季節の花と言葉の花束

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季節の花「繁縷 (はこべ)」

2016-01-10 03:30:41 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)


「人間としてどう生きるか」


成人式を迎えて、大人の仲間入りをしたと

いうことは、自分が一つの方向を定めて、

それに向かって自ら歩いてゆくということ

なのです。

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春の七草「繁縷 (はこべ)」

春の七草の一つ。
・春、道ばたでよく見かける。
・すごく小さく白い5弁花。
 (さらにそれが2裂するので
  10弁花に見える)

・春の七草では「はこべら」、
 千曲川旅情の歌では
 「はこべ」の名で登場する。
・茎は地上をぐるりと這う。

・タンパク質、
 ビタミンB,Cなどに富む。
 昔は食用にしていた。
 また、これを炒った粉に
 塩を混ぜて
 歯磨き粉としても用いた。

・昔の
 「はびこりめむら(蔓延芽叢)」
 が変化して 
 「はこべら」になった、
 という説がある。
 また、茎がよくはびこり、
 種が落ちると
 その年のうちに芽が出て
 繁茂することから、ともいわれる。

・漢字の「繁縷」は漢名。
 茎の中に目立つ筋(縷(る))が
 あることから。


・島崎藤村の
 「小諸なる古城のほとり」
 には繁縷が登場する。
  「小諸なる古城のほとり
   雲白く遊子悲しむ
   緑なす繁縷は萌えず
   若草も藉(し)くに
   よしなし」

・別名
 「朝しらげ」
 (「日出草」とも書く)
   朝日が当たると
   花が開くことから”朝開け”
   それが変化して”朝しらげ”。

・よく似た品種に
 「牛繁縷(うしはこべ)」がある。
 葉っぱはしわしわ。
 花柱は5個
 (「繁縷」の花柱は3個)。
 とても見分けにくい。
 ここでは「繁縷」として
 1ページにしました。


・「カナリヤの
  餌に束ねたる はこべかな」
   正岡子規


(季節の花300より)



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