だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

フィンランドのヘレン・シャルフベック

2015-04-12 14:48:00 | 展覧会
“ヘレン・シャルフベック”は、フィンランドを代表する画家の名前。知りませんでした。北欧を中心としたヨーロッパ諸国ではその名を知らない人はいないほどの有名なんだとか。

まだまだですね。1862年7月10日、フィンランドのヘルシンキ出身。3歳の時、事故で足が不自由になってしまいます。11歳で絵を学び始めます。1883年、パリのサロンに初参加。

1898~1902年、フィンランド芸術協会の素描学校で静物、人物クラスを教えることに。1913年、生涯にわたる支援者、画商ヨースタ・ステンマンと出会います。

1946年1月23日、ストックホルム近郊ザルツヨパーデンの療養ホテルで亡くなりました。83歳でした。日本ではほとんど知られていないヘレン・シャルフベックを取り上げた展覧会が…

東京藝術大学大学美術館で開催されます。それが「フィンランドを生きた女性画家の軌跡 ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」です。特別協力:フィンランド国立アテネウム美術館。

フィンランドは、2017年建国100周年を迎えます。その国民的女性画家ヘレン・シャルフベックをまとめて紹介する展覧会。パリで吸収したものを大胆に抽象化した作品や…

鏡の中の晩年の自分を残酷なまで冷徹に見つめた自画像など、死ぬまで1人の画家であり続けようとしたシャルフベック。展覧会には、ポスターになった『快復期』(1888年)

『少女の頭部』(1886年)、『母と子』(1886年)、『お針子(働く女性)』(1905年)、『黒い背景の自画像』(1915年)、『赤いリンゴ』(1915年)、『諸島から来た女性』(1929年)

そして『自画像、光と影』(1945年)など。特にこの『自画像、光と影』は、鏡の中の自分をまるで骸骨のように描いています。思わず目を背けたくなるような、迫力です。

2012年、生誕150周年を記念する大回顧展が開催されたフィンランド。そして東京、上野でヘレン・シャルフベックの初期から晩年に至る画業、見に行きませんか?
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