毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。
昨日の勤務で
今年度の仕事を
大過なく終えることができて
まことに幸いであった。
月一で訪問カウンセリングしている
適応教室に朝から直行して
午前のひと仕事をしてから
学校には校庭側の裏道を通り
校舎内の床下を抜ける
道順で辿りついた。
玄関に着くと
紅梅が咲き誇っていて
春の到来を感じさせてくれた。
ベッドサイドの本棚には
もう何年も
「ホームバカンス表」が
貼ってあり、学休期間のたびに、
さて今日は何をしようか…と、
創造的な一日を過ごすための
デイ・プランニングをする。
そうでなくとも、
長期休暇に入ると
たちまち曜日の感覚が失われ、
毎日が日曜日みたいな
定年退職者のような感覚になるので、
できるだけ生活にメリハリを
持たせようと努力している。
春休みは、
ここ数年はリサイタル準備で、
むしろ、せわしくさえ
あるかもしれない。
それを「充実している」
「深生きしている」と
自分に言い聞かせて
「味わひ深き人生」のプロセスを
マインドフルネスに
堪能するようにしている。
「Luthier(リューティエ)」
というのは「古楽器作り」のことだが、
これのみはここ数年は
工房共々「休眠」状態である。
我が人生で
生き甲斐のひとつでもある
コミックは、もっぱら、
100円古書の開拓である。
暇さえあれば、
近所のツタヤやブックオフ、
万Sai堂をのぞいては
数万点の中から
オモロそうなものを直感的に
「背取り(ブック・ハンティング)」して
2、3冊買ってくる。
たいていは、
未読の「第一巻目」を試し読みして、
絵の好感度、物語性、薀蓄性、
再読に値するかなどを判定して、
食指が動かば
市内の古書店数軒を廻って
続きを求める。
アマゾンやヤフオクにあらば
ネット購入することも多い。
なので、
月に数十冊にもなり
置き場に困り、
家のあっちこっちに
分散して積んである。
先日は
『ゆめじい』という
明治期の京都の骨董店の
スピリチュアル系のファンタジーが
けっこう珍しく、
画風も滝田ゆうを
上手くしたようなソフトタッチで
ちょっとした掘り出し物だった。
今日は、
さっそく「続き」を求めて
ブックオフ3軒を
巡ってみようと思う。
ホームバカンスのなかの
「ブック・ハンティング」
という過ごし方でもある。
見つけた時の
「やったー!」が
宝探しのようで
ワクワク感がある。
基本ルールは
「100円本縛り」である。
来月、
東京に出張り
長逗留するのを
仕事とは考えず
「旅」として楽しもうと
いろいろ下準備をしている。
学部時代、
生物学科の同級生だった
ナリテンさんから
JRのネット予約で35%割引の
「とくだ値」切符を教えてもらい、
さっそくチケットも手配した。
往復指定席で17.900円が
11.635円になり
6.265円の差額は大きい。
これで一泊分の宿代に相当する。
ホテルの隣がセブンなので、
素泊まりの身には
便利でいい。
飲み物やお菓子を
買いこんで
冷蔵庫に貯え、
家にいる時みたいな
食環境にしたい。
周囲には
数十軒の外食スポットがあり、
食事には困らずにすむ。
むしろ、
東京の最新グルメ事情が
探索できて楽しみである。
未知のエリアではあるが、
暇をみては
グーグルマップで
街並みを見たり
ヴァーチャルで歩いているので、
現地に立ってデジャヴュー感が
起こったら面白いと期待している。
春休みも暇に任せて、
旅先のヴァーチャル予習をして
楽しもうと思う。
アマゾンから
読み続けている
新刊コミックが届いた。
早く読みたいという
逸る気持ちを抑えて、
梱包を開封せずに
旅用大型鞄に押し込んだ。
3.11の震災時に、
赤穂から支援物資をギッチリつめて
わざわざ福島まで届けてくれた
ガッチャンのダンナさんから頂いた
自衛隊の迷彩ボストンを
今回も使わせて頂くことにした。
毎年、リサイタルの物資運搬用にも
この大鞄を使わせて頂いている。
人の真心が篭った物は、
ただの物ではないのである。
今回は、
ホテルでの四夜の
寝床の共として
新刊コミックを10冊ばかり
パッキングしようと思っている。
それと、
CDウォークマンに
アンプ内臓ミニスピーカーをも送っといて
家でもそうしているように
読書しながら
リュート音楽を流すつもりである。
旅は非日常を楽しむものではあるが、
ある部分は家と同じような
気分でもありたい。
大鞄には
衣類に来るんで
車載のウクレレも送ろうかと
考えている。
これで、
リサイタルのプログラムは
2曲練習できるし、
フラメンコ曲の早弾きパートの
練習もできる。
そのために、
ペグのネジを締めなおして
調整した。
春休みで帰省している
ナツが風邪気味で
耳鼻科に行ったようだ。
そしたら、
カミさんも同じ耳鼻科の
薬をもらってきていて、
どうも風邪気味らしい。
自分は
花粉症気味で
目の痒さと
だる眠さがある。
これから、
三寒四温の時節になり、
ますます体調管理が
難しい。
幸い、明日で
今年度の勤務が終わり、
ひと月ばかりの春休みになる。
また、
「おうちバカンス」とばかり
ゴロンゴロンと
駄々羅に過ごすのが
目に見えているが、
リサイタル準備と勉強も
怠らずにやらねばである。
休みの日は
御三どんを担うので、
きっと毎日リュックを背負い
野道をポクポク歩いて
夕餉の菜の買出しに行くことになる。
雑草扱いされている
オオイヌノフグリではあるが、
群れて咲く群生の中を歩くのに、
可憐な小さな花々を
踏み潰すのが嫌なので
飛び石を伝うように
ケンケンパッみたいな歩調になる。
そんな様を誰かに見られたら、
リュック親爺が突然に
妖しい動きをして
気がふれたと思われるかもしれない(笑)。
でも、
笑わば笑えである。
バカボンパパに倣って
「これでいいのだ!」
カウンセリングをしているJCが、
コピックペンなるものを見せてくれ、
フェルト製ながら筆ペンみたいな
筆致になるのが面白くって、
さっそく文具店で1本買ってみた。
多くある色のなかで、
時節柄、浅葱色をピックアップした。
今の気分にフィットした色なのだろう。
これは、洛中を闊歩していた
新選組が羽織の色でもある。
なんとなく、
病身で悲運な美男剣士
沖田 総司に似つかわしい
色にも思える。
いっしょに買ってきた
コピー用紙のカバーに
さっそく「春」の字を
楷書と叢書で験し書きしてみた。
雪解けの渓谷の水に
青空が映えたような
淡い爽やかな青でもあった。
韓流歴史ドラマ
『オクニョ』が
大詰めで、残すところ
あと二話となった。
今週は、
王様が思いを秘めていた
オクニョが、実は王女で、
自分の異母妹である事を知らされ、
驚愕しながらも
感慨深く対面するシーンが
見せ場であった。
悪党共もまだまだ健在で、
ラス前の来週でも
まだオクニョが狙われて
ハラハラさせるようだ。
最近では、
主人公のオクニョよりも、
ガードマンの女剣士チョヒに
すっかり心奪われ、
彼女が出てくると
テレビ画面に向かって
「チョヒ~ィ!!」
とヨン様ブームの頃
目をハートにしていた
オバハンたちみたいになっている(笑)。
ヾ(♡θ♡)ノ~~☆
金曜日に職場へ行ったら、
デスクの中に
カウンセリングしてきた卒業生の
「サンクス・カード」が
入っていて、
嬉しく思った。
こういう
「言葉の贈り物」が
カウンセラー冥利に尽きる
ボーナスのように思える。
カウンセラーは、
経済レベルでは
リッチになりようがないが、
魂レベルでは
このような副次的な見返りで
心豊かになれるのが
ありがたい。
子どもたちの心に寄り添い、
聖母のごとく哀しみを受容し、
時には、天の父のように
愛の鞭撻も振るうこともある。
哀しみを共に悲しめば
哀しみは半分になり
悦びを共に喜べば
悦びは倍になる
…というイギリスの格言を
座右の銘としてきた。
市の健康推進課から
過去10年間の
市民検診の数値グラフが
送られてきた。
自分でもデータ化しているので
見るまでもなかったが、
10年間で逆N字をたどって
去年、最下降したことが
示されていた。
明らかに
肝腎要(かなめ)の両機能が
低下してきて、このままだと、
機能不全に陥って
デッドラインに達してしまう。
なので、すでに
減食と軽運動に取組み、
2ケ月で4㎏減には至った。
でも、まだまだ通過点で、
目標はあと7㎏減なので
道まだ遠しといった感じで
たゆまぬ努力の継続が要る。
でも、精進しているせいか
いくらか感性が
シャープにもなってきた。
些事を楽しみ
食に感謝し、
体が喜ぶ運動をしてあげよう
という生活が常態化してきた。
これこそ人生目標の
「深生き」の過程かもしれない。
これで、きつめのズボンが
楽々はけるようになり、
医者代、薬代がいらなくなれば
さらに万々歳なのであるが・・・。
ふたつわるいこと
さてないものよ
・・・とは、
よく言ったものである。
おととしの
プチ・マイブームだった
ミリタリー・ガールの
ミニ・フィギュアが
一体だけ残っていたので、
消しゴムで台座をつくって
デスク前に飾った。
なんだか
女々しくオタッキーな
アイテムだが、
ガルパンやカンコレの向こうをいく
オリジナルのナチス武装ガールを
こしらえて悦に入っていた。
アミオタJCのカウンセリングを
二年間していたので、
こんなオタク趣味でも
商売に役立つものである。
好奇心や食指が動いて
アンテナにピンときたものは、
とりあえずやってみる、
そしてワクワク感が得られたら
しめたものである。
そして、嫌と思ったものは
もうやらないことにしている。
何十年来やってきた
教会活動も嫌気がさして
もうスッパリとやめにした。
残り少ない余生は
オモロイことだけに
時間とエネルギーを使いたい
と思っている。
ここ数日、
花粉の飛散が多いせいか
“悲惨”なことになっている。
目が痒くて
涙がでて
だる眠い。
学校へ行ったら
子どもたちも
鼻水やらで
大変な状態になっていて、
JCのひとりなぞは
カウンセリング中に
目の前で鼻の穴に
ティッシュをグリグリと詰めた(笑)。
「好きな男子の前では、
そんな姿見せらんないよなぁ・・・」
と笑いになったが、
ジジイのカウンセラーなんか
異性とは思われていないようである(笑)。
新規に来られたお母さんも
娘の話で泣かれたり、
花粉症で泣かれたり・・・と、
カウンセラーと二人で
涙をふき合っていた。
カウンセリング4件と
会議とカンファレンスと
ドクターへの紹介状作製と
キッチリ詰まっていたので
けっこうハードな一日だった。
帰途につくと、
珍しく夕焼け雲が
西の空に棚引いて
なんだかしみじみと
美しかった。
疲れた今日一日の
ご褒美のようにも
感じられた。
左手でハンドルを操作しながら
右手で連写していたが、
ブレずにジャストピントが
1枚しか映っていなかった。
でも、
(そう、こんな感じだった…)
と昨日の感慨深さを
彷彿させるような
“今ここで”の瞬間と空間が
見事に切り取られていた。
ちょうどひと月後に
東京に行くので
宿泊地周辺の様子を
画像を集めて
心準備にしている。
四日も滞在するから
このあたりをきっと
ブラブラしたり
外食したりするんだな、
とシミューレションをしている。
ホテルでの
オフタイム用には
大型バッグに
前もってマンガや書籍類を
着替えやらと一緒に
送っておこうと思う。
365日、入浴時には
脱衣所のラジカセで
落語を聞きながら
カラダを洗っているので、
ホテルでもそれをやるべく
スピーカー付の小型テレコも
欠かせない。
携帯できるパソコンや
タブレット、スマホはないので、
ブログ類の更新は
レンタルPCでやろうかと思っている。
ホテルでは一晩1.000円の
パソコン貸し出しがあるそうだが、
その近所には15分100円という
公民館もあった。
なにも四日くらい
ブログを書かなくっとも、
風呂で落語を聞かなくとも、
いいのに・・・と、自分でも
思わないでもない。
が、その一方では、
いやいや、イチローのように
ルーティンに拘ることこそが
「マイ・ウェイ」であり、
「マイ・ライフスタイル」なんだと
矜持を持ってやることが
大切だとも感じている。
とすると、
ブロガーであり
落語数寄者であることは、
自分にとっての
アイデンティティーの
一部なのであろう。
天才物理学者の
ホーキング博士が亡くなられた。
ビッグバンやブラックホールの詳細を
世に知らしめ、難解な宇宙論を
一般書によって平易に読者に
解説してみせたその功績は大きい。
その理論は
常識を超えたもので、
宇宙の根本に迫るだけに
検証が難しいゆえに、
ノーベル賞の対象にはならなかった。
しかし、
アインシュタインの「相対性理論」も
当時は検証できなかったので、
「光電効果の理論」に対して
ノーベル賞が授与されて、
本人を苦笑させたという。
数々の新説を提唱した
ホーキング博士だが、
自らの説で誤りを他者から
実証的に指摘されると
躊躇なく自分の非を
認めて修正した。
その態度こそ
科学者の範であり、
合理的精神の姿であった。
この科学的合理的精神を
持たないがゆえに、
日本軍は神風が吹くと嘯き、
巨艦主義が打ち砕かれ、
科学の粋である原子力爆弾で
粉砕されたとも言える。
ホーキング博士は
かねてより、
このままでは
人類の存亡は危ういと
警告をしていたが、
それが今や「賢者の遺言」と
なってしまった。