だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

学校で起きている普通のこと

2024-04-04 21:03:44 | 映画
日本でもスクールハラスメントという言葉があるくらい、学校内で様々な問題が起きています。宿題を忘れた生徒を長時間立たせるなど…

教師から生徒に対するハラスメント、たとえば体罰、無視、嫌がらせ、いじめ。それは教師間や、教師と保護者の間でも起こっているのです。

現状を知らない者としては、ニュースなどで見るとびっくりします。ドイツ映画、イルケル・チャタク脚本、監督「ありふれた教室」(23)は…

ある事件をきっかけに、学校内の秩序が崩壊していくサスペンスです。仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラ(レオニー・ベネシュ)。

新たに赴任した中学校で、1年生のクラスを受け持つことになります。同僚や生徒の信頼を得ていく中、学校内で盗難事件が続発します。

そして、カーラの教え子が犯人として疑われることに。校長たちの強引な調査に反発したカーラは、独自に犯人捜しを始めるのでした。

密かに職員室の様子を撮影した映像に、ある人物の犯行の瞬間が収められていたのです。しかし盗難事件を巡る彼女や学校側の対応は…

噂となって広まり、保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立を招いてしまいます。次第に孤立無援の窮地に追い込まれていくカーラ。

果たして?本作は今年のアカデミー賞国際長編映画賞のドイツ代表作。レオニー・ベネシュは、ミヒャエル・ハネケ監督「白いリボン」(09)、

ヴァディム・パールマン監督「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」(20)にも出演、見てました。予告編を見るだけで息が詰まりそう。
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