韓国の住宅事情

ポン・ジュノ脚本、監督「パラサイト 半地下の家族」（１９）は、韓国映画初のカンヌ国際映画パルムドールを受賞し、アカデミー賞では…

作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞したヒット作。大のお気に入りです。ちなみに半地下とは、窓のない地下室とは異なり…

部屋の半分くらいが地下に埋まっている部屋のことで、韓国では下層住居として知られ、格差社会や貧困の象徴なんだとか。未見の方は必見です。

イ・ソルヒ脚本、監督「ビニールハウス」（２２）のポスターには、『半地下はまだマシ』というコピーがあり、目を引きます。

本作も、貧困や孤独、介護といった現代の韓国が抱える社会問題をテーマにしたサスペンス映画。貧困のため、住む家を失ったムンジョン（キム・ソヒョン）。

農業施設であるビニールハウスで暮らすムンジョンは、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすことを願っていました。その資金を稼ぐため…

盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働く日々。ある日、ファオクが突然風呂場で暴れ出し…

ムンジョンと揉み合いに。しかし後頭部を床に打ち付け、そのまま亡くなってしまいます。困ったムンジョンは、同じ認知症を患う…

自分の母親をファオクの身代わりにすることにします。果たして？監督のイ・ソルヒは、本作が監督デビュー作。ヤン・ジェソン、

シン・ヨンスク、アン・ソヨ共演。本作の出演者たちはよく知らない（ＴＶドラマが多いよう）ので、新鮮なサスペンスが楽しめそう。見ます。