だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

懐かしい、ユニソル

2010-05-18 22:03:23 | 映画
「その男ヴァン・ダム」(08)で、自虐ネタを披露したジャン=クロード・ヴァン・ダム。1946年生まれのシルヴェスター・スタローン、1947年生まれのアーノルド・シュワルツェネッガー、1955年生まれのブルース・ウィリス。

1960年10月18日ベルギー、ブリュッセル出身のヴァン・ダム。みんな映画界でのアクションスター。スタローンは、「ロッキー・ザ・ファイナル」(06)や「ランボー 最後の戦場」(08)で、今もバリバリ現役。

シュワちゃんは、2003年10月からカリフォルニア州知事に。ブルース・ウィリスは、「ダイ・ハード4.0」(07)や「サロゲート」(09)とスター街道を快調に飛ばしています。では、ヴァン・ダムは?

出演作品は多いものの、アクション映画中心で未公開作品も多数。アクションスターは、年令を重ねるとキツイですよね~。ヒット作品の続編が多く、しかも内容は主人公の年老いた部分を強調。納得。

前述のスターの中でもヴァン・ダムは、まだまだ若い49歳。がんばっています。大ヒット作「ユニバーサル・ソルジャー」(92)の続編の登場。正確には98年のⅡ、Ⅲ、99年の「ザ・リターン」と5作目ですが。

ⅡとⅢはオリジナルを元にした別作品で、4作目の「ザ・リターン」のみヴァン・ダムが出演。その意味でも本作が正統。「ユニバーサル・ソルジャー リジェネレーション」(09)の監督は、ジョン・ハイアムズ。

ヴァン・ダム主演の「タイムコップ」(94)「サドン・デス」(95)のピーター・ハイアムズ監督の息子で、これが初監督。ピーター・ハイアムズは製作と撮影を担当。ちなみにオリジナルは、ローランド・エメリッヒでした。

ロシア首相の子供たちが、博物館で“NGU”によって誘拐されます。NGUとは、ネクスト・ジェネレーション・ユニバーサル・ソルジャーのこと。遺伝子技術に基づくハイテク兵士。犯人たちは、チェルノブイリ原子力発電所も占拠。

テロリストに対するは、初期兵士再生プログラム“ユニソル”の4人。そして最強兵士だったリュック(ヴァン・ダム)。彼の前に現れるのが、NGUの最強兵士(アンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキー)、さらには…

冷凍睡眠から目覚めた旧敵スコット(ドルフ・ラングレン)。果たしてどうなる、この戦い?なんだか懐かしいのは、私だけ?
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ロシア構成主義って?

2010-05-17 22:09:19 | 展覧会
“ロシア・アヴァンギャルド”という言葉は、美術好きには良く耳にする言葉。Wikipediaで調べてみると、『1910年代からソビエト連邦誕生時を経て、1930年代初頭までのロシア帝国・ソビエト連邦における各芸術運動の総称』とあります。

その中で芸術運動“ロシア構成主義”は、1917年のロシア革命のもと新しい社会主義国家建設への動きと連動して、大きく展開しました。特徴としては非対象性、幾何学的形態。平面作品にとどまらず、立体的な作品が多いそうです。

わかります?つまりロシア独自に生まれ、育った芸術運動なのですね。その展覧会が、東京庭園美術館で開催中の、「ロシア構成主義のまなざし」です。副題には、「ロトチェンコ+ステパーノワ」とあります。

はて、それは?ロシア構成主義を代表する芸術家の名前、アレクサンドル・ロトチェンコ(1891~1956)と彼の妻で芸術上のパートナー、ワルワーラ・ステパーノワ(1894~1958)の2人。本展では、2人の作品を紹介。

ロシア国立プーシキン美術館とロトチェンコ・ステパーノワ・アーカイヴ所蔵の作品170点が来日。その構成は…グラフィック(ドローイング・版画)、空間構成、建築、デザイン、演劇、印刷物(本・ポスター)、写真の8つのジャンル。

詳しい作品の紹介はサイトで見ていただくとして、私が注目したのはワルワーラ・ステパーノワの“風刺画”。白黒のすっきりした線で描かれた作品は、とってもシャープで洗練されています。文字を加えての作品は素晴らしい!

ロトチェンコの作品では、ポスターのデザインがステキ!赤と緑を使った『これより良いおしゃぶりはない』(1923年)というタイトルの広告ポスターは、ユニークで楽しい!うむ、ロシア構成主義は何を目指していたのか?

この展覧会で、それをじっくり知ることができそう~。6月20日までです。お出かけしましょ。
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翼を捨てたミカエル

2010-05-16 21:48:25 | 映画
聖書に登場する天使。信者でないと、なかなかわかりにくいかも知れません。でも映画には良く登場するので、名前くらいは知っているかも…。たとえば、ガブリエル、ミカエル、ラファエル、ウリエル…。堕天使には、ルシファーとか。

そもそも天使とは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖典などに登場し神の使いとされています。天使にも階級があるそうで、セラフィムとか、ケルビムとか、聞いたことがあります。もちろん、詳しいことは知りませんが。

天使の出て来る映画はいろいろありますが、意外と多いのはルシファー。お気に入りの「ゴッド・アーミー/悪の天使」(94)には、たくさん天使が登場。そしてこの映画でもわかるように、平和の象徴のような天使は実に好戦的。

では、どうしてそんなにも好戦的なの?この映画を見ればわかるかも!それが「レギオン」(10)です。レギオンとは、軍団のことでここでは“天使軍団”を指します。監督は、製作・脚本も担当したスコット・スチュワート。

堕落した世界を一掃するため、神は天使軍団“レギオン”を遣わします。場所はモハベ砂漠に寂しくたたずむ、1軒のダイナー。そこへやって来た老婆が突然怪物と化し、客たちを襲いはじめます。天井を駆け上がり、這いまわる老婆。

客の1人が老婆を銃で仕留めた時、窓の外では無数の虫が大群となって店を取り囲みます。恐怖に呆然とする客たち…。そこへ1人の男が現れます。大量の武器を手にした男の名は、ミカエル(ポール・ベタニー)。

彼は唯一神の命に背き、自ら翼を捨て人間の味方をすることを決意した大天使だったのです。そしてダイナーのウエイトレス、チャーリー(エイドリアンヌ・パリッキ)のお腹にいる赤ちゃんこそ、人類存亡の希望なのだと告げます。

果たして、天使対人類の戦いの行方は?チャーリーの赤ちゃんとは?ポール・ベタニーは、「ロック・ユー!」(01)のチョーサー役や「ダ・ヴィンチ・コード」(06)でのシラス役が印象的な個性派。妻は、ジェニファー・コネリー。

他にルーカス・ブラック、タイリース・ギブソン、チャールズ・S・ダットン、デニス・クエイド。 もちろん、見ますとも!
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ラスベガスは怖いとこ。

2010-05-15 21:19:03 | 映画
ラスベガスに行くと、ロクなことがない?「オーシャンと十一人の仲間」(60)では、第2次世界大戦時の戦友を集めたオーシャン(フランク・シナトラ)たちが、カジノを襲撃。うまく大金を手に入れたものの、棺に入れたのが仇に…

「ラスベガスをやっつけろ」(98)では、ジャーナリストのラウル(ジョニー・デップ)と弁護士ゴンゾー(ベニチオ・デル・トロ)は、ドラッグ三昧。「ラスベガスをぶっつぶせ」(08)では、“カード・カウンティング”で大金を手にしたけど…

「ベガスの恋に勝つルール」(08)では、ジョイ(キャメロン・ディアス)とジャック(アシュトン・カッチャー)は酔った勢いで結婚!もっともこの映画は、ハッピーエンドだけど。こんな風にベガスを舞台にした映画は、結構ありますね、

最新作「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(09)の舞台も、ラスベガス。2009年ゴールデン・グローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)を受賞した本作は、実は公開されない運命だったのです。

わずか3500万ドルの低予算(平均の半分以下)で製作されたにもかかわらず、話題作を退けてコメディ映画史上No.1(全米で2億7700万ドル)を達成!見たい!ファンの熱い思いは署名運動となり、公開決定!!

結婚式を2日後に控えたダグ・ビリングス(ジャスティン・バーサ)は、悪友のフィル・ウィネック(ブラッドレイ・クーパー)とスチュ・プライス(エド・ヘルムズ)、そして義理の弟アラン・ガーナー(ザック・ガリフィアナキス)とラスベガスへ!

独身最後の夜を楽しむため、高級ホテルのスイートでパーティを開いて大騒ぎ。ところが、目覚めるとダグがいない!?さらに、部屋の中はめっちゃくちゃ。しかもバスルームにはトラ、クローゼットには赤ちゃんが!

記憶がない…。結婚式は明日、時間もない…。そんな3人は、婚約者ジェイド(ヘザー・グレアム)からの電話に悩まされながら、とんでもない(?)証拠品を手がかりにダグを探すことに。果たして何が起きたの?ダグはどこ?

監督は、「スタスキー&ハッチ」(04未)のトッド・フィリップス。ちなみにダグ役のジャスティン・バーサは、「理想の彼氏」(09)でキャサリン・ゼタ・ジョーンズの相手役を務め、注目の人。映画、絶対見ます!
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ジャーナリスト、アデルの大冒険!

2010-05-14 21:13:53 | 映画
“アデル”と聞いた時、「アデルの恋の物語」(75)を思い出しました。フランセス・V・ギールの原作をフランソワ・トリュフォーが監督。製作、脚本も。『レ・ミゼラブル』で有名な作家、ヴィクトル・ユーゴーの娘アデル(イザベル・アジャーニ)の物語。

イギリス軍中尉に一目惚れしたアデルが、中尉の任地が変わるたびに付いてまわる狂気の恋。すごかった…。未見の方はぜひ。今度のアデルは、大冒険家!ジャック・タルディ原作をリュック・ベッソンが脚本、監督した「アデル」(10)です。

副題は「フォラオと復活の秘薬」。むむっ、大好きなテーマ!しかもハリウッド製でなく、主人公は女性。さらにリュック・ベッソン!映画のヒロインにこだわるベッソンですもの。思い出すのは、「ニキータ」(90)の アンヌ・パリロー。

「レオン」(94)のナタリー・ポートマン、「フィフス・エレメント」(97)「ジャンヌ・ダルク」(99)のミラ・ジョヴォヴィッチ、「アンジェラ」(05)のリー・ラスムッセン。最近のベッソンは激太りですが、女性好きは変わりませんね(笑)

新作のヒロイン・アデル役は、ルイーズ・ブルゴワン。1981年11月28日フランス・レンヌ生まれ。Cannal+で、“ミス天気予報”をやっていたそうな。また新しいベッソンのミューズの誕生です!楽しみですね。

世界中を駆け巡り、世界中の不思議を解き明かし、そして秘宝を集めるアデル・ブラン=セック(ブルゴワン)。アデルは最新の冒険ルポタージュを出版後、インカ帝国の生き残りの謎を解明するためにペルーに向かうはずでした。

ところが不慮の事故で死に瀕している妹アガット(ロール・ドゥ・クレルモン=トネール)を救うため、一刻も早く“復活の秘薬”を手に入れねばならなくなり…。時は1911年。エジプトの灼熱の砂漠を越え、アデルはとうとう目的のミイラを発見!

それは、ラムセス2世に仕えた医師のミイラ。果たして、アデルは妹のために“復活の秘薬”を手に入れることができるのでしょうか?残忍、冷酷なマッドサイエンティスト・デュールヴー(マチュー・アマルリック)とは?

そして、パリで起きる“翼竜プテロダクティルス事件”とは?すべてのカギを握るルーヴル美術館も登場するので、そちらも楽しみ。ベッソンの描くヒロイン・アドベンチャー、見なくっちゃ!
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レポしよう!

2010-05-11 22:03:11 | 映画
この題材は、過去にも見たことがあります。まず、アレックス・コックスが監督・脚本をつとめた「レポマン」(84)は、長編監督デビュー作。製作総指揮をあのモンキーズのマイケル・ネスミスが担当したカルト快作。

レポマンとは“REPOSSESS MAN”の略で、ここではローン未払いの客の車を取り立てる闇の仕事人のこと。宇宙人の死体を積んで逃げ回る車を、追うはめになったのはオットー(エミリオ・エステベス)という若者。

ハリー・ディーン・スタントンが、いつものように渋い役で出演。もう1本「REPO! レポ」(08)は、ダーレン・スミス&テランス・ズダニッチの戯曲をダーレン・リン・バウズマンが監督したゴシック・ファンタジー・ロック・オペラ。

2056年、死にいたる奇病が流行し治療に当たる企業は、治療費返済が遅れる患者から臓器を回収。生きた人から直接…。回収者はレポマンと呼ばれ、主人公シャイロ(アレクサ・ヴェガ)の父( アンソニー・スチュワート・ヘッド )でした。

そして、この映画でも“回収”します。「レポゼッション・メン」(10)は、リドリー・スコット監督、ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル主演「マッチスティック・メン」(03)の原作者、エリック・ガルシアの原作をミゲル・サポクニックが監督。

今から20年後の近未来。ユニオン社が製造する人工臓器は、人々に若さを保つ喜びを与え、重い病を克服して行きました。しかし、その臓器は非常に高額で購入者は長寿と引き換えに、ローンでの支払いに苦しむことに…。

ローン返済が不可能になるとやって来るのが、レポゼッション・メン。人工臓器回収率NO.1なのが、レミー(ジュード・ロウ)でした。強制的に回収するわけですが、すべて合法的。ある日、レミーは思いも寄らない事態に陥ります。

ある出来事でレミーの体には、ユニオン社の最高額商品(97万5千ドル)である人工心臓を埋め込まれてしまうのでした。回収する側から、回収される側に。追われるレミーは、謎の債務者ベス(アリシー・ブラガ)と出会います。

この映画のために、体を絞って挑んだジュード。ステキ!ワトソンも良かったけど、本作も期待!他にフォレスト・ウィテカー、リーヴ・シュレイバー、「ブラックブック」(08)のオランダ人カリス・ファン・ハウテンも。見ま~す!
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マイク・マイヤーズではありません。

2010-05-10 22:07:28 | 映画
続いて登場するのは、「ハロウィン」(78)。ジョン・カーペンターが、監督、脚本、音楽を担当した大ヒット作です。物語は、イリノイ州ハドンフィールドというごく普通の平和な小さな町で起きた殺人事件を描いています。

1963年のハロウィン(10月30日)。マイヤーズ家で殺されたのは、長女のジュディス。犯人はジュディスの弟で長男のマイケル・マイヤーズ、6歳でした。責任能力のない子供であるため、精神病院へ収監。

15年後21歳になったマイケル(トニー・モラン)は脱走し、故郷を目指します。そして子守りの高校生ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)の命を狙うのでした。他にマイケルの担当医サム・ルーミス(ドナルド・プレザンス)が出演。

ジェイミー・リーは、トニー・カーティスを父に、ジャネット・リーを母に、「ナイト ミュージアム2」(09)でイワン雷帝を演じたクリストファー・ゲストを夫に持つ女優。「ハロウィン」がデビュー作で、“スクリーミング・クイーン”と呼ばれました。

シリーズは、「ブギーマン」(81)「ハロウィンⅢ」(82)「ハロウィン4/ブギーマン復活」(88)「ハロウィン5/ブギーマン逆襲」(89)「ハロウィン6/最後の戦い」(95)「ハロウィンH20」(98)「ハロウィン レザレクション」(02)の8本。

6作目でルーミス役のナルド・プレザンスが急逝。8作目でジェイミー演じるローリーが死亡。そんな歴史(?)の中、2007年「ハロウィン」はリメイクされます。ルーミス医師役は、マルコム・マクダウェルが演じていました。

その続編が、「ハロウィンⅡ」(09)です。同じタイトルでややこしいですが、監督は7作目と同じロブ・ゾンビ。名前からしてホラー!ヘビメタのミュージシャンでホラー映画を多く監督しています。そうなんだぁ~。

本作は、マイケルの実の妹ローリー・ストロード(スカウト・テイラー=コンプトン)の目を通して描いた監督独自のオリジナルストーリーなんだとか・もう~ややこしい。要するにゾンビ監督の「ハロウィン」(07)の続編なんですね。

奥さんのシェリ・ムーン・ゾンビが、デボラ・マイヤーズを演じています。知らないけど…。マイケル役はタイラー・メイン。ブラケット保安官役は、ブラッド・ドゥーリフ。ウィリアム・フォーサイス、ウド・キアも出演。怖そう~。
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夢のフレディ

2010-05-09 22:32:07 | 映画
ホラー映画は、怖いけど見たくなるもの。古くはドイツの「カリガリ博士」(19)やロン・チェイニー主演の「オペラの怪人」(25)、ベラ・ルゴシ主演の「魔人ドラキュラ」(31)、ボリス・カーロフ主演の「フランケンシュタイン」(31)

同じく「ミイラ再生」(32)、ロン・チェイニー・Jr主演の「狼男」(41未)。まさにクラシック。近年では、トビー・フーパー監督の「悪魔のいけにえ」(74)のレザー・フェイス。ジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」(78)のマイケル。

ショーン・S・カニンガム監督の「13日の金曜日」(80)のジェイソン。サム・ライミ監督の「死霊のはらわた」(83)のアッシュ。クライヴ・バーカー監督の「ヘル・レイザー」(87)。まだまだあるけれど、すごいのはどれもシリーズ化。

そして、ウェス・クレイヴン監督の「エルム街の悪夢」(84)。人の夢の中に住む殺人鬼フレディ・クルーガーを演じたのは、ロバート・イングランド。代表作ですね。すぐに殺されてしまう若者に、これがデビュー作のジョニー・デップが出演。

この有名な作品が、新しく甦ります。「エルム街の悪夢」(10)でフレディを演じるのは、「リトル・チルドレン」(06)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた、ジャッキー・アール・ヘイリー。「シャッター アイランド」(09)にも出演。

エルム街に住むナンシー(ルーニー・マーラ)、クリス( ケイティ・キャシディ)、クェンティン( カイル・ガルナー)、ジェシー(トーマス・デッカー)は、同じ夢にうなされていました。夜になると、夢の中に現れるその男とは…

赤と緑の縞模様のボロボロのセーターを着て、深くかぶったヨレヨレのフェドーラ帽の下から見える、赤く焼けただれた顔。右手の指には長く刃になった鉄の爪が付いた、園芸用グローブ。男の名は、フレディ・クルーガー(ヘイリー)。

夢の中でフレディに追い回される彼らが逃れるには、目覚めるしかない。そして悪夢が現実に…もはや眠らないことでお互いを守るしかない…。果たして?オリジナルを見た人も、もう一度?

オリジナルを忠実にリメイクした監督は、長編初のサミュエル・ベイヤー。ジェシー役のトーマス・デッカーは、TV「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」(08~09)のジョン・コナー役。期待してます。
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ハリウッド進出、30周年

2010-05-08 21:34:30 | 映画
いまさらですが、香港出身の大スター ジャッキー・チェンのファンです。最近はちょっとごぶさたしていますが…。最後に見た作品は、「ドラゴン・キングダム」(08)。ロブ・ミンコフ監督、ジャッキーとジェット・リー共演!

「新宿インシデント」(09)は見逃したけど、最新作はおもしろそう~。「ダブル・ミッション」(10)の監督は、「フリントストーン/モダン石器時代」(94)や「フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス」(00)のブライアン・レヴァント。懐かしい。

セールスマンのボブ・ホー(ジャッキー)は、まじめで型物な冴えない男。しかしボブの正体は、CIAの敏腕エージェント。中国から出向し、今日も緊急呼び出しを受け、製油所を襲ったテロリストを逮捕します。

上司のグレイズ(ジョージ・ロペス)に誉められた、何事もなかったように自宅に帰ります。実は隣のシングルマザー ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)に想いを寄せていたボブは、結婚を考え引退を決意していました。

ところがジリアンの3人の子供たちは、ダサいボブとの結婚に反対。特に長女のファロン(マデリン・キャロル)は年頃なこともあって、ボブにはとっても冷たい態度。長男のイアン(ウィル・シャドレイ)は、いたずら好きの問題児。

次女のノーラ(アリーナ・フォーレイ)は、ボブに同情的だけど幼すぎて手がかかるし…。有能なCIAエージェントも子供たちには、かなわない!?自分がスパイだとは、明かせないし。そんな時、裏の世界では大変なことが起きていました。

ロシア当局の極秘情報にアクセスし、世界経済を混乱に陥れる計画を実行に移そうとしていた男、ポルダークが脱獄。その情報にアクセスすると、すでに何者かにダウンロードされた後だったのです!果たしてそれは?

「バトルクリーク・ブロー」(80)でアメリカに進出して、早くも30年。えっ、もうそんなに?「ラッシュアワー」(98)や「シャンハイ・ヌーン」(00)「80デイズ」(04)など、ヒット作もいっぱい。アニメ「カンフー・パンダ」の声の出演も。

ところでジャッキーは、開催中の“シャンハイ万博”の開会式にも登場していましたね。なにかと引退をほのめかすジャッキーですが、まだまだ見たい!応援していま~す!
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ボローニャの家族の肖像

2010-05-05 20:59:36 | 映画
突然ですが、スパゲッティはお好き?私はミートソースが好き。ところでスパゲッティはパスタといい、ミートソースはボロネーゼ(伊)または、ボロネーズ(仏)と呼びますね。レシピは面倒なので書きませんが…。

語源となったのは、イタリアのボローニャを発祥とするひき肉とトマトを主な原材料とするソース。日本のミートソースは独自のスタイルを持ち、やっぱり日本人好み。美味しいですよね~。なんでそんな話をしているかというと…

イタリア映画「ボローニャの夕暮れ」(08)のチラシを見たからなんですね。監督は、ヨーロッパで高く評価される巨匠プーピ・アヴァティ。1938年11月3日ボローニャ出身の監督は、弟のアントニオと共に制作・脚本担当。

1938年、第2次世界大戦前夜のボローニャ。高校の美術教師ミケーレ・カサリ(シルヴィオ・オルランド)は、妻のデリア(フランチェスカ・ネリ)と17歳の娘ジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)と3人で暮らしていました。

繊細でおとなしい高校生のジョヴァンナ、娘を溺愛し何かと世話を焼く父ミケーレ。デリアは美しく、良き母・妻であろうとしますがうまくいかず、夫の親友に思いを寄せています…。そんなある日、突然事件が起こります。

ミケーレの勤める学校で、女子生徒が殺害されたのです。同級生だったジョヴァンナに嫌疑がかかり、身柄を拘束されてしまいます。事件は大きな波紋を呼び、ジョヴァンナは精神鑑定の結果、レジオ・エミリアの精神病院に…

精神を病んでいるとされたジョヴァンナは、24歳まで入院することになってしまったのです。あまりに長い月日に驚く家族。結局、ジョヴァンナの面倒をみるためレジオに越して来たのは、父ミケーレでした。

そして世界大戦の開戦。日増しに激しくなる戦火…。果たして家族は行く末は?ミケーレを演じるオルランドは、「息子の部屋」(01)などに出演し、本作で第65回ヴェネチア国際映画祭で、主演男優賞受賞。

母デリアを演じるフランチェスカ・ネリは、カルロス・サウラ監督「愛よりも非情」(93)やペドロ・アルモドバル監督「ライブ・フレッシュ」(97)などに出演。「ハンニバル」(01)でハリウッドデビュー。気になります。
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