だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

どこへ行くの?

2009-02-10 14:17:53 | 演劇
加藤健一事務所の最新作は、VOL.71「川を越えて、森を抜けて」です。カトケンさんはじめての作品ですね。うれしいです。原作戯曲を書いたのは、ジョウ・ディピエトロ。こちらも初めて聞く名前です。

資料がないのでわかりませんが、作品の舞台はアメリカのニュージャージー州。ということは、ディピエトロさんもアメリカ人?作品の主人公たちは、イタリア系家族なので、ディピエトロさんも名前からしてイタリア系?(想像です)

ニュージャージー州の小さな町に住むフランク(加藤健一)とアイーダ(竹下景子)のジアネッリ夫妻。娘の夫の両親も2軒隣に住んでいます。彼らは、ヌンツィオ(有福正志)とエンマ(一柳みる)のクリスターノ夫妻。そして孫のニック(山本芳樹)も、祖父母たちの近くで暮らしています。

イタリア系の家族というと、「ゴッドファーザー」(72)シリーズなどが思い浮かびますが、結束が固く、情に厚いイメージが。私のお気に入りの「この胸のときめき」(00)では、ミニー・ドライヴァーのおじいちゃんたちがシナトラやディーン・マーチンの歌を歌って踊って、最高に楽しかったです。

フランクたちもそんなイタリア系。毎週日曜日には、みんなでディナーを楽しんでいます。ある木曜日、いつもならみんな揃うのは日曜日なのですが、ニックが祖父母の家に報告にやって来ます。突然、シアトルに引っ越すことになってしまったのです。

仕事の都合とはいえ、驚いたみんなはなんとかニックを引き止めようと、画策します。そして日曜日。いつものディナーの席で、エンマの知り合いの若い女性、ケイトリン・オヘア(小山萌子)を紹介します。うむ、シアトルに行くか、町に残るか…。

ところがそのディナーの後、ニックは発作を起こして倒れてしまいます!原因は?ニックはフランクの家で静養します。その時、目撃した普段見たことのない祖父母たちの姿とは…?

加藤さんの舞台は、ハートウォーミングなドラマや底抜けに楽しいコメディ、反対にめちゃくちゃシリアスな1人朗読劇とか、ジャンルも豊富。初上演の本作はハートウォーミング・コメディだそう。楽しみですね~。

初出演の竹下景子にも期待です。しかし、おばあちゃん役ですけど。うふふ。
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