ホン・カウ監督とベン・ウィショー

ベン・ウィショーを紹介する時が来ました。ようやく。１９８０年１０月１４日、イングランドのベッドフォードシャー州出身。本名ベンジャミン・ジョン・ウィショー。なんと、双子の兄弟ジェームズがいます。

こんな美しい男がもう１人いるなんて。ちなみに２０１２年、作曲家マーク・ブラッドショウと同性婚しています。英国王立演劇アカデミーを卒業した、ウィショーは舞台出身。映画は…

マシュー・ヴォーン監督「レイヤー・ケーキ」（０４）、スティーヴン・ウーリー監督「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」（０５）では、キース・リチャーズを演じました。

２本とも見ていますが、やっぱりパトリック・ジュースキント原作、トム・ティクヴァ監督「パフューム ある人殺しの物語」（０６）でしょう。“香り”に憑りつかれたジャン＝バティスト・グルヌイユ！

もちろんお気に入りの１本。他にトッド・ヘインズ監督「アイム・ノット・ゼア」（０７）、トム・ティクヴァ監督「ザ・バンク 堕ちた巨像」（０９）、ジュリー・テイモア監督「テンペスト」（１０）

サム・メンデス監督「００７ スカイフォール」（１２）では、４代目”Ｑ”を演じました。ウォシャウスキー姉弟、トム・ティクヴァ監督「クラウド アトラス」（１２）にも出演しています。

最新作はカンボジアのプノンペン出身、ロンドン在住のホン・カウ監督デビュー作「追憶と、踊りながら」（１４）。カンボジア系中国人のジュン（チェン・ペイペイ）は、ロンドンの介護ホームで１人暮らし。

唯一の楽しみは、面会に来る息子のカイ（アンドリュー・レオン）。言葉のわからない彼女にとって、カイだけがロンドンと彼女をつなぐ存在。そのカイは、ゲイであることを隠していました。

恋人のリチャード（ベン・ウィショー）を愛しながら、母親に告白出来なかったのです。そして突然訪れた悲劇…。彼女を心配したリチャードは、カイの友人を装ったまま、面倒を見ようとします。

果たして？共演は、ホームの英国人男性アランにピーター・ボウルズ。ジュンの通訳に初出演のナオミ・クリスティ。チェン・ペイペイは、１９４６年上海出身。ウィショーにホレボレしましょう。

マッツ・ミケルセンの復讐劇

１９６５年１１月２２日デンマーク、コペンハーゲン出身の俳優マッツ・ミケルセン。俳優になる前は、プロのダンサーだったそう。意外。映画デビューは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督…

「プッシャー」（９７）でした。未見。「ブリーダー」（９９未）「プッシャー２」（０４未）もレフン監督作。２人ともデンマーク人ですもん。「ヴァルハラ・ライジング」（０９）で、再コラボしています。

マッツ・ミケルセンを意識して見たのは、マーティン・キャンベル監督「００７／カジノ・ロワイヤル」（０６）。６代目ボンド、ダニエル・クレイグの初の作品で、敵役でした。

その前にアントワーン・フークア監督「キング・アーサー」（０４）もあり、その後にはオーレ・クリスチャン・マセン監督「誰がため」（０８）もあります。この作品は、今も大好きな作品。

近作は、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」（１２）と「偽りなき者」（１２）。未公開作やＴＶＭを経て、最新作が公開です。デンマーク、イギリス、南アフリカ映画「悪党に粛清を」（１５）です。

脚本、監督はデンマーク人のクリスチャン・レヴリング。１８６４年、アメリカ。元兵士ジョン（マッツ・ミケルセン）は、敗戦で荒廃したデンマークから新天地アメリカへやって来ます。

７年後。ようやくジョンは妻マリー（ナナ・オーランド・ファブリシャス）と息子をアメリカに呼び寄せます。再会の喜びも束の間、乗り合わせた駅馬車でならず者と同乗することに…。

そして目の前で妻子を殺されてしまうのです。怒りのあまり犯人を見つけ、撃ち殺したジョン。しかし、それは辺り一帯を支配するデラルー大佐（ジェフリー・ディーン・モーガン)）の…

の弟だったのです。ジョンを追う大佐。弟の情婦で、声を失ったマデリン（エヴァ・グリーン）も巻き込み、それぞれの孤独で壮絶な復讐劇が始まります。果たして？

余談ですが、「ＳＨＥＲＬＯＯＫ（シャーロック）」シーズン３（１４）『最後の誓い』でチャールズ・アウグストゥス・マグヌセン役を演じたのが、マッツの兄ラース・ミケルセン。さすが！

若年性アルツハイマー病とわかったら…

ジュリアン・ムーアは、大好きな女優の１人です。アカデミー賞にノミネートされたのは、５回。ポール・トーマス・アンダーソン監督「ブギーナイツ」（９７）で、初の助演女優賞にノミネート。

グレアム・グリーン原作、ニール・ジョーダン監督「ことの終わり」（９９）では主演女優賞にノミネート。お気に入り。２００２年にはマイケル・カニンガ原作、スティーヴン・ダルドリー監督…

「めぐりあう時間たち」で、助演女優賞にノミネート。主演女優賞受賞のニコール・キッドマンと、メリル・ストリープ共演でした。素晴らしい！そしてもう１本、トッド・ヘインズ監督…

「エデンより彼方に」では、主演女優賞にノミネート。同年２本のノミネートはすごいです。そしてとうとう、今年のアカデミー賞で念願の主演女優賞受賞を果たしたのが…

リサ・ジェノヴァ原作、リチャード・グラツァーとワッシュ・ウェストモアランド監督「アリスのままで」（１４）です。ちなみにリチャード・グラツァー監督は、今年３月１０日亡くなりました。

ＡＬＳ（筋萎縮性側索硬化症）の合併症だったそうで、ＡＬＳは理論物理学者スティーヴン・ホーキング氏もそうですね。ウェストモアランド監督とは、１３年に同性婚しています。

ニューヨークのコロンビア大学で教鞭を取る言語学者アリス（ジュリアン・ムーア）は、５０歳の誕生日を幸せなうちに迎えました。夫のジョン（アレック・ボールドウィン）と…

長女アナ（クリステン・スチュワート）、アナの夫チャーリー（シェーン・マクレー）、長男トム（ハンター・パリッシュ）もお祝いにやって来ました。ただロスで女優を目指す…

次女リディア（クリステン・スチュワート）だけが、心配の種…。そんなアリスに異変が起きます。ＵＣＬＡで講演中のこと、突然言葉が思い出せなくなってしまったのです。

またジョギング中に家に戻る道が分からなくなり、アリスは神経科を受診します。検査の結果、若年性アルツハイマー病と診断されます。果たして、日々記憶が失われるアリスは？必見！

フィンランドのヘレン・シャルフベック

“ヘレン・シャルフベック”は、フィンランドを代表する画家の名前。知りませんでした。北欧を中心としたヨーロッパ諸国ではその名を知らない人はいないほどの有名なんだとか。

まだまだですね。１８６２年７月１０日、フィンランドのヘルシンキ出身。３歳の時、事故で足が不自由になってしまいます。１１歳で絵を学び始めます。１８８３年、パリのサロンに初参加。

１８９８～１９０２年、フィンランド芸術協会の素描学校で静物、人物クラスを教えることに。１９１３年、生涯にわたる支援者、画商ヨースタ・ステンマンと出会います。

１９４６年１月２３日、ストックホルム近郊ザルツヨパーデンの療養ホテルで亡くなりました。８３歳でした。日本ではほとんど知られていないヘレン・シャルフベックを取り上げた展覧会が…

東京藝術大学大学美術館で開催されます。それが「フィンランドを生きた女性画家の軌跡 ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」です。特別協力：フィンランド国立アテネウム美術館。

フィンランドは、２０１７年建国１００周年を迎えます。その国民的女性画家ヘレン・シャルフベックをまとめて紹介する展覧会。パリで吸収したものを大胆に抽象化した作品や…

鏡の中の晩年の自分を残酷なまで冷徹に見つめた自画像など、死ぬまで１人の画家であり続けようとしたシャルフベック。展覧会には、ポスターになった『快復期』（１８８８年）

『少女の頭部』（１８８６年）、『母と子』（１８８６年）、『お針子（働く女性）』（１９０５年）、『黒い背景の自画像』（１９１５年）、『赤いリンゴ』（１９１５年）、『諸島から来た女性』（１９２９年）

そして『自画像、光と影』（１９４５年）など。特にこの『自画像、光と影』は、鏡の中の自分をまるで骸骨のように描いています。思わず目を背けたくなるような、迫力です。

２０１２年、生誕１５０周年を記念する大回顧展が開催されたフィンランド。そして東京、上野でヘレン・シャルフベックの初期から晩年に至る画業、見に行きませんか？

２６歳、ドラン待望の出演作！

いつも自分の作品を脚本、製作、監督（時には、編集、衣装も）して来た、グザヴィエ・ドラン。３作目の「わたしはロランス」（１２）と「Ｍｏｍｍｙ／マミー」（１４）以外は、俳優としても主演。

そんなドランが、脚本を読んで『マイケルは僕だ。この役を僕に演じさせて欲しい』と出演を熱望したのが、カナダ人シャルル・ビナメ監督「エレファント・ソング」（１４）なんです。

原作は、２００４年ストラトフォード・フェスティバルで初上演されたニコラス・ビヨンの同名戯曲。本作はビヨン自身が脚本化しています。確かに予告編を見ると、まるで舞台のよう。

マイケル・アーリン（グザヴィエ・ドラン）が１４歳の時、オペラ歌手の母オリビア（キャリー＝アン・モス）が目の前で自殺します。それ以降、ずっと精神病院に入院していました。

病院一の問題児とされるマイケルには、なぜか“ゾウ”にまつわるすべてに異常な執着を示すのでした。ある日、彼の担当医ジェームズ・ローレンス医師（コルム・フィオール）が失踪。

マイケルをよく知るスーザン・ピーターソン看護師長（キャサリン・キーナー）は、失踪の手掛かりを知るマイケルを『茶化すだけで真実を話さない』と院長に助言します。

トビー・グリーン院長（ブルース・グリーンウッド）は、マイケルに事情を聞くことにします。そして３つの条件を提示するマイケル。それは… １）僕のカルテを読まない。

２）ご褒美にチョコレートをくれることを約束する。３）看護師長をこの件から外す。条件を飲むと彼は“ゾウ”や“オペラ”のムダ話で、話を逸らすだけ。果たして、マイケルの本心は？

脚本、監督した「Ｍｏｍｍｙ／マミー」は、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したばかり。精神病院で起きた医師の失踪事件を巡り、入院患者の青年と病院長の緊迫の心理戦。

これだけでわくわくドキドキ。「トム・アット・ザ・ファーム」（１３）でのブロンド・ロン毛もステキだったけど、短髪できちんと分けたクラシカルなスタイルもステキ！ドラン、大好き！

デハーンの青春ゾンビラブコメディ

新宿シネマカリテ、お世話になっています。かつての新宿武蔵野館内のあったシネマカリテが、２０１２年１２月２２日に場所を移動して新規オープン。スクリーン１（９７席）、スクリーン２（７９席）。

今も残るミニシアターで、まだ新しいのできれいだし結構見やすいです。ミニシアターって、前の人の背が高いと厳しんですよね～。なので、ここは見やすいからお世話になっているのです。

ここで開催される“カリテ・ファンタスティック！シネマコレクション”、略して“カリコレ”。２０１５年は５月１６日（土）～６月２６日（金）まで開催されます。まずは、この作品から。

ジェフ・ベイナ脚本、監督「ライフ・アフター・ベス」（１４）です。監督はデヴィッド・Ｏ・ラッセル監督「ハッカビーズ」（０４）の脚本家。ジェイソン・シュワルツマンとジュード・ロウ主演。懐かしい。

恋人のベス（オーブリー・プラザ）と別れようと思っていたザック（デイン・デハーン）。その矢先、ベスが不慮の事故で亡くなってしまいます。悲嘆に暮れるザック。数日後のこと…。

ベスが墓穴から這い出し、甦ったのです。自宅に戻ったベスを見て、ザックはもう一度やり直そうと考えます。ところがベスは、次第にゾンビ化していきます。当然、動揺するザック。

そんな時、幼なじみのエリカ（アナ・ケンドリック）と再会したザックは、彼女に惹かれてしまいます。しかしゾンビになりかけているベスは、それを許すはずがありません！

果たして、ザックは？ベスは？エリカは？恋人がゾンビというと、アイザック・マリオン原作、ジョナサン・レヴィン監督「ウォーム・ボディーズ」（１３）を思い出しちゃいます。

ニコラス・ホルト演じるゾンビ青年が、人間の女の子と出会い、恋をするという物語。今回とは逆バージョンだけど、ホルトの困った顔がステキでした。そう言えば、デハーンもゾンビ顔？

いえいえ、今回のゾンビはベスの方。「スコット・ピルグリム ＶＳ. 邪悪な元カレ軍団」（１０）に出てたそうです。モリー・シャノン、ポール・ライザー、ジョン・Ｃ・ライリー共演。

シマリスとスコーピオンマウスの大冒険

英国放送協会“ＢＢＣ”のは“ＢＢＣ ＥＡＲＴＨ”は、ネイチャー・ドキュメンタリー映画としてファンもたくさん。日本では、「ディープ・ブルー」（０３）「ライフ いのちをつなぐ物語」（１１）

「ウォーキング ｗｉｔｈ ダイナソー」（１３）「ネイチャー」（１４）などでお馴染み。いつも壮大で、見たこともない自然の驚異を美しい映像で紹介してくれます。世界一の規模と５０年以上に渡る…

伝統を誇る“ＢＢＣ ＥＡＲＴＨ”は、長い年月と困難な撮影技術で作品を作り上げているのです。最新作はウォルト・ディズニー・カンパニーのピクサー・アニメーション・スタジオと…

タッグを組み、撮影に２年半かけた「小さな世界はワンダーランド」（１４）です。監督はマーク・ブラウンロウ。製作、脚本は、マーク・ブラウンロウと「ライフ」の監督マイケル・ガントンの２人。

神秘的な原生林に住むシマリスの子、そして何もない砂漠に流れ着いたスコーピオンマウス。大人になるため、それぞれ家族と離れて不思議な世界へと向かいます。

しかし一見おとぎの国ようなそこには、彼らより大きく、悪役のクマやオオカミ、人間のハンターたち、さらに厳しい冬の寒さが待っていました。果たして、２匹の未来は？

主人公のシマリスは、北東アメリカの温帯落葉樹林に住み、冬眠のために１００個のドングリ集めをします。スコーピオンマウスは、アリゾナ州ソノラ砂漠に住み、バッタネズミ、サソリネズミと…

呼ばれ、ムカデ類やサソリ、トカゲを餌とします。肉食なんですね。温帯林も砂漠も昼と夜の温度差が激しく、小さな生き物にとっては生きていくのが、とっても厳しい世界。

ちなみにシマリスの共演者はアメリカワシミミズク、ムース（ヘラジカ）、アメリカアカガエル、スポットサラマンダーなど。スコーピオンマウスの共演者は、ニシダイヤガラガラヘビ、

ハリスホーク、デザートヘアリースコーピオン、シマオトカゲなど。動物好きにはたまらない。それにしても予告編でわかるように、本当に素晴らしい映像。演技じゃないのに、感動的！

トゥモローランドってどんなとこ？

東京ディズニーランドとディズニーシーは、最高に楽しい場所。１９８３年４月１５日（昭和５８年）開園。現在アドベンチャーランド、ウエスタンランド、クリッターカントリー、ファンタジーランド、

トゥーンタウン、トゥモローランド、そしてワールドバザールがあります。いつ行っても初めてのように楽しめる、夢の世界。新しいアトラクションが公開されたり、パレードがリニューアルされたり…

来園するゲストを楽しませてくれています。ちなみにゲストを迎えるスタッフは、キャストと呼ばれています。ウォルト・ディズニーが、１９５５年アメリカのカリフォルニア州アナハイムに…

開設したディズニーランド。今やカリフォルニアの他、フロリダ、東京、香港、パリにもあります。来年春、上海にもオープン予定。どのテーマランドも好きですが、“スペース・マウンテン”がある…

トゥモローランドは開園当初からのお気に入り。ブラッド・バード監督「トゥモローランド」は、そんなファンには必見の作品。バード監督は、アニメ「Ｍｒ．インクレディブル」（０４）、

「レミーのおいしいレストラン」（０７）などの他、「ミッション：インポッシブル／ゴースト・プロトコル」（１１）を監督しています。ディズニーが残した夢のプランから作られた本作。

脚本は、ブラッド・バードとＴＶ「ＬＯＳＴ」（０１～１０）のデイモン・リンデロフの２人。１７歳のケイシー・ニュートン（ブリット・ロバートソン）は、ある日、自分の荷物の中にピンバッジを…

見つけます。まったく覚えのないそのピンバッジに触れると、ケイシーはテクノロジーの発達した未知の世界へ迷い込んでしまいます。そしてバッテリー切れと同時に、元の世界に。

そんなケイシーの前に、謎の少女アテナ（ラフィー・キャシディ）が現れます。そしてまたその世界を訪れたいのなら、フランク・ウォーカーという男を訪ねなさいと告げられます。

ケイシーとフランク。アテナが人類の未来を託した２人の人間。これから始まる冒険とは？フランク・ウォーカー役は、ジョージ・クルーニー。１９６１年５月６日生まれの５３歳。絶好調！

ニック、アカデミー賞受賞２０周年記念作品

エイミー・ヘッカリング監督、ショーン・ペン主演「初体験／リッジモント・ハイ」（８２）で、映画デビューしたニコラス・ケイジ。この作品では、ニコラス・コッポラと名乗っていました。

フランシス・フォード・コッポラ監督を叔父に、タリア・シャイアを叔母に持つなどコッポラ一族としても知られています。本名は、ニコラス・キム・コッポラ。今年５１歳のニック。

「ラスト・リベンジ」（１４）のポスターを見て、びっくり！あ～、髪が白くなっている！俳優ですから、どんな髪色にも変身するのは当たり前。しかし、こんなの見たことない…。

しかもキャッチは、『ニコラス・ケイジ 引退』。うむ、そうなのか。いえいえ、エイプリルフールも過ぎました。映画の中でのお話、あくまでも。監督は、「ザ・ハリウッド」（１３）のポール・シュレイダー。

「タクシードライバー」（７６）「レイジング・ブル」（８０）「最後の誘惑」（８８）「救命士」（８９）などの脚本家としても有名。本作の脚本も担当しています。これは期待です。

ＣＩＡ捜査官エヴァン・レイク（ニコラス・ケイジ）は、３０年のキャリアを持つベテラン。しかし、ある日のこと。上司から早期の引退を勧告されてしまいます。ショックを受けるエヴァン。

そこへ彼を慕う若きＣＩＡ捜査官ミルトン・シュルツ（アントン・イェルチン）から、報告が…。２２年前、彼を監禁、拷問したテロリストのムハメド・バニール（アレクサンダー・カリム）が…

ケニアに潜伏している可能性があるというもの。復讐を誓うエヴァンはミルトンと共にルーマニアへ。しかし体調が優れない彼は、医者から前頭側頭型認知証と診断されます。

手が震え、記憶が混濁する…。不安定な健康状態が続き、残された命は後８年。エヴァンは自らの命を賭け、ケニアへ最後の闘い“ラスト・リベンジ”に乗り込みます。果たして？

フランスのイレーヌ・ジャコブ共演。なにより製作総指揮に、「ドライヴ」（１１）「オンリー・ゴッド」（１３）のニコラス・ウィンディング・レフンが。うむ。これはますます期待です！

独裁国家パネム ＶＳ カットニス

２０１２年９月２８日公開の「ハンガー・ゲーム」（１２）は、スーザン・コリンズ原作のベストセラー・シリーズ『ハンガー・ゲーム』の映画化。若手ジェニファー・ローレンス主演。

近未来、独裁国家パネム。１２地区から選出された１２～１８歳までの男女１名ずつ２４人が、最後の１人になるまで殺し合う殺人サバイバル・ゲーム“ハンガー・ゲーム”

妹の身代わりとなり参加したヒロイン、カットニス（ジェニファー・ローレンス）の運命を描いています。ゲイリー・ロス監督。大ヒットした本作は、原作と共にシリーズ化。

２作目は、フランシス・ローレンス監督「ハンガー・ゲーム２」（１３）。原作は『ハンガー・ゲーム２ 燃え広がる炎』。シリーズ完結３作目は、原作『ハンガー・ゲーム３ マネシカケスの少女』を…

前・後編に分けて公開。まずは、ローレンス監督の前編「ハンガー・ゲーム ＦＩＮＡＬ：レジスタンス」（１５）。ちなみに後編「ハンガー・ゲーム ＦＩＮＡＬ：レボリューション」（１５）は…

今年１１月公開。また前編は、１４年２月に亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作でもあります。歴代勝者を戦わせる記念大会“ハンガー・ゲーム”の闘技場から、救出された…

カットニス・エバディーン（ジェニファー・ローレンス）。彼女は、第１３地区の地下にあるコイン首相（ジュリアン・ムーア）率いる反乱軍の秘密基地に収容されます。

独裁国家パネムを倒し、自由で平等な新国家の建設を目指す反乱軍は戦いの準備が着々と進行。カットニスも一緒に戦おう！と決心します。革命のシンボルに祭り上げられる、カットニス。

一方、パネムのスノー大統領（ドナルド・サザーランド）は、人質にしたピータ・メラーク（ジョシュ・ハッチャーソン）をプロパガンダに利用し、反乱軍を制圧しようと企みます。

リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、エリザベス・バンクス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジェフリー・ライト、スタンリー・トゥッチ、サム・クラフリン共演です。はい。