だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ポランスキー監督の2人芝居

2014-10-22 21:09:15 | 映画
「戦場のピアニスト」(02)でアカデミー賞監督賞を受賞した、ロマン・ポランスキー。1933年8月18日パリ出身で、今年81歳。元気です。結婚は3回しています、はい。

1968年に結婚した2度目の妻、女優シャロン・テートの事件(69年8月)は今も有名。そして86年に知り合ったフランス人女優エマニュエル・セニエと、89年3度目の結婚。

セニエは、ジャン=リュック・ゴダール監督「ゴダールの探偵」(85)でデビュー。ポランスキー監督、ハリソン・フォード主演「フランティック」(88)や「赤い航路」(92)に主演。

「オディールの夏」(94)「ヴァンドーム広場」(98)「ナインスゲート」(99)「潜水服は蝶の夢を見る」(07)「危険なプロット」(12)「母の身終い」(12)などにも出演。

「ナインスゲート」以来の監督とのコラボが、「毛皮のヴィーナス」(13)です。ご存じかも知れませんが、原作はアメリカの劇作家デヴィッド・アイヴスの同名戯曲。

そしてその元になったのが、レオポルド・フォン・ザッヘル・マゾッホの小説『毛皮のヴィーナス』。カンヌ国際映画祭のパルム・ドールにノミネート、フランスのセザール賞では、作品賞他…

9部門にノミネートされ、見事監督賞受賞。マゾッホ作品ですから、覚悟して見ましょうね。自信家で傲慢な演出家トマ(マチュー・アマルリック)は、ある舞台のオーディションを開催。

終了後、無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)が遅刻してやって来ます。トマは、がさつで厚かましいワンダに無理やりオーディションを受けさせることになってしまいます。

ワンダを見下していたトマ。ところがステージに上がったワンダは、役を深く理解し、セリフも完璧!すっかり魅せられてしまいます。次第に圧倒的優位に立つ、ワンダ。

果たして、オーディションの行方は?劇場の舞台と客席で繰り広げられる、『毛皮のヴィーナス』。女優と演出家の駆け引きを堪能しましょう!舞台好きにもたまらない作品のはず。
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