だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

5人の生存者、5つの謎

2009-02-19 22:22:51 | 映画
コロンビア人作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス(1928年生まれ)。代表作の「エレンディラ」(83)「予告された殺人の記録」(87)「コレラの時代の愛」(07)など映画化されたものもあり。息子のロドリゴ・ガルシアは、映画監督。

1959年8月24日コロンビアのボゴタ出身。はじめは撮影、つまりカメラマンとして映画界に入り、オムニバス映画「フォー・ルームス」(95)やTVMの「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(98)などで活躍。監督デビューは「彼女を見ればわかること」(99)。脚本も書いてます。

「彼女の恋からわかること」(02)や「美しい人」(05)もそう。この3本はいずれも女性を主人公にし、人間の細かい心情を巧みな脚本で描き、見る者をぐいぐい引き込む力を持っていました。さすが作家の息子。私もファンです。

最新作の「パッセンジャーズ」(08)では、脚本をそれまでTVMを手掛けて来たロニー・クリステンセンが担当。“パッセンジャーズ”とは、乗客のこと。飛行機事故で109名の乗客のうち、5人が生存。彼らのセラピーを担当することになったのは、セラピストのクレア・サマーズ(アン・ハサウェイ)。

恩師のペリー・ジャクソン(アンドレ・ブラウアー)からの依頼で担当となったクレアは、グループ・カウンセリングを開始します。ところが生存者の内、エリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)だけは、グループ・カウンセリングは必要ないと参加を拒否します。

彼はショック状態のみんなとは違い、落ち着いた様子でクレアの『個別カウンセリング』の申し出を受けます。不可解な言動のエリック。さらには生存者たちが語る事故の状況が、航空会社の説明とは食い違いがあったのです。

そして、相次ぐ生存者たちの謎の失踪…。クレアの身の回りにも妙な出来事が起こりはじめ…。そもそもなぜ飛行機事故は起きたのか?なぜ5人だけ生き残ったのか?う~む、知りたい!

共演者は、アーキン役にデヴィッド・モース、シャノン役にクレア・デュヴァル、トニ役にダイアン・ウィースト。TV「Xファイル」のシガレット・スモーキングマン役のウィリアム・B・デイヴィスも出てます。

ところで主演のアン・ハサウェイは、「プラダを着た悪魔」(06)や「ゲット スマート」(08)などのコメディから、演技派女優へ移行中。がんばってます!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする