フランス音楽

きのうは午後から
福大オケの定演を聴きに
テルサに赴いた。

ここは、かつて、
ギター発表会で
15回ほどステージに立っているので、
楽屋から練習室まで
館内の隅々が頭に入っている。

それと、
二階客席に着くと、
必ずや最前列中央に
目がいく。

97年に、
末期癌だった父が
サトウサンペイさんの講演に
出向いた折に
座っていた席が
そこにある。

その後ろ姿を
目に焼き付けておこうと
当時思っていたので、
今でもありありと
その姿が目に浮かんだ。





毎年、音楽堂でやっていた定演を
どうして今年に限って
出来なかったのか怪訝に思ったが、
やはり、オケは残響のある
音楽堂で聴きたい。

音楽科の先生の指揮で
残響のないテルサで
聴いていると、
なんだか学生の練習風景に
立ち会ってるような錯覚を覚えた。

音楽科の先生の編曲による
『伝ベルリオーズ／８声によるフーガ』は、
なんだか、チューダー王朝期の音楽のような
荘重な響きがした。

ベルリオーズ全集に
収録されているものの
作者不詳のものらしい。

アルルの『メヌエット』では
フルートソロの聴かせ処で
一音ミスった時に、
会場と団員の空気が
「アッ!」と
凍りつくようだった。

ソロの女の子も、
「やっちまった･･･」
という表情が出て、
なんだか可哀相だった。

ハープ奏者が
男子だったのは
ちと意外性があった。

それと、
コンマスの子の
ヴァイオリンの指板に
小学校の器楽部の子たちが
よくやっているポジションマークが
付けられていたのには
驚いた。

まさか、愛用の楽器に
インレイ(掘り込み装飾)を
したのだろうかと思ってしまった。





最前列のコンバスの子が
美人だったので、
彼女のはじくピチカートが
よく聞こえてきた（笑）。

バスのオヴリガートも
視覚的によく解って
よかった。

なんにせよ、
一生懸命に演奏する
奏者の姿は
美しく感銘的であった。

自分も
ファイナル･リサイタルでは
そうありたい。





きのうのNHK杯は
豊島二冠VS羽生九段という
好カードで楽しめた。

常に上位者だった羽生ちゃんが
駒袋をあけていたが、
現在、最高位の二冠が
その任を担ったのは
世代交代を彷彿させる
珍しい光景であった。

結果は羽生ちゃん
(十代から知ってるので…)が
勝利した。

最近、よく見られるが、
終局直前には手がブルブル震え、
終局後もお茶を飲む手が
震えていた。

五十代に入り、
気分が高揚すると
神経がピリピリして
不随意運動が
生じるようになったのだろうか。

社会復帰?

長患いから
ようやく癒えて、
朝ブログが復活し
日常の暮らしに戻りつつある。

今週からは
職場復帰もできそーである。

明日からいきなり
生徒指導委員会の会議と
生徒カウンセリングだ。

活きのいい
3年JC軍団が
「待ってました」とばかり、
大挙して雑談･猥談に
来るやもである（笑）。

その爆笑･哄笑の
エネルギーたるや凄まじく、
まさしく、
「箸が転げても笑い転げる」
くらいのヴィヴィットさである。

もっとも、
教師や学校カウンセラーは
こういう子どもたちの
生命力の“おこぼれ”にも
与っているのだろう。

＊＊＊

きのうは
朝8時半に皮膚科に行ったら、
9時開院なのに
もうすでに20人待ちで、
受付で1時間以上かかります、
と告げられた。

仕方なく、
目の前の駐車場に戻って、
新車のダッシュボードに
計器類をどう配置するかで
レイアウトしたり
それぞれを磨いたりで
どーにか時間を潰せた。

待合室では
さらに読書で半時ほど待たされ、
ようやく呼ばれて、
アテロームの排膿処置となった。

診察台に横向きに寝かされて、
腫れあがった患部に
キシロカインの麻酔注射を
打たれた時には、
足の指全部が
そっくり返るほどの激イタで、
思わず「タ～ッ･･･!!」とうなった。

ヾ(>△<)ﾉ彡　ｲﾃﾞｪ～!!

背後で
ホトケのモリちゃんセンセが、
「クスリが入る時が、
イタイんですよねぇ･･･」
と、やさしく同情してくれた。

だから、このシト好き!（笑）。

感触からして、
きっと極細針なのだろうが、
近所の整形外科のジジーは
畳針みたいなブットイ針を
それこそ、ブスーッ!!と突き刺して、
「ウヒョヒョ。ウミいっぱい出た出た!!」
と喜びやがった（笑）。

もう二度とそこには行かず、
前を通るたびに
中指を突き立てている（笑）。

切開して排膿されたら
さすがに痛みは減ったが、
麻酔が切れたら
傷がズキズキ疼きだして
慌てて鎮痛剤を呑んだ。

診療明細を見たら、
「手術料473点」とあったので、
4.730円のプチ･オペだった。

もう同一箇所の発症3回目だから、
さすがに、2ヵ月後には
済生会で3度目の
本格摘出オペをすることにした。

また、
手術室の無影燈の下で
形成外科医たちに囲まれて、
切開、電メス止血、縫合の
切り傷・火傷・刺し傷の
三重苦の痛みを
鎮痛しなくてはならない。

あーあ。
切った貼ったの
ヤクザな人生やなぁ･･･。

　(_ _。) ･･･






将棋ファンが
待ち焦がれていた
「ソータVS渡辺棋王」戦が
朝日杯決勝という大舞台で実現した。

将棋の女神様も
粋なことをしなさるものである。

これも、
ソータの「持ってる」賜物か。

現棋王は
「竜王」9連覇の
「ミスター竜王」で
「永世竜王」と「永世棋王」で、
20期タイトル獲得で
全棋士中の歴代5位である。

ソータの前の
4人目の「中学生棋士」でもあった。

なので、
初手合いはビッグマッチである。

棋王自身の昨日のブログでは
「唯一のチャンスを全く気付かなかった。
藤井七段はそれに気づいていた。
感想戦で、佐藤名人と二人掛かりで
検討しても藤井七段には
先読みされていた。

序盤も理解度が深いし、
弱点が見当たらない･･･。」
と、お手上げの様子だった。

本戦の4戦ともすべて
振り駒で「後手」を引いても、
先手のA級棋士たちの
先制攻撃を交わして
「横綱相撲」で勝ちきった。

いかなる相手、
どんな戦形でも
闘えるのが
「横綱」である。

解説陣の
高見叡王も深浦九段も
「感心よりない」
「どこまで進化するんだろう」
と、まるで、
全米・全豪を制覇した
大坂ナオミへの賞賛と同じ
フレーズを吐いていた。

もっとも、
朝日杯優勝賞金は800万で、
全米優勝は4億2000万円なんで、
二桁違う･･･。(˙◊˙)

ワールドワイド･スポーツと
国内伝統芸の冠大会との差だなぁ･･･。

表彰式後の
師弟のツーショットは微笑ましかったし、
ソータの挨拶スピーチでの
最敬礼も気持ちがよかった。

好きなジャンルで、
「400年にひとりの天才」の
オーラ、カリスマ性を
目の当たりに出来るのは、
生き甲斐と幸せ以外の
なにものでもない。

公式タイトルではないが、
全棋士トーナメント戦で
二連覇の偉業達成をライヴで見て、
半ば冗談で
「もう。今日、死んでもいいや」
と、思ってしまった。

ﾔﾀｧ ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ ｯ!!　　　





今日は3時からテルサで
福大オケの定演があり、
ビゼーの交響曲第1番と
アルルの女第2組曲をやるので
聞いてこようと思っている。

一週間前から
解説書を読んだり
CDを聴いて復習をしていた。

1番は、なんと、
ビゼー17才の習作であるそうな。

マコトニオモロイ氏
(諸井 誠)の『交響曲100選』では、
「なんと爽やかな交響曲だろうか。
　なんと愛らしい音楽だろうか」
と諸手をあげての
大絶賛である。

「ゆるやかな第二楽章、
オーボエ独奏の憂愁には
最高の魅力があるし、
軽快フィナーレの
ロッシーニ風諧謔には
天才の才気が躍動している」

アルルの超有名な『メヌエット』は、
フルートデュオで
幾度か伴奏を担当したので
思い出深い。

やっと病床から抜け出して、
文化的、音楽的な世界に
戻れたことを喜びたい。





なぜだか、
病床にあって
『大草原の小さな家』が
むしょうに読みたかったので、
テルサに行く途中で
コムコムの児童図書館に寄って
借りてこようと思う。

読んだこともなく、
かつてやっていたという
NHKドラマも見てなかったが、
急に読みたくなるって、
何なんだろう･･･。

なんか、
そーいう世界観への憧憬が
ムクムクと湧き起こったのだろうか。

ま、とにかく、
読んでみたら
ワケが解るかもしれない。

隣にあるNHKで
好きな「生」ヒトミちゃんに
邂逅できたらいいなぁ･･･。

面識はないが
福大の後輩のキャスターである。

安南(ベトナム)風相貌と
声が好きなのである（笑）。

新旧揃い踏み

副鼻腔炎に
早めの抗生剤を服用したので、
顔面痛も二日で癒えてくれた。

思えば、
一週間ほど前から、
鼻汁が喉に落ちるのと
膿臭い異臭を
吸気で感じていた。

これは、ひょっとして、
“蓄膿症”に感染したかや?
と勘ぐってたが、
やはりその通りだった。

顔面が痛くなり、
黄色い膿っ洟(ぱな)が出て、
それと確信した。

さすがに、
耳鼻科医はレントゲンの
読影で診断したが･･･。

でも、薬物療法で
通常は完治まで
2～4週間かかるという。

二日で治ったように見えても、
やはり、きっちり、
一週間分の抗生剤と去痰(排膿)剤は
服用したほうがよかろう。

曽野綾子センセが
言わはるように、
「自分の主治医は、自分」
なのであろう。





契約してから、
すったもんだで、
やっとこさ車が来た。

平成19年式の中古車なので
「新車」呼ばわりはできないが、
感心するほどに
外装･内装ともにピッカピカで
14年間一度も洗車しなかった
旧車とは雲泥の「新車」感があった。

「白」は初めてだが、
「パール･ホワイト」という
ラメっぽいキラッとした
白色である。

昭和53年(大学2年)に
亡父に新車で買ってもらった
「初代コルサ」に27年乗って、
平成17年に「ekスポーツ」に
乗り換えた時には、
パワー･ハンドルや
パワー･ウィンドウにさえ
驚いた（笑）。

知人からは
「そりゃ、クルマも進化してますよー」
と笑われたが。

それから、
数年さらに進化して、
今度のムーヴは
「キーレス」に驚いた。

カミさんの
平成30年型バリバリ新車の
アウトランダーもそうだが、
今やもうキーを挿入しないのだ。

それと
軽のくせに、
大型車のアウトランダーに
引けをとらないほどの
フロント奥行き感覚がある。

もっとも、その分、
ボンネット部分が
ekの半分ほどで
エンジン･ルームは
超コンパクトである。

軽は
このショート･フロントが
なんだか正面衝突時に
衝撃吸収部分が少ないので
心理的にオッカナイ。





ナビには
テレビも入るようになり、
DVDも見れるという。

ただし、
旧車のカーステにはあった
カセットデッキがなくなったので、
千本以上もあるテープを
聞けなくなったのは困ったもんだ。

ラジカセを積んで
シガーソケットからコンバーターで
DCコンセントに変換して
聞けばいいのだが･･･。

今の軽は、
もうスペア･タイヤは積んでなく、
トランク･スペースを犠牲にして
リア･シートを驚くほど
広い空間にしている。

どーせ通勤用では
だーれも乗せることなく、
もっぱら車載ギターを
積んでおくくらいだが、
無駄に広いので
車内飯を喰うのには
リビング感覚でいいかもである。

旧車にはなく
憧れていた（笑）
サイドミラー･ウィンカーが
付いてて嬉しかった。

旧車では
ダミーのアクリル･ステッカーを
貼っていた（笑）。

新しい趣向では、
サイドに昔の車にあった
懐かしいプチ三角窓が
オシャレに切られていた。

昔の車は、
この三角窓が開閉し、
飛行機のフラップみたいにして
風を入れたものである。

ムーヴの「カスタムX」なので、
ekスポーツと同じ
センター･インパネ
（instrument panel／計器盤）
仕様になっている。

なので、また、
ステアリング前には
レーダーや計器類を
取り付けようと思う。

今度のナビには
「傾斜計／回転G計」が付いており、
インパネには「外気温」や
「残燃料走行距離」などの
表示が出るので、
ナイト･ドライヴは
より多くの計器読み上げの
「計器飛行」気分が味わえる

まだ、
高速走行してないので、
加速程度や高速安定性は
チェックできていないが、
さすがにスポーツカーだった
ターボ4駆のekには
通常エンジンの2駆では
及ばないだろうとは
想像している。

いい意味で
予想を裏切ってくれると
いいのだが･･･。

今度は、マメに
100円洗車してやろっと（笑）。





ゆんべは10時に寝て、
今朝は5時に目が覚めた。

背中のアテローマ(粉瘤)の
炎症肥大痛以外は
異常感がなく、
朝からブログが書けたので
ようやく平常に戻ってきた感がする。

そんでも、
3ケ所目、5回目の
アテローマは
慣れっこになったとはいえ
まさに西条“オデキ”である（笑）。

神様に
悪性腫瘍を良性腫瘍に
御「奉り替え」頂いてると思わば、
池江リカコちゃんじゃないが、
ありがたい･･･と、
感謝するくらいでないと･･･。

ほんでも、
めっちゃ痛いので、
ダイソーでシマウマのおけつみたいな
馬蹄形した機内用ピローを買ってきて
オデキをドーナツの穴に入れて
ベッド読書している。

＊＊＊

きょうは10時から
ソータの朝日杯「準決勝」戦がある。

＊＊＊

8時半から
近所の皮膚科の
モリちゃんセンセとこに行って、
排膿処置してもらおぅ。

（無題）

今日から出勤･･･
の予定だったが、
おとついから
副鼻腔炎を併発し
顔面痛と倦怠感で
耳鼻科通院でレントゲン、
鼻腔内洗浄、抗生剤治療となった。





かかりつけの
S医院が木曜定休で
行ったら閉ってたので、
仕方なく近所にある
新しいM医院に初めて行ってみた。

叔母やネットの評判がいいので、
どんなもんだろう･･･と、
新奇好きの好奇心丸出しで
初医院を味わってみた。

Sセンセんとこは
いっつもヒマだから、
待ち時間５分以内が常だが、
いや～、待たされた、待たされた、
1時間数十分は苦痛の部類である。

なので、
ここは初診以外は
時間予約制があるそうな。

事務や看護スタッフも多くって
ざっと6、7人いた。

Sセンセんとこは
たしかスタッフは
二人だけだった。

耳鼻科で
レントゲン撮られたのは、
大学生の頃の
肥厚性鼻炎の手術以来である。

Sセンセんとこでは、
副鼻腔炎で一々
レントゲン撮らんもんね（笑）。

吸入やって、
クスリもらって
はいオワリで15分くらい。

アクセス･タイムとしては
快適の部類である（笑）。

でも、
よくレントゲン撮られるT歯科の
センセに言わせると、
１年に一回くらい撮ってた方が
稀に腫瘍が見つかって
助かる人がいるそうな。

そうなんかなぁ･･･と、
変に納得しちまった。

なので、
40年ぶりに
鼻レントゲン撮って、
腫瘍はなさそうだったので
安心にはなった。
(ちっちゃなハナタケは生えてた･･･笑）。

ドクターから
「蓄膿症だねぃ」
と言われて、
「えっ?
副鼻腔炎じゃないんですか?」
と質したら、
「蓄膿症というのは俗称で、
副鼻腔炎は医療用語なんですよ」
と言われて驚いた。

今まで、
まったく別もんと思ってた（笑）。

レントゲン画像には
右っ側は明るく、
左っ側が暗く写ってた。

つまり、
膿が溜まってるからという。

なるほど。
素人目にもよく判る。

そして、
ついでに、
「強度の鼻中核湾曲症だねぃ」
と言われた。

「大学時代の
肥厚性鼻炎手術の時にも
言われてたので、
知ってたんですけど、
恐くて手術できなかったんです」
と言うと
「そうだろうね。
みんな、そうだから･･･」
と残念そうにドクター。

そのせいで
副鼻腔炎になるんだよ、
と言いたげであったが、
その説明用紙にも
しっかり原因になっていた。

「Sセンセところは
木曜休診なんですよね」
と、事情を察してか、
代打診療をあまり
快く思われてなかったような
ドクターの口ぶり･態度だった。

やっぱ、
そーいうもんなのかなー･･･と、
患者は痛むホッペタを
おさえながら会計を済ました。





きのうが納車予定だったが、
行ってみたら
二人車屋さんの二人っとも不在で、
あらま･･･だった。

(_ _。) ｶﾞｸｯ

シャチョーに
ケータイしたら、
ETCの切り替えに不具合があって、
今、業者で、読み込み作業してるので
明日になるとのことだった。

あらま･･･。

(o*｡_｡)o ｶﾞｸｯ･･･

せっかく
取りに来たのにぃ･･･。

仕方なく、目の前の
「ご成約車」の
下げ札を
“撮って”だけきた。





きのう
アマゾンから届いた
中島義道(よしみ)っつぁんの
新刊「哲学エッセイ」が面白くて
一気読みしてしまった。

ここん処、
ずっと物語･小説づいていたので、
久しぶりの実用書で新鮮だった。

そして、
長年の疑問である、
「なぜ「私」の身体に
「私」という意識が生じたのか」
という問題と
真っ向から取り組んでいて、
「死」に関しては
驚くような結論が語られ
衝撃を受けた。

----はじめから無であるものは、
　　さらに無にはなれない----

というテーゼが、
時間論、存在論、認識論、
から懇切丁寧に説明されて
反論の余地がなかった。

義道さんは
強固の偏屈だが、何物にも媚びず、
一本芯の通った爺様なので
信頼してこれまで
数十冊を読んできた。

唯一、慣れ親しんでいる
哲学者である。

これにインスパイアされて、
書庫にあった脳科学者の
『私は脳のどこにあるのか』を
再読してみたくなった。

この療養中に、
なにか新しき良きことが、
始まりそうな予感を
漠然と抱いていたが、
「私」「時間」「存在」「宇宙」
という形而上的な命題と
もいちど正面から真摯に向き合って、
自分なりの納得がいくように
追求してみたい意欲を
新刊書が湧かせてくれた。

納車日

午後から
車を乗り換えるので、
最後に今の車のコクピットを
一枚撮影しておいた。

14年間、
無事故とはいかなかったが、
この5年は無事故だったので
久しぶりにゴールド免許に戻った。

普通車の新車に27年乗り、
そして中古軽に14年乗った。

軽でもターボ4駆の
スポーツ車だったので、
高速でも何の不足もなく
よく走ってくれた。

きのうのうちに
トランク内の備品を下ろして、
夏タイヤとフミの廃棄ホイルを乗せ、
最後に神棚から御神酒さんを下ろして
車に吹きかけて
14年間お世話になった
お礼を申し上げた。

自分なりの
愛車の廃車儀式であった。





ドアステップや
後輪のタイヤハウスには
高速の塩カルによる
錆腐食が拡がっていた。

前の車では、
こういうのも一々修理にだして
コーキングして27年も乗ったが、
さすがに今回は14年目で
廃車となった。

購入以来、
見事に一度も
洗車していないから、
車には申し訳なかった。

走行距離は
27万㎞である。

前の車は
メーターがひと回りして、
「000000」にリセットされた（笑）。

今度も
中古の軽で、
すべて車屋さんにお任せで、
好みも要望も何もなく
ただ安くて走ればいいや、
で購入した。

車への「愛」も「お金」も、
一台目にすべて注いだので、
もう二台目以降は
「脚」であればいい。





きょうもオフ日なので、
朝目が覚めたら
廊下のトイレ前に
バレン･チョコが置かれていた。

６時半には
出勤してしまう
カミさんが、
寝ている間に
置いていったようだ。

カレンダーを見たら、
しっかり２月14日だった。

二週間ちかく
療養生活していたので、
日にち曜日の観念がすっとび、
人格もすこし崩壊しかけている（笑）。

なにせ、
ひがな一日、
ベッドに伏して
本読んだり、映画見たりばっかりしていた。

いずれ、
学校仕事がまったくなくなったら、
毎日、こんな風に
駄々羅に過ごすのだろうか･･･と、
ちらと考えたら
「ブランク(空白)恐怖症」を
想像してしまった。

中島らもの
『牢屋でやせるダイエット』では、
大麻で捕まった時に、
牢屋でやることがなく、
圧倒的な無為の時間に
押し潰されそうになったという。

自分は辛うじて作家なので
読書でそれらの時間を潰すことが出来たが、
それができない人たちは
どーしたものかと想像するだに恐ろしい、
とあった。

そして、敷衍して、
人生も牢屋と同じでは･･･という。

時折、
その言葉を思い出す。

「暇を潰す」というのは、
不遜な言い方かもしれないが、
退屈と無為な日々に圧倒される、
という感覚はわからないでもない。

もう、
子どもの頃のように、
あれへもこれへも
ときめきがやまず
世界が輝いては見えない。

･･････

久しぶりの長患い。
新しい白い車。
年度末。
新春。
新元号。
ファイナル･リサイタル。

今まさに、
「死と再生」のイニシェーションの
渦中にあるのだと
自覚している。

古いものが死に、
新しく生まれ変わる。

老人としての自覚。
混沌とした時代を生きている
現代人としての自覚。

人生の終楽章を〆るべく
最後の踏ん張り時。

懸命に、美しく、
弾き遂せたいものである。




またまた、
左の背中が腫れて、
直径5センチほど隆起している。

今度もまた、
粉瘤でなく毛嚢炎っぽいが、
痛さは変わらない。

カミさんに
消炎剤をせっせと
塗ってもらっている。

今朝、起きがけに
鼻づまりしたので
思い切り洟をかんだら
真っ黄色で驚いた。

ヽ(゜○゜；)ノ

ゆんべ、
なんだか右の頬っぺた内が
鈍痛で気になってたが、
こりゃ副鼻腔炎だわ。

はちゃ～。

(;_;)

踏んだり蹴ったり。
泣きっつらに蜂･･･だなぁ、
こりゃ。

バイオリズムの
どつぼ期なのかも･･･。

こんなんで、
明日から
職場復帰できるのかしらん。

ε= (•̀ .̫ •̀; )