『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ソータV4

2018-03-26 07:56:00 | 風景
日に日に
陽気になり
日中20℃を越す日が
増えてきた。

できるだけ、
毎日歩くのを習慣にするのに
リュックを背負っての
ウォーキング買い物を
続けている。

この時季は
花粉の飛散量が多いので
マスクは必須だが、
アレグラのおかげで
全身症状は軽くて済んでいる。



毎日のように、
あちこちの古書店を巡っては
「背取り(ブック・ハンティング)」を
している。

稀覯(きこう)本に巡り会うのは
滅多にもないが、
それでもヤフオクの初期に
月商5万位のネット古書店を
細々と副業としていたので、
毎月100冊ほどを背取りして
仕入れていたから、
目利きには自信がある。

その商いもアマゾンの
宅配システムが登場してからは
立ち行かなくなって、
在庫を500冊ほど抱えて
倒産の憂き目に遭った。

もっとも、
全部100円本だったので
5万ほどの負債額という
みみっちい規模だが・・・(笑)。



昨日も、
100円コーナーから
深巳琳子の珍しい作品を見つけて
胸が躍った。

『沈夫人』シリーズで
注目を浴びた作家だが、
それ以後、6年ぶりの
第二作目のようである。

偶然にも、
先日までハマッていた
後期ルネッサンス期の
フィレンツェを舞台にした
『アルテ』に似た時代背景の旅物
という食指の動くものだった。

しかも、
珍しく書店の新刊書用ラップが
かかったままの状態で、
おそらくは閉店した書店から
買い取ったものと推察できた。

2017年4月発刊なので、
こんな準古書を発見するのも
背取りの楽しみである。







散歩の道すがら、
よそ様の庭に咲く花々にも
ふと目がとまる。

散歩道に面した花々は
瞬撮させてもらう。

黄水仙だけは
その高貴な香りをも
瞬嗅ぎさせてもらった(笑)。

毎年、驚くが、
ご近所の庭の端っこには
フキノトウがきまって
二輪だけ咲く。

それで、思い出したが、
去年、山から根っこごと
移植した我が家のフキノトウは
はたして芽を吹いてくれるのだろうか。

なんだか、
またフキノトウ・フィーバーの
スイッチが入りそうである。

今日からさっそく
自生地をハンティングして廻ろうかと
ソワソワしてきた。

人生、ソワソワ、ワクワクは
時めきにも似て、
大事に味わいたいものである。





昨晩のNHKニュースで
ソータが「詰め将棋選手権」で、
またまた史上初の四連覇したことが
速報で伝えられた。

今朝のニュースや
ワイドショーでも
喧伝されていた。

朝刊を開いたら
もうトピックが載っていた。

「指し将棋」よりも
「詰め将棋」の方が好き、
と公言しているソータは、
幼少期から一万以上を解いており、
自身でも作品を作っている
「詰め将棋」オタクでもある。

インタヴューでは
「今年もいい作品に出会えて
 たいへん嬉しく思いました」
と作家さんたちを讃えていた。

今回もただひとりの
全問正解だったという。

前回は、
1R目を24分で解いて、
記者たちや並み居るプロたちの
度肝を抜いての優勝だった。

行方(なめかた)八段は
「もう人間じゃないです。
 バケモノです」
と呆れ果て、
朝日杯決勝の相手だった
広瀬八段は
「自分が1問解いてる間に
 5問全問解き終わってました。
 あと5年くらいは彼の天下でしょうね」
と桁違いの凄さに驚嘆していた。

先日の16連勝した
糸谷八段戦でも、
二局中継で
プロ解説者が5人もいても
終盤の21手詰めという
詰み筋をソータが
逸早く見つけて打った。

四段、五段の解説者では
力不足で、
「藤井六段が打ったからには、
 詰みなんでしょうね」
と、打たれた手を見ても
まだその筋が読めていなかった。

これでは、
どうあってもソータに
勝てるはずもなかろう、
と思わされた。

ソータには、
一瞬で詰み筋が
映像的に見えるようである。

『レインマン』という
ダスティン・ホフマンの映画では、
床に落ちた一箱分のマッチ棒を
瞬時にその本数が正確にわかるという
驚異的な能力を示すシーンがあった。

それは、精神医学では
サヴァン症候群という
ある種の発達障害として
記述されている。

特異的能力が
高機能であって、
注意欠損や社交機能欠損が
あるような場合である。

それも
スペクトラム(連続体)として
診断され、軽度・中度・重度とある。

ソータは
注意欠損や特異的認知は
多少見られるが、
普通に学校生活を営み、
足も早く、会話も流暢なので、
サヴァンだとしても
社会性に於いては全く問題がない。

幼少期のエピソードを聞くと
対象に対する
興味関心の持つ度合いと
それに取組む度合いが
常人のそれよりも
極めて集中性が高く
遂行能力や学習力が際立っている

学校の宿題はやらなくとも、
詰め将棋を365日やらない日はない、
というし、ただただ好きだから、
それが楽しいからやっている、
と言う。

将棋と出会う以前には、
キュボロという立体迷路や
ユニット折りという
折り紙に夢中になって、
そればかりやっていた、
という。

ある種の人たちには、
「共感覚」という
音から色や動きを感じる機能が
備わっていたり、
「絶対音感」「絶対味覚」
という特異的な能力が
認められている。

ソータも
「駒の機能X」と
「詰み形Y」との間で
複数の変数が絡み合った関数が
<共分散構造分析>の図のように
瞬時に見えるのかもしれない。

それは、
サヴァン的特異的高機能認知能力
という先天的素質と
十年以上かけて一万題もの
ドリル・トレーニングをしてきた
後天的学習の相乗効果に拠るもの
なのかもしれない。

それに加えて、
瞬時にして数兆手も読むという
人間棋士が敵わないAIソフトが
学習道具として備わったので、
彼を凌ぐ相手は当分は
現れないかもしれない。

まさしく、
棋界が畏怖して呼んだ
「四百年に一人の天才」
と言えるのだろう。



かつて、
天才・羽生は
「まだ、将棋の神様に
『角』一枚負けている」
と言って
世間を驚かせた。

佐藤名人は
コンピューター将棋ソフトとの
電脳戦で敗れた。

ソータをもってしたなら、
将棋の神様に『金』一枚までの
レベルに達しているのだろうか。

はたまた、
彼の愛用している『エルモ』と
夜な夜な対戦して
打ち負かしているのだろうか。

・・・と、そんな、
盤外での好奇心をも
抱かせてくれる。

明後日には、
五週連続の
『ソータ劇場』の
ライヴ対局がある。









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傑作芸術漫画

2018-03-25 09:18:00 | マンガ
春休み
真っ只中である。

そろそろ、
今日は何曜日か
判らなくなりつつある(笑)。

ヾ(◎θ◎)ノ~~☆  

このホワイト・アウト感覚は
自説では「ロンバケ効果」と
称している。

勤務期間中に縛られている
時間・空間・ルーティンから
解かれるので
非日常性を生きることになるのが、
学休期間の面白さでもある。

もっとも、
還暦となった今年度は、
世間並みの
週三日の閑職になったので、
水・木のウィークデイと
土・日のウィークエンドが休みの
セミ・リタイアメント状態になった。

なので、ロンバケになっても
さほどに人格崩壊は
急激に起こらないようだ。

青春・朱夏・白秋・玄冬という
人生の四季色で言えば、
65歳からが前期高齢者という
定義にしたがえば、
白秋の終わりであり
玄冬の入り口前に
たたずんでいるのだろう。

楽曲に例えれば、
第三楽章の終わり近く、
第四楽章の直前なのかもしれない。




庭の桜も
開花しだした。

今週は晴天で
温暖な日がつづくという。

吾妻山はいったん見えていた
山腹の「雪うさぎ」が
また雪でおおわれて
一帯は白山化した。

背景が薄曇ると
麓の土色とのあいだに挟まれた
雪山の部分だけが
陽光のスポットライト効果によって
3D画像のように
浮き上がって見える。

ここには、
「玄(くろ)い冬」の終焉と、
「青い春」の訪れという
循環する時間の流れを観る。

生きとし生ける物の
人生の四季は
一方向の「時間の矢」だが、
公転する地球の中緯度エリアでは
四季はグルグルと
無限ループを描いている。

それでも、
六十一たび目の春だ。

六十一たび目の桜を
寿ぐことができることを
悠久の天地自然に
感謝したいと思ふ
けふこのごろなり。

脳内が急に古文モードに・・・(笑)
ロンバケ人格崩壊か?




長い休みになると
バケーション気分になるせいか、
むしょうに漫画が読みたくなるから
不思議である。

小学校時代の
1・2・3学期間から解放されて
休みになるたびに
(さぁマンガ読むぞー!)
と遊びモードに脳内変換した
心理状態に退行するのかもしれない。

てなわけで、
毎日、生活のメリハリと
仮装行列の高揚気分を得るために
スーツコーデでドレスアップして
古書店巡りをしている。

我ながら
滑稽なライフスタイルやなぁ、
と関西弁モードで自虐する人格を
さらにメタ認知する人格もある。

長い休みの間、
カミさんも含めて
誰とも会話せずに
けっこう長いこと過ごす日もある。

それでも気詰まりにならないのは、
本来、誰しも持っている多重人格性を
病的でなく創造的に
意識の舞台に上げて
互いに集団劇をやらすことが
出来るからかもしれない、
と近頃気がついた。

これは、ユング心理学では
覚醒状態で行なわれるので、
「アクティヴ・イマジネーション(能動的想像)」
というサイコセラピーの
技法でもある。

夢に出てくるあらゆる人物・アイテムは、
すべて自分の人格の一部が
パーソニファイ(人格化)したものと
深層心理学では考えられている。

それゆえに、
人間は本来、多重人格的なものであり、
それどころか、
トランス・パーソナル(超個的)心理学では、
宇宙の全てでもある、と考えられている。

事実、全ては
分子、原子、素粒子という物質と
エネルギーから
生成されている。

全ての存在は
この物質とエネルギーで
通底しているのである。

・・・あらま。

ここでまた、
セルフ・モニタリング・スイッチが入って、
「マンガのことはどないしたの?」(関西弁モード人格A)
と訊ねよる。(関西弁モード人格B)

最近、
永年のブログ愛読者から
「近頃、段々、書き込みが長くなってきたね」
と指摘されて、
「あ、ほんまや」
と思うた。

前日の心象風景を
三つの画像を素材として、
短歌や俳句を作るように
散文化していく
<三代噺>方式を
2004年から14年も続けている。

一文を改行せずにズラズラと書かれたブログは読みにくく、読む意欲も削がれるので、フレーズごとに改行し、句点(。)位置までクラスター化させて「ひとまとまり」として見せるのはマンガのセリフに使われる「噴き出し」方式を応用したものであるが、最近では知人たちもこのスタイルを取り入れてるのを見てニンマリとした。

・・・んで、
「マンガはどないしたん?」
「言うてるやん。噴き出しのこと…」
「せやのうて、自分、『アルテ』と『神童』のこと書こ思てたんとちゃうん?」
「あ、せやった。ごめん」
・・・って、
私はいったい、
誰に謝っているんだろうか?(標準語モード人格)

これは、きっと、
ロンバケ症候群なのだろう。

無駄に暇があると
内言暴走が起こる(自説)。

なんだか、突然、
変なスイッチが入って、
「通常スタイルを破壊せよ!」
という脱抑制が起こる。

これが「Acting out(行動化)」して
スッポンポンになって
家を飛び出したら
「狂人」が一丁できあがりで、
新聞沙汰になって
社会人としても家庭人としても
カナダの首都になる。
(オタワ→「オワタ(終わった)」ネット隠語)

この分裂ぶり、
脳内氾濫(反乱?)ぶりを、
醒めた人格がけっこう
面白がっている。

天才落語家・立川談志は
己れのなかに
演者と鑑賞者と評論家が
同居していて、
演じている最中にも
別な奴がヒョイと顔を出すことがある、
と言っていた。

* (← 話題転換では、アスタリスクを入れるべき)

我われは、現実社会では
他者との交互作用に適応するために
無理にでも本来の多重人格性を
一つにインテグレート(統合)しているが、
夢ではその縛りが外れて、
それがバラけて、いろんな人物・アイテム化する。

飲み会で泥酔した
警察署長や学校長が
部下にセクハラしたというのは
人格反転現象といい
現実社会では抑圧していた性的欲動が
アルコールによって麻痺し
脱抑制となるからなのである。



ようやく、
『アルテ』と『神童』に戻った(笑)。

『アルテ』は
ルネッサンス後期の
フィレンツェを舞台とした
女性画家の修行譚であり、
その世界観は映画を見るようで
壮大で面白かった。

これは、
まだ8巻目で
連載中のようだ。

『神童』は、
98年に手塚賞を受賞した
天才少女ピアニスト物。

『ピアノの森』や
『のだめ』にも通ずる
真っ当な音楽漫画である。

この作者の天才指揮者を描いた
『マエストロ』も秀作だった。

『神童』は
ブック・マーケットで
全3巻が150円だった。

『アルテ』『神童』ともに
アマゾン・レヴューでも
傑作の呼び声が高い。





韓国の
イ・ミョンバク元大統領が
数十億の横領容疑で
逮捕された。

パク・クネはじめ、
キム・デジュン、
ノムヒョン、ノテウ…と、
代々の国家最高元首が
逮捕される国って
いったい国際的に
水準の国家といえるのだろうか。

もっとも、かつて、
田中角栄だけは逮捕されたが・・・。

今のムン・ジェインも
慰安婦問題の政府レベルでの
「最終的かつ不可逆的」解決合意を
反古にするような態度を示し、
どうも信頼できる人物とは思えない。

中国の南沙諸島問題の
国際司法裁判所の裁定無視も、
「決まりごと」「約束事」を
国家が遵守しないようでは
「話し合い」は成立しようもなく、
最後は野蛮な「力比べ」になって、
人類は荒びの方向に堕するだろう。






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開花

2018-03-24 08:00:00 | 季節
快晴の朝。

朝日を受けて
吾妻山が眩しいほどに
雪面を反射して
真っ白に光っている。

庭先に目をやると
昨日まで堅く結んでいた
桜の蕾が三輪ほど
開花していた。



桜前線は
まだ北関東辺りどまりだが、
我が家の桜は
南東北にあって
もう開花が始まった。

ここ数日は
暖かい日和となるそうなので
一気に満開となりそうだ。

これは、
ソメイヨシノではなく
サクランボの桜花である。





近所を散歩しているると
菜畑の黄色い花々が
春の到来を感じさせる。

小川の土手にも
黄色い野草が
目に付くようになった。







春休みの生活に
メリハリをつけるために、
一日一度はスーツコーデをして
クツも時計も毎日換えて
買い物やら小用に出かけている。

お供には
数年前に自分への誕プレとして
ヤフオクで1円で落札した
三種の色違いのバッグを
携帯している。

「ジョルジオ・ヴァレンチ」
という、いかにも
イタリア・ブランドを
想わせる品だが、
チャイナもんである。

なにせ縫製が駄々甘いくて
ライン取りが歪んでいたり、
最近になってバックルの開け閉めが
固くって「往生しまっせぇ」である。

「安かろう悪かろう」の典型みたいだが、
なにせ、何故だか1円だったので
3つも買ってしまった。

そしたら、アマゾンでは
3.980円で売りに出されていて、
小売価格は15.000円というから
たまげた。

事実、ガレージショップの
閉店セールのチラシに誘われて
会場に出かけてみたら
2万とかの値が付けられていて
呆れ果てた。

それでも
高級に見せた
パチもんの雰囲気が
フェイクっぽくて
洒落的には嫌いではない。

1円自慢も
あちこちで吹聴したので
十分にモトは取れた。

これを見るたびに、
故・劉 暁波氏の
ノーベル平和賞に対向して、
孔子平和賞なぞという
パチもんを拙速に作り上げた
中国の愚かしいメンタリティを
思わずにいられない。

「決して軍事的拠点にはなり得ない」
と大言壮語していた南沙諸島も
すでに要塞化して、
周囲を航行する他国籍船を
軍が威嚇している。

習主席が
プーさんに似ているというので、
プーさんの画像さえ削除されるという
恐ろしい独裁的検閲国家となっている。





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定期健診

2018-03-23 06:07:00 | 健康
半年前の数値が
過去最悪のデータだったので、
再検診ということになった。

2ケ月前に
「もうギリチョンですよ」
と、主治医に言われたので、
素直に節制して
運動・減食に励んで
どうにか4㎏減量はできた。

でも、まだまだ
通過点で、
検査結果を見るまでは
安心はできない。



加齢と運動不足による
基礎代謝の低下と
内臓脂肪性肥満によって、
肝腎の機能が低下し、
糖尿病一歩手前と
慢性腎臓病(CKD)中度の
状態である。

去年の眼底出血は
さすがに
クライシス・サインになった。

その後遺症が
いまだに左目の大きな
飛蚊症として視野を
遮っている。

それは、
節制を怠るな
という徴(しるし)
のようにも
思えてならない。

だから、
昨日もリュックを背負って
買い物に出で、
戸外でストーヴの灯油を入れる間も
コンクリート・ブロックを片手に
スクワットをした。

風呂上りと就寝前には
腹筋を100回ずつやる。

2ヶ月続けてきたら、
お腹はさほどに
凹みはしないものの、
グッと下っぱらに力を入れると
シックス・ポケットっぽい
縦横のボコボコ線が見られて、
「オーッ!! すげーじゃん」
とほくそ笑んでしまった。

でも、まだまだ
危険水準は脱していなくて、
従兄がそれで亡くなった
NASH(非アルコール性肝炎)と
冠動脈梗塞による
虚血性心不全の危険性も
孕んでいるのである。

もっとも、
やりたいこと、
やるべきことは、
ほぼやってきたつもりなので、
あした死んでもいいや、
という覚悟は出来ている。

3.11の日に
一度は死を覚悟した身である。




4週連続で木曜日に
ソータの棋戦が組まれて、
『木曜ソータ劇場』と
ライヴを楽しんできた。

昨日の王座戦は、
来期、最高位のA級に昇級した
関西の強豪・糸谷八段が相手で、
互角もしくは苦戦も予想されたが、
結果を見れば、序盤からリードし
一度も逆転を許さず
徐々に相手を引き離す
堂々の勝ちっぷりであった。

これは「横綱相撲」そのものである。

ひふみんや羽生七冠も
「弱点がなく、どんな型にも対応できる」
と証言している。

これは「型なし」と言われる
横綱相撲の典型である。

杉本師匠は対局で
練習将棋ではやらなかった
古いタイプの四間飛車で
対向して破れ、
糸谷八段も阪田三吉という
伝説の棋士の得意技「向い飛車」
という戦法で敗れた。

師匠曰く
「彼は経験のない型でも、
それに対応できる能力がある」
という。

将棋に学歴は関係がないが、
糸谷八段は阪大院修了の
文学修士(哲学)である。

方や、この春、
中学を卒業したばかりの子。

ソータは四段の頃、
アマ・チャンプの
東大生にも楽勝している。

現在16連勝中で
「向かう処、敵なし」
といった感じである。

永世七冠にも
名人にも勝利し、
若手にも敵がいない。

この破竹の快進撃の勢いで、
来月の竜王戦予選では
二連勝して七段への昇段は
ほぼ確実に思える。

そして、
今年中に一つでも
タイトルを獲得すれば、
史上初の「高校生八段」となる。

もうマンガみたいな
ストーリーになっても
誰も驚かない状態ではある。

「四百年に一人の天才」
「棋神に愛されし子」
「世界で将棋が一番好きな棋士」
というソータと
同じ時代の時を過ごせている
今の幸せを
感じずにはいられない。

ヾ(♡θ♡)ノ~~☆



棋戦はたいてい
持ち時間5時間、
双方で10時間なので、
昼・夕食を挟んで、
たいがいは
朝10時から開始されても
勝敗が決するのは夜10時頃になる。

昨日は、
89手という短手数だったので、
8時に終わってしまった。

これは持ち時間を使いきらぬ
快勝ということでもある。

ふと夜空を見ると
三日月が
煌々と照っていた。

英語のクレッセントと
仏語のクロワッサンは
知っているが、
他国語を調べてみたら、
独語はズィッヒェル、
伊語はクレシェンテ、
だそうな。

クレシェンテが
いちばんオシャレな
響きである。









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木曜ソータ劇場

2018-03-22 08:07:00 | 風景
春分の日の昨日、
3ケ月ぶりに
雪深い高畠から
Kさんがギターレッスンに
来られた。

やっと雪が溶けて
出て来れました・・・と、
仰っていたが、
なんと、昨日は
久しぶりに
チラチラと雪が降って、
アララと笑えた。



今朝は雨降りだが、
予報では、夕方までに
20cmほどの積雪がある
とのことである。

早春と晩冬とが
せめぎあってるような
季節の端境期である。

明日からは
また暖かくなるというので、
まさしく三寒四温の季節に
なりにけり、である。

春休みとはいえ、
体調管理が容易でない。

カミさんも、
ナツも風邪ひきで
耳鼻科に通っていた。

昨日は
部屋着のままで
リュックを背負って
散歩に出かけたら
途中から体が冷えだして
ランニングして帰ってきた。

そしたら、
夕方頃から頭痛がしだして、
こりゃヤバイと思って
早々に電気毛布にくるまって寝た。

今朝はどうにか
風邪っぽくもなく
スッと起きれたので
やれやれと一安心である。




ナツが一週間ほど
帰省して、また
新潟に帰ったが、
春休みなので、
またひょっこり
帰って来るのだろう。

ゴミやら散乱して
ベッドもゴチャゴチャにして
帰ったので、
旅館の番頭さんみたいに
キチッとベッドメーキングして
掃除した。

大学時代は
自分の部屋だった処を
二世帯住まいに改築したおり
間取りを換えて、
フミとナツの部屋となっていた。

去年、夏休み中に
五日もかけて大掃除して
子どもたちの不要物を廃棄した。

そして、彼らの美術作品は
額装して飾り、
本棚をマンガ書庫にして、
使っていなかったオーディオセットで
マルチスピーカー・システムを構築した。

ゲストルーム然となったので、
子どもたちが帰ってきたり
兄たちが泊まりに来たときには
恰好の寝室になっている。





今日もソータの
王座戦予選がある。

これで連続4週
木曜日の棋戦で、
『木曜ソータ劇場』を
ライヴで楽しんでいる。

今日の相手は
若手「関西四天王」と称される
A級棋士に昇級したばかりで
ノリにのってる糸谷八段である。

四天王にはソータが入っていないが、
「神の子」なので、
別格扱いなのかもしれない。

ソータも今、
ノリにのっていて15連勝中である。

ファンとしては
連勝を続けて、
自身の記録29連勝を
更新してほしい。

朝刊のジョーク欄に、
「書き替えではなく、更新です。
         藤井六段」
とあって、
ニヤリとした。



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