チェン・カイコー監督の「さらば、わが愛/覇王別姫」(93)は、私にとって格別の思い入れのある作品です。まず、レスリー・チャンの主演作であること。香港映画ですでにファンだった私は、レスリーの筆舌に尽くし難い魅力にクラクラでした。
そして、京劇の素晴らしさを再認識したこと。それまで映画などで知ってはいたものの、京劇の世界の厳しさ、凄さ、華麗さを思い知りました。本物が見たくて、北京にも行きました。もちろん、東京でも京劇の舞台を見に行きましたっけ。
そして、レスリーの自殺(2003年4月1日)…46歳でした。もし、今生きていたら、この役もぜひやって欲しかった…。レスリーの美しさは、あの日のまま止まっています。「花の生涯ー梅蘭芳」(08)は、「PROMISE」(05)以来、久々のチェン・カイコー脚本・監督作です。
梅蘭芳<メイ・ランファン>は、1894年10月22日北京生まれ(1961年8月8日没)。京劇の女形として有名な俳優。天賦の才能に恵まれ、京劇を芸術として高めて行きました。それまでの型にはまった伝統的な京劇を近代化。海外公演を初めて行ない、日本にも3度来日。
祖父の代から続く北京の京劇の名門に生まれた蘭芳は、早くに両親と死別。父親代わりとして慕っていた伯父、梅雨田<メイ・ユィティエン>とも少年時代に死別してしまいます。10年後。時代は清朝崩壊後の中華民国。青年、梅蘭芳(ユィ・シャオチュン)は女形スターとして多忙な毎日を送っていました。
この頃、海外で学んだ邱如白<チウ・ルーパイ>(スン・ホンレイ)と出会い、古い決まり事にとらわれず生身の人間を演ずるべきと教えられます。数年後、円熟期を迎えた蘭芳(レオン・ライ)は、アメリカ公演を企画していました。
こうして物語は、梅蘭芳の華麗で壮絶なる京劇女形スターの人生を描いていきます。舞台での華やかな蘭芳とは違い、知られざる実際の人生とは?京劇界の男形女優、孟小冬<モン・シァオトン>にチャン・ツィイー、妻の福芝芳<フー・チーファン>にチェン・ホンなどが共演。
レスリーが演じた『覇王別姫』も梅蘭芳が創作・上演した演目でした。私も梅蘭芳という名前だけは、よ~く知っていました。チェン・カイコー監督の描く、伝説の女形スター“梅蘭芳”の花の生涯。絶対見ます!
そして、京劇の素晴らしさを再認識したこと。それまで映画などで知ってはいたものの、京劇の世界の厳しさ、凄さ、華麗さを思い知りました。本物が見たくて、北京にも行きました。もちろん、東京でも京劇の舞台を見に行きましたっけ。
そして、レスリーの自殺(2003年4月1日)…46歳でした。もし、今生きていたら、この役もぜひやって欲しかった…。レスリーの美しさは、あの日のまま止まっています。「花の生涯ー梅蘭芳」(08)は、「PROMISE」(05)以来、久々のチェン・カイコー脚本・監督作です。
梅蘭芳<メイ・ランファン>は、1894年10月22日北京生まれ(1961年8月8日没)。京劇の女形として有名な俳優。天賦の才能に恵まれ、京劇を芸術として高めて行きました。それまでの型にはまった伝統的な京劇を近代化。海外公演を初めて行ない、日本にも3度来日。
祖父の代から続く北京の京劇の名門に生まれた蘭芳は、早くに両親と死別。父親代わりとして慕っていた伯父、梅雨田<メイ・ユィティエン>とも少年時代に死別してしまいます。10年後。時代は清朝崩壊後の中華民国。青年、梅蘭芳(ユィ・シャオチュン)は女形スターとして多忙な毎日を送っていました。
この頃、海外で学んだ邱如白<チウ・ルーパイ>(スン・ホンレイ)と出会い、古い決まり事にとらわれず生身の人間を演ずるべきと教えられます。数年後、円熟期を迎えた蘭芳(レオン・ライ)は、アメリカ公演を企画していました。
こうして物語は、梅蘭芳の華麗で壮絶なる京劇女形スターの人生を描いていきます。舞台での華やかな蘭芳とは違い、知られざる実際の人生とは?京劇界の男形女優、孟小冬<モン・シァオトン>にチャン・ツィイー、妻の福芝芳<フー・チーファン>にチェン・ホンなどが共演。
レスリーが演じた『覇王別姫』も梅蘭芳が創作・上演した演目でした。私も梅蘭芳という名前だけは、よ~く知っていました。チェン・カイコー監督の描く、伝説の女形スター“梅蘭芳”の花の生涯。絶対見ます!