だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ランジェラを見逃すな!

2009-02-06 22:06:56 | 映画
フランク・ランジェラは、「パリは霧にぬれて」(71)で認識しました。ルネ・クレマン監督作品で、フェイ・ダナウェイの夫役。細身で印象的。そして「ドラキュラ」(79)のランジェラは最高でした!

ブロードウェイの舞台を、ジョン・バダム監督が映画化。もちろん、舞台の主演もランジェラ。この作品はそれまでの吸血鬼物と違い、“愛”がテーマでした。ランジェラのドラキュラは、伯爵の名に恥じない気品と色気を感じさせました。

宿敵ヴァン・ヘルシング教授をローレンス・オリヴィエが演じ、音楽もジョン・ウィリアムズと豪華。未見の方は、ぜひ!で、ランジェラは1938年1月1日ニュージャージー州ベイヨン出身。もう~71歳なんですね。うむ。

最新作は、アカデミー賞の作品賞と主演男優賞にノミネートされた「フロスト×ニクソン」(08)。1970年デビューのランジェラ、初のオスカーノミネートです。監督はロン・ハワード。

脚本は「ラストキング・オブ・スコットランド」「クィーン」(06)「ブーリン家の姉妹」(08)のピーター・モーガンで、彼自身の舞台劇を映画化。

1974年、ウォーターゲート事件によってアメリカ史上初の辞任に追い込まれた、第37代リチャード・ニクソン大統領(ランジェラ)。8月9日ホワイトハウスから去る大統領の生中継を見ていた1人に、デビッド・フロスト(マイケル・シーン)がいました。

フロストは、母国イギリスとオーストラリアでトーク番組を持つ人気司会者。辞任後、罪を認めることなく沈黙を守っているニクソンに単独インタビューを企画。ニクソンの代理人スイフティー・リザール(トビー・ジョーンズ)に出演交渉を開始します。

数ヶ月後、60万ドルでOKを伝えてきたニクソンは、実は政界復帰を目論んでいました。フロストをちょろい相手と見なしたのは、側近ジャック・ブレナン(ケヴィン・ベーコン)。一方のフロストは、ジャーナリストのボブ・ゼルニック(オリヴァー・プラット)と、作家のジェームス・レストン(サム・ロックウェル)をブレーンとして雇います。

1977年3月23日、とうとうインタビュー番組が始まります!映画は4日間に渡る、世紀のインタビューを描いています。舞台で、第61回トニー賞で主演男優賞を受賞したランジェラ。同じくマイケル・シーンはオリビエ賞の主演男優賞にノミネート。こんなすごい映画、見逃す手はありません!
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