報恩坊の怪しい偽作家!

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“私立探偵 愛原学” 探偵とバイオハザード編について

2016-06-30 23:09:08 | 私立探偵 愛原学シリーズ
 愛原学と高橋正義のコンビが、とある日本の地方都市を舞台にした“バイオハザード”?に巻き込まれた話、ついに第2章に入りました。
 ここまでで、そもそも某県の霧生市という所はどんな所かを御紹介したいと思います。
 名前の読みはきりゅう市です。
 同じ読みの町が群馬県にありますが、そちらの桐生市とは全く関係ありません。
 位置関係について、愛原達はヒントを言っています。
 彼らは東京からの高速バスで、この町に来たそうです。
 東京から高速バスで来られる所ということで、まず北海道と沖縄は除外されました。
 また、九州地方の福岡県より南も無くなりました。
 離島でもなくなったわけですね。
 それに、霧生市の立地条件について、既に明かされているものは、
『県自体がそもそも内陸部にあって、霧生市もまた四方八方を山に囲まれている』
 ということです。
 町と外界を結ぶ交通機関は、高規格の県道のみです。
 どんな地方都市でも国道の1本は通っていると思われますが、国道については何の言及もされていません。
 高規格の……つまり、国道に匹敵する規格の県道があるだけ。
 愛原達の乗ってきた高速バスも、この県道を通ったのでしょう。
 さすがにその県道は、国道や高速道路とは繋がっているでしょうが……。

 鉄道はJRが通っておらず、霧生電鉄という名の私鉄が町の東西を走っているだけ。
 それも、市中心部が起点ではなく、山の東西を結ぶという変わった私鉄です。
 電車は2両編成の電車が20分おきに行ったり来たり……。
 朝夕のラッシュ時には4両編成となって、もう少し本数も増えるとのことですが……。
 原案の方に警察署または市役所、そして市民病院(総合病院)をステージ候補として挙げていましたが、それはボツとさせて頂きました。
 それらは町の中心部にあり、“バイオハザード”シリーズの主人公を張れる猛者達はその中を戦い抜けるのでしょうが、非力な一般人である愛原達がいつまでもそこに留まることはしないだろうと思ったからです。
 元々、ゾンビに囲まれて窮地に陥った愛原達を警察官(高木巡査長)が助けるという案があった為、そこまでまず市役所ステージは無くなりました。
 市役所の市長室で、市長の口から驚くべきことが語られる……というのは安直だろうと思いました。
 一刻も早く町から脱出したい愛原達が、のんきに市長と話をしている場合ではないと思ったからです。
 また、警察署ステージについても、警察官としては、助けた一般人を警察署よりも病院へ送り届ける方が自然だろうと思いました。
 病院ステージをボツにしたのは、病院で真相が明らかになりそうになった為、まだ第2章の時点で真相を知るには早いと思い、全焼させました。

 そういうわけで予定しているのは、第2章を霧生電鉄霞台団地駅、第3章を大山寺という名の大寺院としています。
 え?大山寺は何宗かって?【お察しください】。ま、まあ……やっぱり、法華系でしょうなぁ……。

 霧生市の町の規模は愛原曰く、「そこそこ大きい」ということですが、まあ、町を東西に走る霧生電鉄の輸送密度を見れば、そんなに都会ではないことがお分かり頂けるかと。
 霧生電鉄にモデルは殆ど無い、オリジナルのネタですが、仙台市地下鉄東西線や北神急行電鉄、野岩鉄道会津鬼怒川線は意識しました。
 長い山岳トンネルがある、山岳トンネルの中に駅がある、高架線を走っていたと思ったら急に山岳トンネルに入ってトンネル内の駅に到着するという共通点です。
 さてさて、愛原達は山岳トンネル駅で何と遭遇するのでしょうか?
 この第2章では、少なくとも、町に何が起こったのかは取りあえず分かるような流れで書いていきたいと思います。
コメント (2)
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