メル監督の「アポカリプト」を見て、マヤ文明の時代に生きた人たちのナチュラルな、そして過酷な生き様をまざまざとリアルに見せつける、メルの想いを痛感!なんて力強い演出なんでしょう!こんな映画を作れるのは、メルしかいない。メルが描きたかった、マヤの世界…。そして家族への想いと恐怖。
メルは熱心なカトリック教徒として有名で、自宅近くに教会を建てたことや、私財を投じて「パッション」(04)を製作したことでもわかります。そのメルが1989年に設立した映画会社が、『アイコン・プロ』。映画の最初に出てくるイコン(英語読みがアイコン)の絵が、目印です。
私は絵画展にもよく行きますが、宗教画(イコン)も好き。先日知人からチケットをいただき、さっそく出かけました。場所は西新宿の“損保ジャパン東郷青児美術館”。展覧会の名前は「ペルジーノ展」。あまり馴染みのない画家ですね。調べてみました。
ペルジーノ(本名ピエトロ・ヴァンヌッチ)は、イタリアのペルージャに1450年頃生まれたそうです。バチカンやシスティーナ礼拝堂の壁画を担当したことで有名。今で言う、親方的存在だったとか。またラファエロの師といわれ、“神のごとき人”と呼ばれた宗教画の画家です。
聖母マリア、キリスト、天使、聖者など、いわゆる聖書の物語を中心に描かれた鮮やかな作品を展示。平面的な描き方の作品から、遠近法を使った作品など、当時の宗教画(板絵、キャンバス画など)を堪能できます。一部は壁画のコピーのパネルも展示されていますが、本物が見たくなります。
ペルジーノの作品は、16世紀の宗教革命以降に失われてしまったものが多いそうです。祭壇画などはバラバラになり、収蔵されている美術館もあちこちに…。今回、日本である程度まとまって見れるのはうれしいことですね。興味のある方は、お早めに。
メルは熱心なカトリック教徒として有名で、自宅近くに教会を建てたことや、私財を投じて「パッション」(04)を製作したことでもわかります。そのメルが1989年に設立した映画会社が、『アイコン・プロ』。映画の最初に出てくるイコン(英語読みがアイコン)の絵が、目印です。
私は絵画展にもよく行きますが、宗教画(イコン)も好き。先日知人からチケットをいただき、さっそく出かけました。場所は西新宿の“損保ジャパン東郷青児美術館”。展覧会の名前は「ペルジーノ展」。あまり馴染みのない画家ですね。調べてみました。
ペルジーノ(本名ピエトロ・ヴァンヌッチ)は、イタリアのペルージャに1450年頃生まれたそうです。バチカンやシスティーナ礼拝堂の壁画を担当したことで有名。今で言う、親方的存在だったとか。またラファエロの師といわれ、“神のごとき人”と呼ばれた宗教画の画家です。
聖母マリア、キリスト、天使、聖者など、いわゆる聖書の物語を中心に描かれた鮮やかな作品を展示。平面的な描き方の作品から、遠近法を使った作品など、当時の宗教画(板絵、キャンバス画など)を堪能できます。一部は壁画のコピーのパネルも展示されていますが、本物が見たくなります。
ペルジーノの作品は、16世紀の宗教革命以降に失われてしまったものが多いそうです。祭壇画などはバラバラになり、収蔵されている美術館もあちこちに…。今回、日本である程度まとまって見れるのはうれしいことですね。興味のある方は、お早めに。