だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本当のドラキュラ(ヴラド3世)

2014-10-03 21:22:21 | 映画
アイルランド出身の小説家、ブラム・ストーカー(1847年11月8日~1912年4月20日)。本名は、エイブラハム・ストーカー。なんと言っても、『ドラキュラ』(1897年)の作者で有名。

主人公のモデルとなったのは、15世紀ワラキア(現在のルーマニア南部)ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ、ヴラド・ドラキュラ)。ちなみにヴラドの愛称が、“ドラキュラ”だとか。

さらに“ドラキュラ”には“悪魔の子”という意味もあり、ストーカーは主人公にその名を付けたようです。詳しいことは不明ですが。あくまでもフィクションとして見る時、すごく参考になるのが…

フランシス・フォード・コッポラ監督「ドラキュラ」(92)です。ゲイリー・オールドマンが、主人公を演じました。衣装デザインの石岡瑛子氏がアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞。

美しくも悲しい愛の物語を、未見の方はぜひ。今まで数々のドラキュラ(吸血鬼もの)映画が作られてきましたが、どうしてもホラー作品になってしまうドラキュラ映画。

最新作「ドラキュラZERO」(14)は、ちょっと違います。ゲイリー・ショア監督が描く、アクション映画なのです。1462年、トルコの勢力下にあるトランシルヴァニア国。

“串刺し公”の異名を持つ、君主のヴラド・ツェペシュ(ルーク・エヴァンス)の下、国は栄え、人々は平和に暮らしていました。しかしある日のこと、オスマン帝国からの要求がきます。

ヨーロッパ攻略を狙うオスマン帝国のメフメト2世(ドミニク・クーパー)は、ヴラドの息子を含む1000人の少年を兵士として育てるため、自国へ引き渡すよう要求したのです。

ヴラドは、妻ミレーナ(サラ・ガドン)や息子、国を守るため、大国相手に反旗を翻すのでした。そして古代より伝わる絶対的な“闇の力”と契約を交わすことに。果たして、それは…。

エヴァンスは、「タイタンの戦い」(10)のアポロ、「インモータルズ 神々の戦い」(11)のゼウス、「三銃士」(11)のアラミス、「ホビット」(13)のバルド役でお馴染み。ぜひ見ましょ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする