きのうは
久しぶりに給食カレーを
味わってきた。
おこちゃま向きの味付けなので、
持参しているスパイス類
(ケイジャン、ガラムマサラ)や
そばつゆなどで味を改変し
自分好みにしてやっている。
牛乳も
まんま飲むのは好きじゃないので、
ブラックコーヒーを
ペットボトルに入れて持参して、
カフェオレにして飲んでいる。
味変もコーヒーも
生徒には内緒で
気付かれないようにはしているが・・・(笑)。
仕事から帰宅したら
吾妻ひでおの『不条理日記』が
届いていた。
ギャグマンガ家は、
無限にギャグを捻り出せないので、
メンタルを病む人が多いというが、
吾妻ひでおも御多分に漏れず、
アル中や鬱を病んで
早死にした。
2021年の
世界の「幸福度ランキング」で、
日本は57位だったという。
コロナ禍にあって、
現在、100万人の死者数を突破した
アメリカの19位をはじめ、
軒並み10万人を超えている
英仏伊でも日本より
上位にあるが、
これは国情云々よりも
個人の「自己肯定感」などを
調査したものである。
2010年と2017年の
比較データがあるが、
日本はコロナ禍以前でも、
「Low Self Esteem」
(低自己評価)群が
過半数いるということである。
このことは、
教育臨床の心理査定でも
大事な基礎概念で、
不登校やうつ病などの
リスク・ファクターにもなっている。
フランクルの実存療法に基づいた
PIL(生き甲斐テスト)でも、
最近の子どもたちは
低い傾向にある。
日本はGDPが落ちたとはいえ、
未だに世界第三位の
裕福国家のはずである。
にも、かかわらず、
半数以上の人たちが
「生きていて楽しくない」
「自分に価値がない」
と思っているのは、
由々しきことである。
「自己評価」という
パラメータだけを注目すれば、
「米中韓」に劣った
脆弱なメンタル構造といえる。
自分を無価値と思う人は、
他責的になったり、
足を引っ張ることに
向きやすい。
それが、
ネットでは誹謗中傷や
炎上という
非生産的で愚かしい
コミットメントとして現れる。
ロシアの起こした戦争の
「バタフライ効果」で、
世界経済が悪化し、
日本でもこの4月から
食料品からガソリン価格まで
軒並み値上がりしている。
今朝の朝刊では、
平均的家庭で、
5000円/月の負担増
という試算である。
それなのに、
ここ何十年も
給与水準は一向に
改善していない。
物価は値上がりし、
所得は頭打ちだと、
「stagnation(景気停滞)」と
「inflation(インフレーション)」
の合成語で
「スタグフレーション」という。
身も蓋もなく
解り易く言えば、
段々ビンボーに陥っている、
ということである。
このままだと、
この列島国は「劣等国」になり下がり、
富裕国が当たり前にできることが、
出来なくなるようになるかもしれない。
1990年から30年間をみても、
給与水準が横ばいなのは、
「変化」を嫌う、
「既得権益」にしがみつく、
という日本人のメンタリティが
自公政権の独裁体制を許し
結果として
発展を妨げているように見える。
*********
子どもに対する
「親の権威度」の調査では、
やはり、他国に比べて、
日本はそれが低い。
この事は、
昭和の末期頃から言われていた
「父性性」の喪失
という現象が
より顕著になってきた
ということである。
それは、
「頑固オヤジ」が減った、
というような単純なことではなく、
家庭内において
「ダメなものはダメ」
「ならぬ事はならぬ」
という父性原理が
機能しなくなってきた、
という事なのある。
子どもの健全な成長にとって、
「インヒビター(阻害者)」的な機能は、
時に、必要なもので、
【不退転の壁になる】
という存在が、
家庭や社会になくなってしまうと、
子どもは不安に陥ったり、
「一線を越えてしまう」事件を
起こす事にもなる。
死別・生別で
父親を喪失した家庭児を
相当数カウンセリングしてきたが、
中には、
IQが130以上ありながら
自己肯定感が低かったり、
希死念慮や他害衝動を抱く子も
少なからずいた。
この事は、
知性や母性のみでは、
健常発達と社会適応が
難しいという事を
示しているように思われる。
久しぶりに給食カレーを
味わってきた。
おこちゃま向きの味付けなので、
持参しているスパイス類
(ケイジャン、ガラムマサラ)や
そばつゆなどで味を改変し
自分好みにしてやっている。
牛乳も
まんま飲むのは好きじゃないので、
ブラックコーヒーを
ペットボトルに入れて持参して、
カフェオレにして飲んでいる。
味変もコーヒーも
生徒には内緒で
気付かれないようにはしているが・・・(笑)。
仕事から帰宅したら
吾妻ひでおの『不条理日記』が
届いていた。
ギャグマンガ家は、
無限にギャグを捻り出せないので、
メンタルを病む人が多いというが、
吾妻ひでおも御多分に漏れず、
アル中や鬱を病んで
早死にした。
2021年の
世界の「幸福度ランキング」で、
日本は57位だったという。
コロナ禍にあって、
現在、100万人の死者数を突破した
アメリカの19位をはじめ、
軒並み10万人を超えている
英仏伊でも日本より
上位にあるが、
これは国情云々よりも
個人の「自己肯定感」などを
調査したものである。
2010年と2017年の
比較データがあるが、
日本はコロナ禍以前でも、
「Low Self Esteem」
(低自己評価)群が
過半数いるということである。
このことは、
教育臨床の心理査定でも
大事な基礎概念で、
不登校やうつ病などの
リスク・ファクターにもなっている。
フランクルの実存療法に基づいた
PIL(生き甲斐テスト)でも、
最近の子どもたちは
低い傾向にある。
日本はGDPが落ちたとはいえ、
未だに世界第三位の
裕福国家のはずである。
にも、かかわらず、
半数以上の人たちが
「生きていて楽しくない」
「自分に価値がない」
と思っているのは、
由々しきことである。
「自己評価」という
パラメータだけを注目すれば、
「米中韓」に劣った
脆弱なメンタル構造といえる。
自分を無価値と思う人は、
他責的になったり、
足を引っ張ることに
向きやすい。
それが、
ネットでは誹謗中傷や
炎上という
非生産的で愚かしい
コミットメントとして現れる。
ロシアの起こした戦争の
「バタフライ効果」で、
世界経済が悪化し、
日本でもこの4月から
食料品からガソリン価格まで
軒並み値上がりしている。
今朝の朝刊では、
平均的家庭で、
5000円/月の負担増
という試算である。
それなのに、
ここ何十年も
給与水準は一向に
改善していない。
物価は値上がりし、
所得は頭打ちだと、
「stagnation(景気停滞)」と
「inflation(インフレーション)」
の合成語で
「スタグフレーション」という。
身も蓋もなく
解り易く言えば、
段々ビンボーに陥っている、
ということである。
このままだと、
この列島国は「劣等国」になり下がり、
富裕国が当たり前にできることが、
出来なくなるようになるかもしれない。
1990年から30年間をみても、
給与水準が横ばいなのは、
「変化」を嫌う、
「既得権益」にしがみつく、
という日本人のメンタリティが
自公政権の独裁体制を許し
結果として
発展を妨げているように見える。
*********
子どもに対する
「親の権威度」の調査では、
やはり、他国に比べて、
日本はそれが低い。
この事は、
昭和の末期頃から言われていた
「父性性」の喪失
という現象が
より顕著になってきた
ということである。
それは、
「頑固オヤジ」が減った、
というような単純なことではなく、
家庭内において
「ダメなものはダメ」
「ならぬ事はならぬ」
という父性原理が
機能しなくなってきた、
という事なのある。
子どもの健全な成長にとって、
「インヒビター(阻害者)」的な機能は、
時に、必要なもので、
【不退転の壁になる】
という存在が、
家庭や社会になくなってしまうと、
子どもは不安に陥ったり、
「一線を越えてしまう」事件を
起こす事にもなる。
死別・生別で
父親を喪失した家庭児を
相当数カウンセリングしてきたが、
中には、
IQが130以上ありながら
自己肯定感が低かったり、
希死念慮や他害衝動を抱く子も
少なからずいた。
この事は、
知性や母性のみでは、
健常発達と社会適応が
難しいという事を
示しているように思われる。