人生日訓(598)
「ひとの言葉をきく」
孔子も六十にして耳順うと言っている。人間も六十以上になると、他人の言葉
を素直に聞こうとする気持ちになると思われる。仏教では知識の強い、そして
知恵のあることを「多聞」つまり、多く菊と言っている。ニュースを聞くだけ
ではなく、世間の音をよく聞いて下さるのが「観世音菩薩」だと聞いている。
耳を育て、養うことが人間知性の滋養分である。
先輩の写真集
安藤イナオ氏花の世界・バラ編
============================
2月に咲いている花「節分草」
2月頃に咲く山野草。 節分の頃から咲き始めるので この名前になったと思われるが、 東京では少しあとの 2月中旬頃から 開花することが多い。 ・白い小さな5弁花。 ・石灰岩地で多く咲くらしい。 関東だと、秩父の武甲山あたり。 ・片栗と同じように、 林の中が明るい(木々の葉っぱが まだ茂っていない)春の短期間 にだけ姿をあらわす「春植物」♪ 花のあとで実をつけ、 4~5月頃には 地下部を残して 地上からは姿を消す。 ★<節分の豆まきの由来、その他> 節分=2月3日頃 平安時代の宇多天皇の頃、 京の都に乱入しようとした 「鞍馬山の鬼神」を、 三石三斗の豆を煎って投げて、 目をつぶして追い払った という話があった。 このことから、 家中の厄を払い 福を呼び入れるために 豆まきをするという風習が 広まった。 (豆は、ふつう大豆を使う) 「鬼は外♪ 福は内♪」 ・「年の数だけまいて食べる」 という風習もある。 ・豆のかわりに、 カラつきのピーナッツを投げて 投げ終わったら カラをむいて食べる、 という方法もある(汚れない)。 ・節分(2月3日頃)の日の夜に、 「恵方(えほう:その年の めでたい方向のこと。 年神様(としがみさま) または 歳徳神(としとくじん)の つかさどる方角)」 の方角に向かって 太巻き寿司を食べると、 福を呼べるらしい。 ”恵方巻き(えほうまき)” ”恵方寿司(えほうずし)” (巻き寿司 → 福を巻き込む) ・柊(ひいらぎ)の枝、 扉(とべら)の枝、 の風習もある。 ちなみに 「立春(りっしゅん)」は 節分の翌日(2月4日頃)♪
(季節の花300)