だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

刑務所のゴドーを待ちながら

2022-05-23 16:58:58 | 映画
『ゴドーを待ちながら』は、アイルランドの劇作家サミュエル・ベケットが1952年に発表した戯曲で、フランス語で書かれました。

不条理劇の代表作として、その後の演劇に多大な影響を与えました。もちろん、日本でも上演されているのでご存知の方も。登場人物は…

ウラディミールとエストラゴンの2人。ひたすらゴドーという人物を待ち続けます。これから見る方のためにあらすじは、ぜひご自分で。

脚本家出身のエマニュエル・クールコル監督「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」(22)には、その『ゴドーを待ちながら』が登場します。

本作は、スウェーデン俳優ヤン・ジョンソンの実体験を元にしているそうです。売れない役者のエチエンヌ(カド・メラッド)は…

囚人たちのための演技ワークショップの講師に招かれます。彼が選んだのは『ゴドーを待ちながら』。さまざまな背景を持つ囚人たちと…

向き合いながら芝居に打ち込むエチエンヌの情熱は、囚人たちや刑務官たちの心を動かし、塀の外での公演が実現することに。

彼らの舞台は予想以上の好評を呼び、再演を重ねます。ついには大劇場パリ・オデオン座から最終公演のオファーが届くのでした。

果たして、囚人たちの大舞台とは?カド・メラッドは、アルジェリア出身のフランス俳優。「コーラス」(04)、「幸せはシャンソニア劇場から」(08)、

「プチ・ニコラ」(09)、「オーケストラ・クラス」(17)、「クイーンズ・オブ・フィールド」(19)でお馴染み。見ましょ。
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