星」(84)、テリー・ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」(85)、リュック・ベッソン監督の「フィフス・エレメンツ」(97)、ヴィン・ディーゼル主演の「リディック」(00)や、ジュード・ロウ主演の「スカイキャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー」(04)なんていうのもありました。

製作年の違いはあれ、やはり近未来のイメージで1番に思い浮かぶのは、「ブレードランナー」の映像世界。雨が降りしきる(しかも酸性雨)陽のささない暗い情景。空間を走る(飛ぶ)車。発達した機械が存在するも、その造形はレトロなイメージ。ちょうど屋台のそば屋が、空を走りながら商売するみたいな…。

SFX(特撮)やVFX(視覚効果)を使った映画は、私たちに『多分、こうだろうな~』という近未来を見せてくれます。大好きなジャンルです。で、フランスから素晴らしい映画がやってきます。しかもアニメーションで…。“デジタル・アニメ”、正しくは“デジタル・モーション・グラフィック”というそうで、見たこともないモノクロームの世界が展開します!

ルネッサンス」(06)は、フランス/イギリス/ルクセンブルグ合作。監督はデザイン・原案も担当した、クリスチャン・ヴォルクマン。これがデビュー作です。2054年のパリ。医療関連企業体のアヴァロン社の研究者イローナが誘拐され、カラス警部が事件を追うことになります。次第に誘拐の背景に迫る警部。そこには、人類の未来に関わる危険な研究と陰謀の影が…。

この映画の見どころは、なんといってもその映像!そして声の出演者。ダニエル・クレイグ、キャサリン・マコーマック、ジョナサン・プライス、イアン・ホルムらが、並びます。まずは、サイトの予告編をご覧あれ!そして劇場へ!
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